
本日は
KRS走行会@鈴鹿サーキット国際レーシングコース。
2017.09.24 の 「烈ビート+トゥデイ+S660@鈴鹿フルコース」で、
・皮剥きのできていないZ3が手に負えなかった
・一年ぶりの自分のビートでの鈴鹿フルで、かつ、エンジンも足回りも変わっているので勝手がわからなかった
ノーマルエンジン → E07A改R2_0 の投入により、劇的にストレートスピードが伸びたにも関わらず、1秒しか自己ベストを更新できず(それでも更新できたのは喜ばしいことなのだが・・・)、なんか悶々としていた状況のリベンジ・イベント。
そして、
ラジアルタイヤでの鈴鹿フルコース走行の卒業式(また履く機会はあるかも知らんケド)。
■マシン UPDATE
2017.09.24 の 「烈ビート+トゥデイ+S660@鈴鹿フルコース」 からのUPDATEは、
【1】
車高調BLITZ ZZ-R + X-Coilsスプリング + リアのショックは借り物のBILS
↓
車高調交換 RSマッハ スペックR、スプリング F:5k + R:7k

【2】
GTウイング取付 VOLTEX TYPE1

【3】
常進技研 アクリルウインドウ換装
■朝のバッテリー事件
ここのところ、冷間時始動性が悪い・・・・とは思っていた。
最初は、「ハイコンプエンジンになったし、回りにくいわな」 と考え、C.A.Mさんのアドバイスなども参考に、Vプロの始動関連のパラメータ調整で良くなった。
でも、
どんどん寒くなってくるとともに、着火云々以前に、そもそもセルが回らなくなってきた。
去年までは
SHORAIのリチウムフェライトバッテリー(LifePO4、通称リフェ) LFX18A1-BS12 で、特に「冷間時始動性」って気になったことはなかったケド、今年は調子悪い。
そもそも、リフェは、寒い時の始動性が悪い。
しばらくヘッドライトを点灯してバッテリーを活性化させてから1~数分後にセル始動させたり・・・・といった「儀式」で解決する。
で、つい一昨日(日曜)も、休日出社前に念のために、始動できるか確認して始動できたのだが・・・・。
・・・・肝心のサーキット当日朝、AM6に家を出ようと、エンジン始動を試みたのだが・・・・・
・・・全く始動しない。
何回か儀式を行ったが、セルがおそらく半回転ぐらいしかしない。1回転は回っていない。
何回かやっているうちに、電圧が9Vまで降下してしまい、本当に回ろうともしなくなってしまった。
以前もサーキット当日朝に、タコメータがぶっ壊れて、激しくダンスしたことがある
ので、
「ああ、こういうもんだよね・・・・」と。
で、SHORAIの充電器を使って、心房強く待ち、
12V以上まで充電してみたが、
やっぱり始動しない。
FD2か三菱アイのバッテリーと、ジャンパーケーブルで繋いでもみたかったが、ビートの停めている向きが悪すぎて、かといって動かせないので、どうしようもない。
妻に断って、つい先日、交換したばかりの三菱アイのバッテリを一時的にビートに移植することに。
・・・まさか、
つい先日のアイのバッテリ上がりと交換が、今日のイベントへの伏線となっているとは読めなかった。。。。
アイのバッテリがなければ、ホームセンターに買いにいく(でも早朝過ぎる)・・・とかそういう展開もあり得たワケで、今日の走行会は辞退する羽目にもなりかねなかった。
で、SHORAI充電器での充電やら、アイのバッテリの取り外し~換装などで、AM7過ぎに
一時間遅れで出発。
・・・案の定、
高速道路には渋滞が始まっていて焦る。
こういう動揺時はサーキットで事故を起こすので(レガシィ全損の実績アリ)、
「2枠もあるんだから、1枠目は走れなくたっていいじゃん。
1枠1時間もあるから、途中から走れるかもしれないし」
・・・とか、一生懸命自分に言い聞かせながら鈴鹿に向かう。
渋滞もあり、予定より1時間半遅れで到着。
準備時間が自分的に足りず、焦る、焦る。。。
■KRS走行会
主催者さんが気を効かせてくれて、仲間のビート4台を同じピットにしてくれた。(ありがとうございます)
ひろあき!師匠。
相変わらずのショートスパンでのサーキット通い。
そして、やっぱりラジアルタイヤ。
tsworksさん。
やっぱりラジアルタイヤ(Z3)。
進撃さん。
ラジアルタイヤ。
ひろあき!さんと区別がつきにくいが、私はコース上で遭遇したらエンブレムの色で見分けている。
mistbahn。
※今回は、朝の事件のバタバタや、心の余裕がナイことや、走行会後にピットをスーパーフォーミュラのために速やかに開ける必要性・・・・などことから、ほとんど写真を撮れなかった。
■1枠目
高速道路での鈴鹿への移動や、完熟走行では気にならなかったケド、アタックラップに入った途端、
フロントから激しいバイブレーションが!
