
ブログエントリ: 「
【ビート】【E07A改Spec3千速】【ECU】イニシャル点火時期 再調整」
ブログエントリ:「
【ビート】【E07A改Spec3千速】【ECU】シリンダ判別センサ問題 悪化」
ブログエントリ:「
【ビート】【E07A改Spec3千速】【ECU】シリンダ判別センサ、ケーブル点検」
ブログエントリ:「
【ビート】【E07A改Spec3千速】【ECU】「気筒判別自体がVプロでちゃんと出来ているか」の検証」
ブログエントリ:「
【ビート】【E07A改Spec3千速】【ECU】デスビ交換検証」
の続き。
結論から言うと、ようやく、「気筒判別センサ」のエラーが解決した。
今日は
「純正ECUを無視して、気筒判別センサのエラーが出にくい位置にデスビをセットし、V PROのクランクオフセット角度調整」
を試みた。
純正ECUでイニシャル点火タイミングを調整できていたとき(V PROの「クランクオフセット角度」は43度)、
↑フライホイール(=クランク軸)のTDCマーク位置で、デスビロータの位置は、写真の
ピンク▲位置あたりだった。
(写真撮り忘れたので
ピンク▲参照)
この位置から、
デスビ本体を進角方向(点火時期が進角して、アイドル回転数が下がる方向)に捻ると、アイドリング中でも「シリンダ判別エラー」が発生する。
デスビ本体を遅角方向(点火時期が遅角して、アイドル回転数が下がる方向)に捻ると、アイドリング時の「シリンダ判別エラー」は出なくなる傾向。
・・・なので、
デスビのギアを1歯、戻し方向で取り付け直したところ・・・
↑教科書どうり、フライホイールのTDCマーク位置で、デスビ本体のポンチ位置にデスビロータが合うように、再調整された。
(以前に「教科書どうり」をやったときは、純正ECUでは、長穴範囲でデスビを捻っても回転数が800rpmとか低すぎて、1歯進めないとどうしようもなかった)
この「デスビロータ」が「デスビ本体のポンチ」に合っている状態で、デスビ本体の長穴でのねじり調整はせず、V PROの「クランクオフセット角度」だけで、タイミングライトでイニシャル点火時期が合うよう、調整した。
結果、
クランクオフセット角度=66度
アイドリングは安定しているし、エンジンは元気に回っているが、
アイドリング時も、エンジンチェックランプは点灯。
診断するとやはり点滅9回=
シリンダ判別センサ・エラー。
デスビを遅角側に「えいっ!」って振れば良いというワケではなさそうだ。
次に、デスビ本体を元々(1歯進めていた)より
更に1歯進めた位置にセットしてみた。
V PROの「クランクオフセット角度」は0度からはじめて、5度、10度、15度・・・50度と調整してみたが、
いずれのクランクオフセット角度でもエンジンはかからなかった。
V PROの「クランクオフセット角度」以前に、どうもデスビとエンジンの位置関係がダメみたい。
結局、デスビ位置を本日の検証より前の状態に戻した。
VPROの「クランクオフセット角度」も、本日の検証直前の「43度」に戻した。
もちろんアイドリングはOKだし、エンジンは元気。
冒頭で解説したように、この状態で、長穴で調整可能な範囲でデスビ本体を捻ると、
進角側(エンジン回転数が上がる):アイドリングでもシリンダ判別エラー発生
遅角側(エンジン回転数が下がる):アイドリングではシリンダ判別エラーが発生しない
ので、
↑長穴の調整範囲で目一杯、遅角側にデスビ本体をセットした。
デスビ本体を長穴で遅角側にセットすると、当然、イニシャル点火時期はズレるので、タイミングライトで確認しながら、V PROの「クランクオフセット角度」を調整したところ、
↑
クランクオフセット角度=54度
で、イニシャル点火時期の調整ができた。
この状態では、アイドリングで「シリンダ判別センサ」のエラーが発生しないだけでなく、空ぶかしで9500rpmまで回しても、エラーは出なかった!!!!
↑この良好な状態で、フライホイール(=クランク軸)をTDC位置に合わせ、デスビキャップを外してみたのがこの写真。
案外、デスビロータは、ポンチに近い位置にいる。。。
純正ECUへの接続替え検証はしていないが、経験上、おそらく
「なんとかエンジンはかかるが、600~800rpmなど低い回転数でガクガク言う」
デスビ位置のハズ。
・・・で、日が暮れてから、先程まで、テストランと適合に出かけたのだが、
3速 9500rpmを繰り返しても・・・
3速 10000rpmを試してみても・・・
「シリンダ判別センサ・エラー」によるエンジンチェックランプ点灯は発生しなかった!!!!
結果論としては
・気筒判別センサのエラーは、気筒判別センサ自体に異常がなくても発生する
・気筒判別センサのエラーは、カムプーリのドグとの距離関係とは限らない
(スライドカムプーリの位相とは密接に関係する理屈だが)
・クランク軸とデスビ本体の位置(位相)関係が適正でないと、シリンダ判別センサのエラーが発生する。
適正な位置(位相)関係は、かなり狭いようだ。
・クランク軸とデスビ本体のハードウェアの位置関係がおおよそ適正じゃないと、Vプロの「クランクオフセット角度」をいくらいじっても効かない。
===
問題解決して、ホッとした。
明日(日曜)は仕事なので、この
盆休みは、デスビとシリンダ判別センサと格闘して終わった感じ 笑
アドバイス頂いた皆様、ありがとうございましたm(u_u)m
なかなか大変だったケド、とても勉強になった。
わからないまま、
「スライドカムプーリを静流で問題解決したBES製にプロに交換して頂く」
という解決方法(たぶん解決しない)に至る前に、自分で検証できることを(皆様にご教示頂きながら)底上げして、自分で検証可能な範囲は全て行うことができたのは、本当に良かった。
==
8/31にMLSか鈴鹿南でのシェイクダウンを目論んでいたのだが、
・シリンダ判別センサ・エラーとの格闘で盆休みが終わってしまった
・盆明けから8/29まで出張なので、8/31に走るにはあまりに準備時間が足りない。焦るとロクなことがない
・・・ので、
9/3(月)にMLSか鈴鹿南を、シェイクダウンのターゲットにしようと計画変更中。
走れるといいが、長期出張の余波で、それどころじゃないかも。
いずれにせよ、9/23の「烈」には準備万端で臨めそう。
●ホンダ・ビート(PP1) ECU関連目次はこちら
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Posted at
2018/08/17 23:24:49