■【書籍】乗用車1989‐1991 (日本の自動車アーカイヴス)
編集: 自動車史料保存委員会
出版: 三樹書房(2012)
先日の「
Motor Fan illustrated vol.71~ル・マン24時間~」のレビューも終わってないのに、他著のレビューをするのもなんだケド・・・。図書館の返却期限が迫っているので。
表紙だけでお腹いっぱいだったり(笑)
1989年~1991年にリリース(マイナーチェンジも含む)されたクルマが名車・駄車関係なく、淡々と1ページずつ紹介されている。
写真一枚の主要諸元と、短い紹介文。
「掘り下げて」はいないが、「コンセプチュアル」。
確かに「アーカイブ」ではあるが、「サムネイル」とか「インデクス」に毛が生えたレベルとも言える。
データベースとしては情報不十分とも言えるが、逆に1台あたり、数十秒から1分間で読めてしまう、この情報量がお気楽で良いとも言える。
いずれにしても、他誌・他書籍のように「名車」だけを集めたワケではないのが好ましい。
編集者の感情が全く入ってないのも「アーカイブ」っぽくてステキ。
1987、1988頃からの各社・各車のモデルチェンジ、新車リリースはどれもこれも前世代からデザイン・中身ともに、劇的に飛躍した時期。
mistbahn個人としても、クルマ好きに目覚めたのが1987年頃(中1)で、この時期のモデルチェンジ、新車リリースには、都度盛り上がって、雑誌を買ったり、ショールームやディーラーにカタログをもらいに行ってたので、本著をパラパラとめくっていると、当時の気持ちがよみがえり、懐かしい気持ちになる。
いくつか、mistbahnにとって思い出深いもの、印象深いものだけをピックアップすると・・・
・ニッサン・ローレルツインカム24バルブターボ メダリスト クラブL(HC33)
我が家はコレの「クラブS」を買った
・ニッサン 180SX(RS13)
発売日前にプリンスに訪問して、ピットで見せてもらったなあ。
濃紺の180SX。プラモデルも作ったよ。
・ホンダ・インテグラ3ドアクーペ Xsi(DA6)
マイケル・J・フォックスの顔ドアップのデカいカタログが印象的だった。
当時ホンダ好きで、初V-TECのインテグラにはかなり惹かれたので、カローラからの買い替えを提案したが却下された。
・マツダ・サバンナ RX-7 GT-X(FC3S)
モデル末期。
もちろんカタログはもっていたが、何故か当時から今に至るまで比較的マツダには縁がない。
そういえば大学時代に後輩がFCを購入したが、全く乗せてもらえなかったなあ・・・。
・ニッサン・スカイライン 4ドアスポーツセダン GTS-t タイプM(HCR32)
コレもカローラからの提案を強く提案したが、両親のキャラとあまりにかけ離れていた(今は初代Audi TTに乗っているが・・・)のと、スカイラインは腰の悪い親父にシートが合わないという実績があったので却下された。
いずれにせよ、GT-Rを無視しても、7th→R32のモデルチェンジは衝撃的だった。
・ニッサン・フェアレディZ 300ZX ツインターボ 2by2 Tバールーフ(GCZ32)
発売前に栄の「ニッサンギャラリー」に見に行って、ステッカー貰ったなあ。
近所のお金持ち(元メイテック社長)宅に、F40やテスタロッサのあったが、足車がZ32と500SLだったので、良く観察させて頂いたものだ。
・ニッサン・スカイライン 2ドアスポーツクーペ GT-R(BNR32)
これも発売前に栄の「ニッサンギャラリー」に見に行った。濃紺(←珍しいよね。すんげーカッコイイけど売れなかった色だよね)のBNR32が展示されていた。
書籍もたくさん購入したし、プラモデルも作った。
中学の「技術」の授業の自由研究の宿題にはアテーサET-Sを取り上げた。
・トヨタ・セリカ GT-FOUR(ST185)
やっぱりWRCの印象。友人のお母さんがST165に乗っていて、何回か乗せて頂いたので、私はST165の方が印象深いし、見た目もST165が好き。
・ホンダ CR-X SiR(EF8)
これこそ思い入れのある1台。
私が乗っていたのは残念ながらV-TECのSiRではなく1500ccの1.5Xだったが、このデザインがとにかく好きで、今でもEF系CR-Xを見るとハートを射抜かれる。
FFじゃなければまた所有したいとすら思うモデル。
・マツダ・ユーノス・ロードスター スペシャルパッケージ装着車(NA6CE)
世界中にライトウエイト・オープン・スポーツのブームを巻き起こしたクルマで、軽快感がウリなハズなんだけど、私が高校の女友達にハジメテ運転させてもらったときの印象は、「剛性感高っ!」というものだった。(マイカーはCR-Xとか
軽1BOXだったから?)
