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2017年09月16日

【書籍】Racecar engineering August 2017, Vol27 No9

【書籍】Racecar engineering August 2017, Vol27 No9 先程のブログエントリ: 「【書籍】Racecar engineering June - September 2017

で、表紙だけ紹介した4冊のうち1冊。



UKのレース業界専門誌 「Racecar Engineering」誌の2017年8月号。





■Racecar engineering August 2017

●FORMULA 1 - McLaren MCL32

「マクラーレン・ホンダはどうしちゃったんだ」巻頭特集・・・・・・なんだケド、ゴシップを垂れ流すのではなく、きちんといろんな空力部品だとか、サスペンションだとか、AKEBONOのブレーキだとかをたくさんの写真と解説されているのはこの雑誌らしく、好ましい。

(でも、まあ、既出情報が多いので本ブログエントリには載せない)





Infernal combustion


メイン特集内の小特集のタイトル。

「Internal Combustion」 = 「内燃」(機関)

をもじっての

「Infernal Combustion」 = 「地獄の燃焼」「ひどい燃焼」(機関)

という言葉遊び。。


この雑誌、技術誌なんだケド、小見出しには良くこういった言葉遊びが適用されており、巧いのだ。




F1の2016年シーズン → 2017年シーズンのレギュレーション改訂で

「圧縮比は18.0以下とすること」

という条項が追加されたことで、メルセデスなどが18以上の圧縮比であることが明るみになって話題となったが、本誌・本号(2017年6~7月頃の情報)では

「ホンダのRA617H は 16.5:1 ~18.0:1 の間だと思われている」

と書かれている。


毎日F1系のニュースソースを見ている人たちには今さらな情報ばかりだケド、

- 2016年のRA616Hからコンセプトをガラリと変えた挑戦的アプローチによる信頼性低下
- シーズン直前にMobil1に逃げられてBPに燃料が変わったことによる問題

などが書かれている。







トロ・ロッソはイタリアのチーム(旧:ミナルディ)なのだが、HRD Sakuraは今のままだとして、2016年9月から稼働しているUKミルトン・キーンズのHRDのテストセンターはどうなってしまうのだろうか?

UKとイタリアは飛行機で飛べば日本国内出張みたいなもんだと思うケド、それでも陸続きじゃないとやりにくいよね。
Brexit の影響も出るかな?(これは案外影響ナイかも)




●DRIVEN RACING OIL XP9 広告



毎号のように掲載されている、「DRIVEN」というメーカのエンジンオイル。



- 著しい出力向上
- 使用後の金属摩耗量が少ない
- 油温が上昇しない

とか、良いことづくめをバーグラフで表現されているので、とても気になるケド・・・

・・・まあ、広告ではメーカが好きなように書けるしな。。

実際に日本で使ったことのある人がいたら、実績値を教えて欲しいところ。




●PIKES PEAK - NORMA MXX RD



2017年のパイクスピークの覇者、ノルマ M20 RDリミテッド の特集記事。


エンジンは、ホンダ HPD(アメリカ・ホンダのレースサポート会社、ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント)による・・・

K20A のターボ仕様!

出力は570bhp。


参考記事: 「今年のパイクスピーク覇者、ノルマ「M20 RDリミテッド」はホンダK20Aエンジン搭載!!

参考記事: 「【パイクスピーク2016】ル・マン24時間で優勝したロメイン・デュマがまずは暫定ポール!







パイクスピーク車両のエアロって、DIYでも比較的作りやすい形状をしているので、[NSX 4-Motor EV Concept」など、パクれるところがないか、一生懸命研究したもんだったが・・・

・・・もちろん参考にはなるものの、

パイクスピークのゴールライン(高地)の空気密度: 0.72kg/m^3
海抜0mの空気密度: 1.2kg/m^3

と、空気密度に大きな差があるため、低ドラッグを重視するよりも、ドラッグが増えてもダウンフォースを稼ぐ方向に過激に振ってある・・・とのことで・・・

・・・非力が故にハイダウンフォースよりもロードラッグを重視しないといけないビートの参考とするには、ある程度考える必要がありそう。


(当然、大気圧も低いので、エンジンの吸気なんかも・・・だよね。ターボは必須なワケね)





●TECHNOLOGY - AEROBYTES

私の好きなコーナー。

ここ数合は、ニッサンGT-Rにいろいろ手を加えては風洞でデータを採って比較されている。



「フロントホイールアーチ(フロントタイヤハウス前)にガーニーフラップを付けたらどうか?」

という検証。

結果は、ドラッグが増える代わりに、リフトは減る方向で、 ⊿-L/D は 若干の増。

つまり、ドラッグ増でのデメリットに、リフト減の効果が勝っているのだが・・・・

ごくわずかなのと、ごくわずかな効果でドラッグが増えてしまうのであれば、ビートには適用しない方が良さそうだ。


フロントホイールハウスの前、オーバーハング部は、あまりアールを付けないのが市販車における現在のトレンドだが(フロントホイールハウスの横を通過する空気を見出したくない。プリウスとか観察してください)、ここのアプローチに関してはレーシングカーではアプローチが結構異なるので、いろいろ考えさせられる。
(ル・マンGTEクラスのマシンなんかは思いっきりアールの付いているマシンがほとんど)





・・・続けて、トロ・ロッソSTR12が表紙の2017年9月号をブログアップの予定。


さ、シンガポールGP予選を観よう。




●自動車 書籍レビュー関連目次はこちら
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Posted at 2017/09/16 22:09:15

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