(後から tsworksさんに協力頂いて調査したら、
左フロントにフラットスポットが・・・・。
10月31日の鈴鹿南ではフラットスポットができなかったと思っていたのだが・・・。あるいは9月の烈でのスピン時に作ったフラットスポットの残骸なのかも。130km/hぐらい出さないと気にならない)
走行やめようか、迷ったケド、結局そのまま走ることに。
トラフィックに引っかかりまくりだった。
トラフィックに引っかかったラップでも、
前回(9月の烈)までの自己ベスト 2分58秒734 を軽く上回る、
2分57秒060
2分57秒246
などを刻めるので、イケる感触。
1枠目のベストは
公式タイム: 2分55秒772
・S字~デグナーの区間でロードスターをオーバーテイクする必要があった
・スプーンで大失敗して、スプーン2つ目を全くクリップに寄せることができなかった
・シケイン1つ目の処理が悪く、シケイン2つ目に対してアクセルをONできなかった
・・・など失点だらけのLapだが、
9月の烈で記録した自己ベスト2分58秒734をちょうど3秒短縮!!!!
失点だらけなので、クリアラップが確保できて、「まとめる」ことができれば55秒切りができることはわかったケド、とりあえず、ラジアル卒業式としては自分的には十分なタイム。
(正直、2分56秒台が出せれば良いと思っていた)
■2枠目
序盤、ひろあき!さんの後ろをしばらく走っていて、走りやすいし、クリアに近い条件を確保できているものの、
2分57秒541
2分56秒875
など、イマイチ伸びない(それでも、過去の自分の鈴鹿フルからすると奇跡的なタイムばかりなのだが・・・)。
もうタイヤが終わっている感もあるので、
「アカンかなあ?」と思いながら、ちょっとバックオフ。
その後、比較的良いラップ(それでもトラフィックには引っかかった)で
2分55秒878。
1枠目の自己ベストとほぼ同タイムだが、やや下回っている。
で次のラップで、またクリアを作るために130R付近でバックオフして、最後のダメ元アタックを↓。
自己ベスト更新!!!!!!!!
公式タイム: 2分54秒533
(私の環境では
Lap+Cでは、公式タイムとの誤差が大きすぎて、ぬか喜びが多かったケド、GPS Lapsは安定して公式タイムとの誤差が小さい)
2分54秒533・・・。
まさかの55秒切り。
9月の烈で記録した自己ベスト2分58秒734を
4秒2更新。
一年前までの自己ベスト 2分59秒830 と較べると
5秒3の更新。
tsworksさんも、ひろあき!さんも、今回のKRS走行会ではラジアルで2分52秒台を記録しているので、まだ2秒差があるのだが・・・・
・・・・それでも、今までのお二人とのタイム差は5~7秒ぐらいあったので、大幅に短縮できた。
前述のように、56秒台が出れば十分だと思っていたので、
mistbahnがラジアルでの55秒切りを達成したのは自分でも想定外過ぎた。
ウレシイ。
ウレシイ。
ウレシイ。
E07A改R1_0~R1_2 エンジンが納車後すぐに壊れ、なかなか復旧してもらえないことで、mistbahn号で走ることができなかった一年間がかなりのストレスだったことは繰り返し書いてきたが・・・
もっと遡ると、
過去の鈴鹿フルでの自己ベスト 2分59秒830 を記録したのは 2014年11月で、
それ移行、足回りのUPDATEが裏目に出て、2015年、2016年は、
・VProでストレートスピードが速くなる
・1~2コーナー攻略の改善
・デグナー攻略の改善
・スプーン攻略の改善
などでのタイム短縮を行っても、
元々得意だったS字と130Rが遅くなり、タイムは相殺。
3分を切れず、ずっと3分フラットや、3分1秒を記録し続けてきた。
丸3年分の鬱憤を晴らすことのできた走行会で、本当にテンション上がっている。
これぞ、カタルシス!!!
