2007年04月03日
明日から開催されるニューヨーク・オートショウにおいて、日産がインフィニティG37クーペ、つまり次期スカイラインクーペを公開するそうです。果たして、昨年のデトロイト・モーターショウで提示されたコンセプトモデルのテイストをどこまで受け継いでいるのか、非常に興味深いですね。
さしてスカイラインファンでもない私がこのモデルについて度々言及してきたのは、2ドアクーペの復権を目論む上でスカイラインクーペこそがそのターニングポイントになるのではないかと推測しているからです。RX-7やスープラなどのハイパワーマシンの復活も重要なのですが、同じ2ドアクーペでもレーシーなスポーツカーと優雅なGTカーでは趣が大分異なります。私は究極的には後者の方が好みなので、洗練度を格段に高めた今回のスカイラインクーペの登場には期待するところが大きいのです。こういうモデルの存在を知ることで「無駄を許容することの格好良さ」というものに多くの人が気付いてくれる(思い出してくれる)なら、クーペ市場は必ずや蘇ることでしょう。
ミニバンや軽自動車が好きな人達にとって今は選り取り見取りの時代ですが、優雅なクーペやスポーツカーが好きな人達にとって、現状は選択肢がすごく限られてしまうという点で悲惨とさえ言えます。次期スカイラインクーペに関しては、機械としての性能はもちろんのこと、そういう状況を打破してくれるだけの魅力が充分に具わっていることを、今は心から願いたいですね。
Posted at 2007/04/03 02:03:05 | |
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車 | 日記
2007年04月02日
先月末にホンダから新型シビック・タイプRが発売されました。去年のアナウンス通りラインナップは4ドアセダンのみであり、欧州で販売されているハッチバックモデルの導入は当面未定のようです。実力派のスポーツセダンが増えることは誠に喜ばしいのですが、主流のハッチバックモデルが本国日本で販売されないという事実には、一抹の寂しさを覚えてしまいます。「どうせこの国ではスポーツカーなんて売れないのだから」…そんな考えが露呈している気がしてなりません。もっとも、私の周囲では「3ドアハッチなら良かったのに」という意見の方が圧倒的に多いのですけどね。
エンジンに関しても、出力が225psもあるのは良いのですが、最大トルク21.9kg-mが6100rpmで発生するというスペックには些か疑問を感じます。高回転型といえば聞こえは良いものの、我が白兎が同じ2Lながら僅か1800回転で28kg-mを発揮することを考えれば「そんなに回して何をしてるの?」と思わざるをえません。今時の欧州製スポーツカーは、殆どの場合が極低速域で最大トルクを発生させ、それを高回転域まで維持するというフラットトルク性を重視していますし、国産でもランエボやインプレッサなどはその傾向が顕著です。つまり、高回転域でしか実力が発揮できないエンジンなどパフォーマンス的には今や劣等の部類に属するのであり、官能性の追求という点以外にメリットが見出しにくいのです。フェラーリやアストン・マーチンのように官能性だけでなく出力も桁外れならともかく、あるいはS2000やインテグラ・タイプRのように精神的高揚を楽しむための純粋なスポーツモデルならともかく、いくら細部が徹底的にチューニングされているとはいえ、基本的には実用性を重視したセダンタイプの車(しかもデザインが幾分野暮ったい)にこのようなエンジンを搭載して、果たして説得力があると言えるのでしょうか。また、どんなに素晴らしい運動性能を具えているとしても、「本家のハッチバックモデルが存在するにも関わらず、無難な4ドアセダンしか販売しない」という完全にビジネス的な妥協を反映したモデルに対して、人々が憧れや羨望の眼差しを向けたりするのでしょうか。私には、その疑念を拭う事ができません。
この辺に関しては、これからの売れ行きによってある程度の回答が得られるかと思います。できることならホンダには、我が国のスポーツカー好きが何を待ち望んでいるのか、今一度検討し直して欲しいものですね。
Posted at 2007/04/02 04:48:18 | |
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車 | 日記
2007年04月01日
しかし、本当にこんなことがあるとは思いませんでした。しかも、それが自分の身に起こるとは…。先日、とある抽選に応募したのですが、何と一等に当たってしまい、ポルシェ・ケイマン(Sではない)をゲットすることになりました。応募していたことすら忘れていただけに、この朗報には心底驚かされました。納車はかなり先になる見込みですが、いずれはGTIと共に趣味と実用の両輪となって活躍してくれるかと思います。
ケイマンといえば、その素性に関して既に各方面から絶賛を受けているモデルであり、場合によっては「911以上」と評されるほど運動性能に優れているようです。RRという制約の多いモデルを長年造り続けてきたポルシェが、スポーツカーのセオリーであるMR方式のモデルを真剣に造れば、それは良い物が出来て当然だと言えるでしょう。私のような古典的な車好きからすれば、911は少々神聖過ぎて所有欲が沸きにくいところでもあります(MTが下手な私ですから、そもそも乗る資格が無いのですが…)。それに比べるとケイマンは、ボクスター程ではないにしてもカジュアルさやフレンドリーさに満ちていて、デビュー当時から非常に興味がありました。一応ポルシェではあるものの、そんなことを気にせずATでひたすら楽しく流せる車…。それが、私がケイマンに抱いているイメージでした。果たしてそのイメージが正しいのかどうか、いずれじっくり検分するつもりです。
維持費の問題もありますが、せっかくの僥倖ですから、取り合えずそんなことは気にするべきではないのでしょうね。あの銀色の精密機械が我が家にやってくる日を、今は心から待ちたいと思っています。
さて、ここで質問です。
今日は何の日でしょう?
Posted at 2007/04/01 02:18:19 | |
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車 | 日記