「2015.10.4の烈ビート&トゥデイ、鈴鹿フルコースを終えたら、Dジェトロからスロットル制御(α-N制御)に変更する」
と宣言していたものの、
10/4の鈴鹿フルが終わってから、毎週ほとんど出張続きで、週に1日、2日かしか大阪にいない。。。
で、その限られた大阪に居る日は、事務仕事が貯まっているので、23時とか0時半とかまで会社で仕事を片付けて、帰宅時にセッティング。
やり始めるとなかなか引っ込みがつかず、
毎晩AM3とかまで続けてしまい、翌日以降、かなりのダメージを受ける・・・・の繰り返し。
慢性的な寝不足。。。
スロットル制御(α-N制御)、想定していたよりもかなり苦労したケド、
どうにかこうにか、サーキットでも使えそうなレベルまではセッティングできてきた。
Dジェトロのデータの、
「通常噴射時間」(=Y軸=圧力)
「スロットル開度補正」
のマップを見ながら、オフラインで、スロットル制御用に
「通常噴射時間」(=Y軸=スロットル開度)
「圧力補正」
のマップを作る。
・・・・このオフライン作成のマップがイケていなかった。
まず、エンジンがかからない。。。
i!|i ○| ̄|_....
うにゅうにゅ編集しながら何度かトライすると、
ある程度アクセルペダル踏んだ状態だと始動するようになった。
(でも、アクセル戻すとエンストする)
ガシガシとマップをイジって、アイドリングをまともに保てるようになった。
で、そろそろと走りだすと、
どリッチだったり、どリーンだったり・・・で、マトモなもんじゃない。
どリーン(「ど・希薄燃焼」ネ)は危ないので、
基本噴射時間マップを全体的にリッチ方向に振る。
Dジェトロの立上げの際は、実走しながらマップを見ながら、しょっちゅう一時停止しては手編集していたのだケド、
「VPROのA/F学習はかしこくてかなり使える」
とりぼ菌♪さんに教わっていたので、最近は私もA/Fフィードバックによる学習を多用している。
(A/Fフィードバックには ZEITRONIX Zt-3 + ZR-3 → Vプロ入力 を使用)
まず、低スロットル開度域=負圧域の学習をさせるために、A/F学習の対象を
「圧力補正」マップに設定。
だいたいスロットル開度18%とか20%ぐらいからは、ほとんどインマニ=大気圧で、圧力補正のマップよりも、スロットル開度が支配的なので、圧力補正マップを学習するときは、スロットル開度16%以下を学習対象としてA/Fマスク(A/Fフィードバック学習をする、しないのマッピング)を設定。
で、いろんな回転数、スロットル開度でしばらく走る。
「圧力補正」マップが学習された状態。
メニューの
「通信」→「表示マップの読み込み」
で、金プロから学習状況を吸い出せる。
※
「通常噴射時間」(=Y軸スロットル開度)のマッピングがイケてないのもあり、圧力補正っぷりが大きいです。
(コレはコレで、なんとか成り立っているケド、目下、徐々に修正中)
負圧域の学習がだいたい済んだら、今度は、A/Fフィードバックによる学習対象のマップを
「メイン補正」に変更。
「メイン補正」はα-N制御では、
「通常噴射時間」を1:1補正するマップ。
直接
「通常噴射時間」を編集したり学習させたりするより、補正量・学習量が一目瞭然というメリットがある。
「メイン補正」の学習は、
「圧力補正」の学習と逆で、スロットル開度16%以上を学習対象とした。
で、ガシガシ走る。
かなりリッチに振ったところから始めたので、A/F9台からのスタート。
非同期マップがイケてないのもあり、
スロットル開度が大きいとカブりまくる。
エンジン壊れないか心配になるぐらいガクガク、ガクガク、カブりまくり。
点火プラグはどのみち、もう替えどきなので、ツブしても良いと思いながらセッティングを続けた。
で、
「メイン補正」が学習される。
(※画像は学習過程なので、実際には学習されたトータル量はもっと半端ナイ数値)
学習された
「メイン補正」のマップを、メニューの
「オプション」→「通常噴射時間更新」
を選択すると、学習された
「メイン補正」のマップ内容が、
「通常噴射時期」マップに統合され、
「メイン補正」マップはリセットされる。
・・・この繰り返し。
で、学習されたガタガタの
「通常噴射時期」マップを、3D表示させながら、オフラインでなめらかにしていく。
学習されていない箇所が、峰や突起となっているので、これをならす。
マップのセルをクリックすると、選択セルが、3Dグラフに赤く反映されるので、非常にわかりやすい。
・・・という、
・A/Fフィードバックによる「圧力補正」マップの学習
・A/Fフィードバックによる「メイン補正」マップの学習
・「通常噴射時間」マップに統合し、オフライン編集
・・・を繰り返して、一応全域で走れるようになった。
まだまだ詰める余地はあると思うケド、点火時期もDジェのデータを参考に適度に進めた。
スロットル開度の低い位置(16%以下など)の、圧力補正とクロスオーバーする部分の燃調のマッピングが美しくなく、少しずつ補正中。
「完成された」とは言えないデータどうしの比較なので、いいかげんな感想だが、
α-N(スロットル)制御: シャープだケド、レスポンスが良い=安定性に欠けるキライがある。特に負圧域。
Dジェトロ: 安定感、安心感アリ。「切れ味鋭い」感じはナイけど、ガッチリとした力感アリ。
という印象。
今のDジェとα-Nの比較だと、
α-N: 鈴鹿南コース向け
Dジェトロ: 鈴鹿フルコース向け
という印象。
α-N(=スロットル制御)はかなり苦労したので、
「次回のサーキット走行もDジェだな」
と思っていたが、まあ走れそうな状態まで来たので、α-N(=スロットル制御)をもっと煮詰めて、サーキットに持ち込もうかと検討中。
※仕事が忙しすぎて、サーキットに果たして行けるのか?が問題。
※11/11の鈴鹿フルのCCMC走行会に参加したいケド、あまりに仕事が忙しく、直前キャンセルで参加費が戻ってこないのも困るので、代わりに11/12鈴鹿南を予約しようか検討中。(こちらもドタキャンの可能性アリ)
●ビート(PP1) ECU関連目次はこちら
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Posted at
2015/10/26 00:10:42