■まとめ
・足回りのUPDATE(車高調をRSマッハ・スペックRに交換、アライメント見直し)と、リアウイングに絶大な効果があった。
・リアウイングにより、ストレートではドラッグがデカいのを体感できた。実際、トップスピードも9月の烈よりも、気温が低くてパワーの出るコンディションであるにも関わらず、3~5km/hほど低い。
・アクリルウインドウは100km/hぐらいからピュルピュル言い始め、120km/hからバタつき始めるので、養生テープで留めた(助手席は外から、運転席は中から)。
養生テープで留めれば、170km/hでも大丈夫。
・1~2コーナーは、今の懐の深い足にアジャストできなかった。今までよりも少なめのブレーキングや攻めたアプローチをしているつもりでも、1~2コーナー間で、コース幅が余ってしまっていた。2コーナーの立ち上がりでも、コース幅を使わないといけないLapがほとんど存在せず、
マシンの性能をフルに活かせなかった。
でも、とにかく安心感があり、扱いやすかった。
・S字も扱いやすかった。「ああ、これがS字の速いクルマだよな」と運転していて良くわかった。
攻めることができる。
トリッキーじゃない。
黄姫を思い出した。
・逆バンク旋回中、今までよりも遥かに踏めた。
今までのスロットル開度を60%とするならば、
今回は80~90%。
その分、車速が高いので、ダンロップはしんどかった(でもなんとかなる)
・デグナー1つ目は、過去の自分のログでは、5速で進入した方が速いのだが、トリッキー過ぎて危ないので、ノンブレーキで4速に落とし、そのエンブレだけで進入するのが今までの私の最適解だった。
今回は、5速で進入しても全くトリッキーじゃないので、全部5速で進入した。
・デグナー2つ目も、危うさが全くなかった。残念ながら切り遅れることがしばしばあったが、ちょっとアンダーが出るだけで、トリッキーな目には遭わなかった。
・今のセッティングが苦手なのはヘアピン。
進入ではアンダーが出るし、クリップからの立ち上がりでは、横Gに耐えられず、リアがボンボン跳ねる。(でもなんとかなる)
・スプーンは今までどうりなのだが、やっぱり安心感がある。
・昔得意だった130Rは、今はトラウマだらけなので、少しずつ様子を見て・・・・だが、全開でイケそう。自己ベストラップでは50m看板で一瞬だけパーシャルに戻してからアクセルオンしている。
・シケイン→走りにばらつきはあるケドOK。
2つ目からの立ち上がりで、ヘアピン同様、ボンボン跳ねる。
・・・・自己ベストの過激な更新という「結果」が出たのは本当にウレシイケド、「結果」を無視しても、
足回りにこれまでのようなトリッキーさ、危うさがナイので、常に「攻めた走り」ができて、運転していて本当に楽しかった。
烈とかイベント自体が楽しいし、鈴鹿フルコースはもっとも好きなコースだケド、
これだけ攻めることができて、ドライビング自体が楽しくて仕方がなかったのはハジメテだ。
サーキット走行を続けてきて良かった!
・・・と、ちょっと感動したり。
(別に、「もうやめたい」「もうやめよう」とか思ったことがあるワケでもナイんだケド)
昨年までのmistbahn号からの大幅マシンUPDATEにご尽力頂いたエンジンと足回りの依頼先さん、素晴らしい車高調のメーカであるRSマッハさん、素晴らしいGTウイングのメーカのボルテックスさん、アクリルウインドウの常進技研さんと最近お世話になっているアスランさん・・・
・・・それから、本ブログのコメント欄やメッセージにて私の走りにアドバイス頂いたり、マシン作りのアドバイス、トラブルシューティングにご協力頂いた大勢の方々に厚く御礼申し上げます。
===
KRS走行会の主催者(Kamimae Racing Service、Repair Shop ZERO)様、楽しい機会をありがとうございました。
ひろあき!さん、tsworksさん、進撃さん、お疲れ様でした+ありがとうございました。
■帰宅して
へとへとだケド、アイにバッテリーを戻した。
アイのバッテリ、ありがとう!!!
走行会中に、SHORAIの充電器で満充電しておいた、SHORAIバッテリーを帰宅してからビートに繋いでみたケド、
やっぱり、セル始動はしなかった(ヘッドライトとかは点く)。
寿命やね。
SHORAIのバッテリーは同じものを手配した。
SHORAI採用当初は、コメント欄で、興味をもって頂いたり、ご心配頂いたりしたケド、
しっかり 4年間 以上も使えた。
推測だが、おそらく、もっと長持ちしたんじゃないか、と思う。
E07A改R1を構築中、ずっと気になっていたのだが、特に
E07A改R1_1がブローした2月から、
E07A改R1_2が載るまで、4ヶ月ぐらいの期間が空いたので、その際に過放電していると思うし・・・・。
※E07A改R2_0 の構築時は、依頼主さんと話し合い、SHORAIの充電器を預けた。
●サーキット走行 関連目次はこちら
●ホンダ・ビート(PP1)関連目次はこちら