2007年11月24日
終わりに (バックミュージックはインディジョーンズのテーマで)
テスターのウニマットさんに感謝します。彼がテスターを引き受けてくれなければ、熊猫印の補助ブレースは形になっていたかどうか・・・それに購入して頂いた皆様に感謝申し上げます。更にこんなくだらない屑ブログ記事を読んで頂いた方に感謝致します。
11月現在12セットの出荷が出来た事は、ある意味成功半面失敗だったと考えております。メーカーの”吊るし”が決して最高・最良では無く、無闇に改造する事だけが良いのでは無いという事については、自分のコンセプトを持って進めている事(独りよがりかも・・)が必要で実行してきたという事を理解頂けたら成功です。反面失敗だったというのは、もっと多くの人に理解頂けたらと思っています。
私がコペンを選んだのは、経済面が第一です。イタリアやドイツのメーカーの自動車を惜しげもなく次々と購入出来る経済力は有りません。また、国産車でも維持をしていく事を考えての結論です。一瞬の間保有する事は出来えても、長く保有する事を考えれば、選択の余地は余り有りませんでした。最後まで残ったのは、やっぱりロードスター(NC)でした。しかし、任意保険の金額は、私にとって断念するに値しました。素で乗るのであればあるいは・・・結果論ですが、コペンにして正解だったと思ってます(思いたい)。
見た目はノーマルでATでも、そこそこ愉しい車、ずっと一緒に居られる車が私にとってはコペンでした。それに前後のデザインが一緒というコンセプトは未だに痺れます。屋根を下ろしたら外と繋がる開放感はワンボックス車には味わえないものですし箱車にも味わえない、麻薬の様な嗜好性の強さにも痺れます。そんな車を自分が思っている様に変えていく事は、自分に趣味を与えてくれました。
『自分で作り出す』真似です、先駆者います、でも、私に忘れていたモノに拘る事を教えてくれたと思っています。
失敗だったと思えるのは、未だに焼肉食べに行けない事、いえいえ、商業的には全く成功していない事でしょうか(笑 投資しただけのものが返ってきていない事が事実ですが、そこまでする方が悪いのが事実でしょう(笑
成功だったと思えるのは、12名の熊猫印の補助ブレースにお金を出して頂いた方々が、喜んで(一部車酔いも発生した様ですが)頂けた事です。乗り心地を変えるという事はどういう事であり、愉しくするための毒針を打って頂いたという事です。北海道から鹿児島までの方々が喜んで頂けた事実は忘れません。オフ会するには範囲が広すぎますが、何時か何処かでお会いできれば幸いですし、新たなパーツを皆さんの中から作られたら最高です。
コペンほど、中途半端な気持ちで購入する人が少ない車も軽自動車・普通車を含めても珍しい部類に入るでしょうし、老若男女問わずに”惚れて”購入する車も珍しいと思います。そんな車に出会えた事に感謝します、ダイハツさんっ!
参考文献:
1.ダイハツ工業㈱ コペン修理書LA-L880K
2.㈱学習研究社 コペン専科
3.㈱ニューズ出版 ハイパーレブVol.99,114
4.ダイハツ工業㈱ コペンカタログ
Special thanks
お名前 シリアルNo バージョン・他
1.unimat3812さん 001 試作→量産テスター・零式
2.青嶺さん 002 零壱式
3.銃孤さん 004 零壱式 ※後設計変更 →零弐式
4.赤ひろさん 005 零弐式 ※SP
5.ユーワさん 006 零弐式
6.キャスさん 008 零弐式
7.南のコペラ-さん 010 零弐式
8.シオカプちゃん --- 量産ブレース製作者
9.ブンちゃん --- 応用力学計算担当
熊猫印補助ブレース分布図
県名 シリアルナンバー
1.北海道:005 *
2.岩手 :002 *
3.山形 :001 *
4.神奈川:003
5.茨城 :004 *
6.埼玉 :006 *・007 *(mixi)
7.新潟県:008 *
8.兵庫 :009
9.鹿児島:010 *
10.三重 :011 *(予定) アスランさん
11.京都 :012 *(予定) TAX(税)さん
12.栃木 :013
完
Posted at 2007/11/24 07:06:26 | |
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熊猫印補助ブレース開発 | 日記
2007年11月24日
長々と書きましたが、これが開発から12セット販売するまでの全てです。
忘れっぽいので何処かに書き留めておかないとという気持ちが、このシリーズを書かせたのです。H○SさんとかKMさんなどでは、もっと面白いねたが転がっているのでしょうね。
仕事と遊び。この違いは歴然としていてますが、今回は遊びから始まった延長戦みたいなものです。でも結構真剣に計算しているところは、しっかりやりましたがつまんないので省きました。
これが自動車開発だったら、どんな事に成っているのだろうと考えれば何万倍できかないのかななどと想像して止みません。熊猫印と違って、無くても良い訳でなく・コスト・スペース・時間等の制約が追加されるのですから。
ロドスタ(NA6)の話があちこちに散らばってますが、それだけ今でも心の残る名機(あばたもえくぼ状態?)だったのだろうと思います。『人馬一体』というキャッチコピーも真に的を得ていたと思います。
では、コペでは?『唯一無二』といいたいです。本当は『人馬一体』を使用したいところですが、ロドスタと被ってしまうので、これにしたいと思います。ABC無き後、あえて孤独な土俵に発売した判断は、エンドユーザーの私に愉しさを与えてくれました。
色々な人は色々なことをいいます。FRだったら・剛性が高かったら・デザインがファニーすぎる・3気筒だったら・・・などと、ればたらいっていたらコペンは発売出来たのでしょうか?未だバブルの影がある日本で発売されたのでしょうか?
答えはNOだったでしょう。4WDのシャーシを流用したらアクティブトップは収納出来ない可能性の方が高いでしょうし、一からやり直しになった場合は経営サイドからNGが出る前に発売までの期間が無かったでしょう。
それよりなにより、3万台売れた理由にFF車だからという事はいえなかったでしょうか?北海道から沖縄までの縦に長い日本列島で老若男女が購入出来たのはFF車だったからというのも理由の一つではないでしょうか。
本当に発売されて感謝したいのはユーザーなのかもしれません。
最後にで私が心に抱いているコペンの10の疑問を書いて終わりにしたいと思います。
1.クロス型のブレースを何故に囲み型にしなかったのか
2.サイドシルの補強をもっと追加しなかったのか
3.リアの補強は殆ど手をつけなかったのは何故か
4.カップホルダーを1個(走行中は使えない)だけは何故か
5.リアタイヤハウス内の砂溜り対策は何故行わなかったか
6.エアディフレクタ-の形状はデザイン優先ではなかったのか
7.純正のタイヤ性能に頼りすぎてないか
8.エアクリーナーケースの形状は何故に性能をダウンさせる様な形状のか
9.カムヘッド上にエンジンカバーを付けたのは何故か
10.マフラーをセンター1本出しにしなかったのか
私見的には殆どの疑問に自分なりの回答はあるのですが、開発したメーカーさんに聞いてみたい内容です(訊く機会は無いでしょうが)。
最後に唯一無二の愉しい車を作ってくれたダイハツさんに敬意を表すると共に12人の猛者の方々に感謝しながら終わりたいと思います。
以上 2007.11.24 nylon
Posted at 2007/11/24 07:01:28 | |
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