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2010年03月11日

【書籍】サスチューニングの理論と実際

【書籍】サスチューニングの理論と実際 ■サスチューニングの理論と実際
~Suspension Tuning~

著:野崎博路
出版:山海堂

※今は改訂されてこんな表紙になってるみたい。


車高調セッティングのノウハウが欲しくて、図書館で借りてきた。

昔から図書館で見かけては、パラパラとめくり、なんか数式が多いし、敬遠してきた書籍。
サスセッティング可能な環境となり、具体的にイメージもしやすくなったので、チャレンジしてみた。


私は業務で振動計測、解析などを行うこともしばしばなので、振動関係の計算式については割と勉強してきたのだが、本著で取り扱われている数式がおおよそ振動関係の計算式なので、個人的には見慣れたものばかりで、サラサラと読めた。



クルマは、4本のタイヤ・スプリング・ダンパーで支持された車体のモデル・・・つまり、バネ上の振動モデル(一本あたりの足だと下図1のような感じ)

図1


・・・よりも、よく「バネ下」という言葉が多用されるので、タイヤ+ホイール+ブレーキなどバネ下重量物がスプリング・ダンパーによりブラ下がった1自由度系の振動モデル(下図2)×4本

図2


・・・の方が重要なのかな?と思っていた。


やはり、ブラ下がり系の1自由度系の振動モデルで考えるのが基本のようだが、図1(バネ上)、図2(バネ下)が合わさった2自由度系の振動モデルで考えるようだ。
つまり、共振周波数は2つとなる。

ハードサスペンションはバネ下もバネ上も共振周波数が上がる方向。
共振周波数は、バネ定数kと輪荷重mで決まる。
輪荷重mが大きくなれば共振周波数はDOWNする。
バネレートkが大きくなれば共振周波数はUPする。
つまり、バネレートを上げて(ハードサス)、ホイールを軽量とすれば、共振周波数は上がる。

粘性c(つまりダンパーの減衰率)は、共振周波数にはあまり影響しない(ゼロではないが、k・mと較べると影響力は極めて低い)。
運動方程式では、cには速度が乗じられる・・・つまり、減衰力は速度に依存して効いてくる。
急激なノーズダイブやロールと、ゆっくりとした動きとではダンパーの働きは異なる。



共振周波数はハンマリング試験(ハンマーなどで対象物を叩く=加振して、その後の振動計測を行い、FFTで周波数解析する)で、共振周波数=固有振動数を手軽に解析できるので、今度時間があるときに、計測してみよう。
ジャッキアップすれば、バネ下は容易にハンマリング試験可能だ。

バネ上は・・・・
あんまし叩きたくないなあ・・・・。

ハンマリング試験で共振周波数が求まれば、バネレート(フロント10[kg/mm]、リア9[kg/mm])はわかっているので、容易にバネ下荷重が求まる。




サスペンションも興味をもつと面白いなあ。

・・・ただ、この本、「理論と実際」であって「理論と実践」ではない。
「~なときは具体的にどうする・・・」という実例をわかりやすく示している本ではないので、ウンチク本としては面白いけど、セッティングの参考書とするなら、もっと別のソースを探した方が良いと思う。



●自動車 書籍レビュー関連目次はこちら
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Posted at 2010/03/11 23:27:14

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この記事へのコメント

2010/03/12 09:12:53
この本はmistbahnさんとSABに行った時に買おうか迷った本なんですよね。
ただ計算式が多くていまだに買うのをためらっています(^_^;)

私は「車両運動性能とシャーシメカニズム」という本をバイブルにしているのですが、こちらの方が理解し易かったですね。ただ、この手の本は論理を知る本であって、実践を求めてはいけないと思っていますよ。

コメントへの返答
2010/03/12 12:13:00
おお、そうなんですか・・・。

計算式と、評価試験方法についての記述が多いですね。
著者はアルティア(日産系の自動車整備機器・車検機器の商社?メーカ?)の出身ですので。

「車両運動性能とシャーシメカニズム」、気になりますね。
金欠中なので、図書館にないか探してみます。
2010/03/12 09:51:47
ああっ、mistbahnさんがどんどん遠くに行ってしまう・・・

バネレート高いから、Sタイヤを付けて本領発揮ですか?

FMIC用のヘソクリを使って、中古17インチホイールとSタイヤという選択肢は・・・???
コメントへの返答
2010/03/12 12:15:38
いやいや、最初から遠いですから(笑)
JDM←→USDM

ネオバAD08はグリップ高いので、10kg、9kgでもマッチしてますよ~

FMIC用のヘソクリは全て車高調に消えましたよ~
・・・それどころか少し借金も。。。
2010/03/12 10:22:30
なんだか小難しい話ですねw
俺は、足まわりはフィーリングでしか理解してないからよくわからないです。

でも、文中にでてくる
振動解析とかFFTアナライザーとか
俺の仕事に関係している単語が出ててくるところに注目してしまいました。
コメントへの返答
2010/03/12 12:18:12
振動系のお仕事されてるんですか??

私はベンチ試験機関係の仕事をしてるので、共振や回転次数成分の調査は良くやってますよ。

もともと音響屋ですので、学生のころから振動・音響は割と真面目に勉強してたんです。
2010/03/12 12:59:15
>振動系のお仕事されてるんですか??

仕事が科学機器の営業なんで
AFM(原子間力顕微鏡)とかSEM(走査型電子顕微鏡)とかTEM(透過型電子顕微鏡)とかの
極端な話をすれば原子の配列が見えるほど高倍率まで拡大して見る機器を扱っています。
振動が無い環境に設置しなければならないので、設置する部屋の振動や音響解析を頼んで
測定してもらうことがあるのです。

あと、自動車関連とか音響関係の研究開発されているところにFFTアナライザーも販売している
のんです(俺は、担当違うけど)

でも、売るだけなのであんまり詳しいことはわからないですw
コメントへの返答
2010/03/12 15:16:01
へー。
私とは接点がありそうでないお仕事ですね(笑)

仕事で使う計測器はトルク、回転、圧力、温度、流量・・・が中心ですねえ。
ミクロな世界には縁遠いんです。

> 自動車関連とか音響関係の研究開発されているところにFFTアナライザーも販売

小野測器、東陽テクニカ、Bruel&Kjaer、RIONなどなど・・・
いろいろありますね。
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