Cartist マジカルサスペンションリング取付け

Cartistから2018年1月に発売されたマジカルサスペンションリング。フロントサスのアッパーマウントの遊び部分にかませて動きを抑制し乗り心地と操縦性を向上させるという代物。用意したのは商品、10mmのレンチ（ECU取外し用）、17mmのロングサイズボックスレンチ（アッパーマウント締付用：新規購入）とアダプター、トルクレンチ。写っているラチェットレンチは結果的に使用しませんでした。あとリングに塗るグリスはロードバイクのホイールハブに利用しているシリコングリスを流用。

向かって右側。10mmレンチでECUを外し、めくるとアッパーマウントが現れます。17mmボックスレンチでセンターナットを緩めてアッパーマウントを外します。

普通のボックスレンチでも作業できない事はありませんが、長めの方が楽です。

マジカルリングにグリスを塗布。最初に両側に塗りましたが、後の調整時に車体側と接触する方は拭きとりアッパーマウントと接する面のみにしました。

外したアッパーマウントと車体の間にリングをはめます。

締込みはこのロングボックス+トルクレンチでやりました。この時はアッパマウントの標準的な締付けトルクの50N.mとしました。（※ハスラーの規定締付けトルクは40N.mのようです。走行テストで感触を見ながら42〜50の間で何パターンか試し、最終的に48N.mに落着きました。）

向かって左側。被っているキャップを外して右と同様に処理。締め込みで共回りする場合は中のセンターナットを締めてから再度アッパーマウントとリングをかぶせて締め込んでみましょう。

完成写真。密着したあとのシリコンリングの圧迫具合で効きのフィーリングが変わってきます。好みの締め込み具合を探ってみましょう。うまく行くとハンドリング性能はそのままにコンフォートタイヤに履替えたかのようなフラットで安定感・安心感のある走行感覚を体感できます。