
ブログエントリ: 「
【ビート】ダイアグノーシス診断 移設、スイッチ取付」
の続きみたいなもん。
先のブログ:「
【ビート】ダイアグノーシス診断 移設、スイッチ取付」
で触れたように、
・E07A改Spec1「光子」
・E07A改Spec2「静流」
と同じく、
・E07A改Spec3「千速」
でも高回転時に、エンジンチェックランプが点くトラブルが発生。
2速では症状は出ない。
3速だと8500rpmオーバーから、アクセルを戻すと、回転数降下が8000rpmを通過するときにチェックランプが点く。
8500rpmオーバー1回目では症状出ない。
連続して、2回、8500rpmオーバーまで回すと症状が出る。
ときどき、アクセルオフじゃなく、負荷状態でも発生する。
※徐々に当初の発生パターンと変わってきている。2回目で発生していたのが、3回目じゃないと発生しなくなったり・・・
===
E07A改Spec1「光子」のときは、ショップに「チェックランプが点く」ともっていく
↓
「調整して直した」と連絡が入り、引き取る
↓
その晩のうちに再発
↓
またショップもっていく
↓
(無限ループ)
・・・の繰り返しだった。
(たぶん、クルマを走らせずに無負荷チェックしかしていなかったんだと思う。)
==
Spec2「静流」のときは、
・シリンダ判別センサを新品に交換 → 効果ナシ

・シリンダ判別センサと、スライドカムプーリのドグの関係を疑い、S,S,I製スライドカムプーリから、BES製のスライドカムプーリに交換したところ、異常が再発されなくなった。
==
↑今回、「千速」に付いているスライドカムプーリはPSI(パワーサービスイマズ)製。
手持ちのBES製カムプーリへの交換を、月末(=ASLANさんも予定が詰まっているので)にASLANさんにお願いするか・・・・
と軽く残念な思いをしていた。
(8月末か9月頭にはシェイクダウンでミニサーキットに行きたかったし)
==
「千速」のエンジンビルダーさんとヤリトリをしていて、
「純正ECUでどうか?」
を検証することにした。
・・・というのは、「千速」のエンジンビルダーさんは、過去に5回、PSIのスライドカムプーリを使ってエンジンを組んで、シリンダ判別センサのエラーが出たことがない、とのことなので。
そもそも、V PROにはシリンダ判別センサは関係なく、エラーを吐いているのが純正ECUなので、純正ECUの制御に切り替えても同じ問題は発生すると思ったのだが・・・
・・・純正ECUでは発生しなかった!!!
==
・・・・と、
いうことは、Vプロに何か問題があるということなのか・・・
・・・と。
Vプロ側で、多くのパラメータを触っては試走してみたが、問題は解決しなかった。
===
V PROの「クランクオフセット角度」は本来、0° であるべきなのだが、
E07A改Spec2「静流」
では、上記設定の43度でしか、アイドル点火20度位置で、タイミングライトでの確認ができなかった。
(なので、静流のデータはクランクオフセット角度43度)
「静流」→「千速」への載せ替えの際、一旦純正ECUに戻してのイニシャル点火時期調整をお願いすれば良かったのだが
、「静流」のデータが入ったVプロ制御の状態で引き渡し、お願いしてしまったので、
「千速」でも「クランクオフセット角度」=43deg の設定で、イニシャル点火時期がセット頂いた状態。
・・・にも関わらず、純正ECUに接続替えして、エンジン始動、走れるのが意味不明なのだが・・・。
Vプロではイニシャル点火時期、合っていると思うが、
純正ECU制御では、タイミングライトで確認したところ、フライホイールのピンクマーク(点火マーク)は確認できなかった。
一旦、純正ECUで、イニシャル点火時期を合わせてみることに。
定石どうり、
「デスビキャップを外し、クランク軸を回して1番ピストンの上死点位置を出し、デスビロータをポンチ位置に合わせる」
という作業をやってみた。
※ハジメテなので、だいぶと苦労して、何かにつけ、りぼ菌♪さんにTELしてアドバイスを頂いた。
スパム電話、ごめんなさい。。。。
教科書どうりにセットしても、なかなかエンジンがかからない。
フライホイールの1番上死点サイン位置で、デスビロータをポンチ位置よりも、デスビのギア2つ分ぐらい進めて、やっと、エンジンが運転でき、純正ECUで、タイミングライトでピンクマークを確認できるようになった。
(ウレシイ)
エンジンDIYの得意なみん友さんの多くには、初歩の初歩の作業だケド、私にとってはほとんどがハジメテ。
(作業を眺めた経験はいくらかあるケド)
だいぶと苦労したケド、理解が進み、できることが増えるのはウレシイな。
==
で、次に純正ECUからVプロに接続換え。
ここで、Vプロで、アイドル点火時期20度の設定で、
「クランクオフセット角度=0度」
にしたかったのだが、それではエンジンはかからなかった。
あれこれ苦労した結果、
「クランクオフセット角度=34deg」
で、辻褄が合い、タイミングライトでのフライホイールのピンクの印がVプロでも確認できる。
うーむ。。。。
(純正ECUと、Vプロ間の、34度の差がナゾ)
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そもそも、ノーマルエンジン時代に、当時お世話になっていたショップにVプロを取付けてもらい、
「とりあえずエンジンかかる」「とりあえず動く」
状態で納入してもらったときのデータから
↑「クランクオフセット角度=40度」
だったのよね・・・・。
(ショップさんは、クランクオフセット角度をガシガシ変更されているのを見ていたので、当時はそういうものなのか・・・と思っていた)
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いずれにしても、まだ十分な検証はできていないが、
4回ほど連続して、3速8500rpmオーバーを試してみたが、エンジンチェックランプは点かなかった!
(暑くて十分な試走ができていないので、今夜、続き検証をする)
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りぼ菌♪さんから、
「ひょっとして、Vプロの9番ジャンパピンが1-2になっていませんか?」
とご連絡頂いて、
↑確認したが、ホンダに適した?「2-3」になっていた。
うーむ。。。。
・・・エンジンって一筋縄でいかないなあ・・・。
●ホンダ・ビート(PP1) ECU関連目次はこちら
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Posted at
2018/08/12 18:57:06