顧客囲い込みと言った場合、残価型ローンやメンテナンスパックよりも「ポイントサービス」のイメージが強いのではないだろうか。
ポイントサービスを導入している企業に対して行ったアンケートで、囲い込みに効果があると回答している割合は、実に89%にもなる。
約9割の企業でポイントサービスは、囲い込みに効果的としているのだが、中販店が導入する場合の成功ポイントをじっくり考えたい。
ポイントサービスの本質は、スイッチング(取引を他社に切り替える)コストを顧客に意識させることで、継続取引を実現させることだ。つまり、ある程度ポイントが貯まることによって、他店で買えば「損をする・負担がかかる」ということを分からせることが必要である。
したがって、ポイントが順調に貯まるポイントサービスでなければならないのだ。ところが、中販店でポイントが貯まるような取引頻度があるだろうか
Launch Creader?
車両だけで見れば、取引頻度は短くて2年に1回、長い場合には十年前後に1回の割合でしかない。メンテナンスを入れても、半年に1回程度である。これでは、中々ポイントが貯まらない。
ポイントが貯る機会が少ないのであれば、ポイントの還元率を上げる必要がある。一般的には千円で1から3ポイントで還元率が1%から3%程度である。それを5%とか8%程度にして、メリットがあるシステムが必要になる。
頻度か還元率のどちらを取るかは微妙なところだが、私は、ポイントをためる機会を多くする方を選ぶ。それは、ザイアンスンの法則があるからだ。接触頻度が多くなれば、なじみ客化が促進され、かつビジネスチャンスが増えるからだ。
そこで、接触の頻度を「買い物」だけに限定するのではなく、買い物以外でも貯まるポイントサービスを構築するのだ。
例えば、来店ポイント、誕生日ポイント、代車無しポイント、平日車検ポイント、記念日ポイント、マイカー誕生日(登録月)ポイントなどのように、色々な理由に絡めてポイントを付与するのだ。
また、メール受信ポイントなども効果がある。顧客の携帯メールに、お得情報、カーライフ情報などを、何がしかのポイントを付けて配信するサービスだ。メールは通信費が低額で済むメリットもある。
これによって、ポイントを沢山貯めてもらって、他店での取引、つまりスイッチングコストが高くなることを意識させて、囲い込みを図ることだ。これが、ポイントサービス成功の一つである。
成功のポイントとしてもう一つ重要な事項がある。それは、ポイントが使える対象である。よくあるように、自社で扱っている商品やサービスだけにしか使えないのは、顧客から見た場合には、魅力が薄い
VAS 5054A 。
それプラス、自社以外で使える金券的なものが人気が高い。例えば、クオカードなどがその代表だ。クオカードは、コンビニなどで使えるので、ぜひ検討したい。また、地域のケイキ屋さんや自転車屋さんなどと、日常品や生鮮食料品などに使えるとなおよい。
ポイントサービスは、管理客を大事にするツールとして、私は導入することを勧めている。長く多く取引いただいた大切な顧客に対して、取引ボリュームに応じて利益を還元することは、CSの観点からも効果的である。
クーポンでもいいのではないかという見方もあるが、クーポンは取引ボリュームに比例していない。新規客にせよ顧客にせよ、クーポンは一律的な割引が一般的である。
これでは、意味が無い。ポイントサービスのように、接触頻度や取引ボリュームに応じた還元が出来るところが利点なのだ。
Original YH ADM-300A Digital Master SMDS III ECU Programming Tool
Multiplexer of Mercedes-Benz MB STAR C3 Pro for Benz ベンツのトラック·カーズ
Posted at 2015/12/02 10:59:30 | |
トラックバック(0) |
OBD2 | 日記