・トヨタ MR2 GT Tバールーフ仕様車(SW20)
これも高校の友人がもってたなあ。でも意外と縁のないクルマ。
・トヨタ・セルシオC仕様(UCF11)
初代セルシオ。それまでのクラウンと違って、一気にグローバルなデザインに変わったのと、フェンダーなんかの処理がとてもキレイなので、結構好きなクルマ。
何故セルシオは2代目からだんだんダサくなっていったんだろう??
・ニッサン・インフィニティQ45(HG50)
発売当時は理解不能なカメムシ顔だったが、今はモダンで普遍的なデザインだと思える。
ゲーム製作会社勤務時代、大雪の日に、1mぐらい幅のある溝にQ45が落ちていたのが気の毒だった。
・ホンダ・アコード・インスパイアAX-i(CB5)
待望のホンダの2Lセダン。ローレルの契約直後にこのクルマが登場し、「シマッタ!!!」と思ったもんだった。直5エンジンの縦置きFFという変態レイアウト。今見てもカッコイイと思う。
・スバル・レガシィRSタイプRA(BC5)
記念すべきEJ20初搭載の初代レガシィ。「モダンなデザイン」として人気車となったが、当時の私にはこのデザインが全く理解できなかった。
・マツダ・ユーノスコスモ 20B タイプE(JCESE)
当時は理解不能なデザインだったが、今見ると、なんて自由で素敵な内外装なんだろう・・・と思う。ちなみに今見ると、「こんなに小さくてボリューム感のないクルマだったっけ?」とも思う。
・ホンダNSX(NA1)
以前の
「上がりのクルマ」だったビートのオーナーとなった今、ビートを失った場合に欲しいと思うのはNSXと911のみ。
NSXは運転したことがないので、デザインとブランドのみでの憧れだが、今でも見る度にヤラれてる。カッコ良すぎ。
カタログ保管しとけば良かった。。。
・ホンダ・レジェンド4ドアα(KA7)
世界の歴代セダンの中でも、もっともカッコイイ1台と思える2代目レジェンド。
2008年3月6日のブログでもKA7・KA8がいかにカッコイイかを熱く語った。
このサイズでFFなのにドン引きするが・・・。
・ニッサン・シルビア Q's(PS13)
プロモーション用のビデオテープもってたなあ。今でも探せば出てくるんかな??
この時期のニッサンの躍進の皮切りはこの「アート・フォース・シルビア」だったと思う。(で、続いてセフィーロ、Z32・・・)
CMで使われてたプロコル・ハルムの「青い影」、弾けないながらピアノで練習したよ。
当時はデザインのステキなデートカーという位置づけだったのに、いつの間にかドリ車の代名詞に(笑)
・ホンダ・レジェンドクーペ タイプα(KA8)
上述のように、最高にカッコイイデザイン。
2008年3月6日のブログでもKA7・KA8がいかにカッコイイかを熱く語っているが、特にこのクーペタイプは神。
今コレに乗ってても、サイコーにヒップだと思うが、やはりFFなのが残念過ぎる。
・ホンダ・ビート(PP1)
晴れてオーナーになったのでノーコメント(笑)
・ホンダ・プレリュード Si VTEC(BB1)
Google日本語変換だと「ぷれりゅーど」と入力すると「前奏曲」が変換候補の先頭に出てくることに今驚いた。
CR-Xの修理の際にベルノからの代車としてしばらく乗っていた。無難に良いクルマだった。そういえば、代車のプレリュードはプレリュードのクセに、運転席から助手席をリクライニングさせることができる仕様じゃなかった気が・・・・。
・トヨタ・アリスト 3.0V(JZS147)
ジウジアーロの普遍的なデザインに、絶妙にDQN色(よく言えば「毒」)をブレンド。コレも今乗っててもカッコイイと思えるクルマだけど、乗り手のキャラを選ぶなあ(笑)
・スズキ・カプチーノ(AR11R)
意外と縁がなく、運転したことがない。中学時代にいろいろ、オリジナルデザインのクルマをスケッチしたが、その中にはカプチにそっくりなものもあったので、カプチーノがモーターショーデビューしたときは「パクられた!」と思った(笑)
・マツダ・アンフィニ RX-7 タイプR(FD3S)
今見てもイケてる外装だが、出た当時はそれ以上に内装にゾクゾクしたなあ・・・。本当にいろいろ試乗しているのに、これも運転経験がない。よほどマツダとは縁がないんだろう。
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2013/02/18 00:00:17