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なおき@事務課の穴 課長のブログ一覧

2007年10月17日 イイね!

【チューニングの難しさ】 駆動系編5

前回はLSDの種類でしたので今回は少しセッティングのお話を。


【LSDの組み合わせ】
基本はAWDでお話させていただきます。
ただし機械式はイニシャルトルクにも関係しますので傾向のお話です。

1.リヤのみLSD
基本的に何を使うかによっても違いますが、分け方としては機械式LSDとそれ以外(電子制御除く)でお話すればよいかと。
リヤにLSDを入れることによって基本的にはリヤのトラクションの掛が良くなります。
それによりステアリングのみではなくアクセルでコーナリングの調整が可能になります。
またパワーがある車やうまくフロントに荷重を移せればパワースライドによるドリフトやターンも可能です。
しかし、ドリフトの場合はフロントも駆動していますので距離を伸ばすにはかなり苦労します。


2.フロントLSD+リヤLSD
これは組み合わせにもよりますが、AWDとしては最高にトラクションがかかると思われます。
また、リヤに機械式、フロントにその他の組み合わせであれば腕次第ではドリフトなども容易にできることでしょう。
フロントにも機械式を入れるとどうなるか。
これは基本的にアンダーな車に仕上がります。
しかし、腕次第ではターンインで荷重を載せられればフロントがぐいぐい引っ張りリヤがスライド気味で素早いターンが可能になります。
でもうまくタイミングが合わせられないとタイムアップどころかドアンダーになってしまいかなり難しい乗り味になります。
またトルクステアが強くなるためハンドルがアクセルONで戻ろうとするのでその制御に慣れが必要となります。
またフロントとリヤの効きの強さの差によってフロントが強ければFF気味に、リヤが強ければFR気味になります。
どちらにしても技術は必要でしょう。


3.フロントLSD+センターLSD+リヤLSD
通常、センターにはLSDがついてますのでここでのセンターは強化ビスカスや機械式のお話としましょう。
これはダートや雪道など滑る路面では絶大なトラクションを発揮できるようになります。
しかし、舗装路では逆に抵抗となりすぎて遅くなります。
ただし、ドリフトをするのであれば選択としてはありかもしれません。
また電子式、油圧式などのコントロールできるデフがセンターに使われていますが、完全ロックではありません。
ある程度の負荷がかかると力が逃げる傾向があります。
基本的には滑る路面以外では乗りにくい車と考えると良いかもしれません。


4.センターLSD+リヤLSD
センターに機械式もしくは強化ビスカスを用いた場合、ほぼFRに近い走りになるでしょう。
しかし、基本的に車体の構造がFRではないのでリヤまわりのボディー剛性不足が起こり、またデフの容量不足から故障の原因になりやすいのでお勧めしません。


5.フロントLSDのみ
現実にはこの仕様はありえないと思いますが・・・・
機械式を選択した場合、ほとんどFFに近い動きと思って良いと思います。
またこの場合にリヤにLSDが入っていてもビスカスやトルセンやシュアトラックと言ったLSDの効果が薄いものですとAWDとしての美味しさは半減するかもしれません。
なので現実的ではありませんね(笑)


簡単ですがそれぞれの組み合わせでの乗り味を書いてみました。
実際にはLSDを入れると速くなるわけではありません。
LSDを入れたら入れたなりの技術があって初めてタイムが稼げるようになります。
ほとんどの人は使いこなすまでに時間がかかります。
とはいっても基本の運転は変わりませんが、ワンミスでかなりの差になるシビアな車になると考えるのが正しいでしょう。
また町乗りはしにくくなると考えましょう。


以上、今回も素人ドライバーの戯言でした。
皆様のご意見、ご質問お待ちしてます。
2007年10月16日 イイね!

【チューニングの難しさ】 駆動系編4

前回はLSDの効果
について触れましたが、種類別の説明を忘れてましたね。
今回はその辺をちょっとだけ。




【LSDの種類】
ここではLSDの種類と簡単にメリットデメリットでも紹介したいと思います。

1.ビスカスLSD
デフ内に複数のディスクがケースと車軸側に交互に装着され、ここにシリコン系のオイルを封入することにより、空転が生じた場合にディスク同士がオイルの粘着力でLSDの効果を発揮する。
メリットはオイルを封入している都合上、ノーメンテで扱いやすい。
しかしデメリットは効きが弱く完全なロック状態にならないことやマイルドな特性である。
全体的に素人向けである。


2.トルセン、シュアトラック
デフの構造に一工夫されており、ギヤの配列などでタイヤの空転の際にはギヤが動き?摩擦やカム構造によりLSDの効果を得ている。
構造上、複雑なためメリットとしてはメンテナンスフリーとなる。またビスカスよりはダイレクトな効きが得られる。
しかし微妙な調整などができない絶対的な効きがないなどのデメリットもあげられる。
どちらかと言うと初~中級者向けの物となる。


3.機械式LSD
デフ内に複数のクラッチディスクがケースと車軸側に交互に装着され、これを回転差が出た場合に内臓のデフギヤキャリアが動きそれを支持している切かきの入ったリングを押し出すことにより複数のクラッチディスクを押し付けることでLSDの効果を得ている。
メリットとしては調整範囲が広くリングの切かきの形状により効くタイミング、効かせかた(1WAY、1.5WAY、2WAY)などを変更できたり、イニシャルトルクと言うデフがLSDとをして機能する前の効き方を調整できる。
デメリットとしては調整できる、クラッチディスクを使うことにより定期的にO/Hが必要になる。また使うオイルの硬さや種類によっても効きが異なったり、発熱量が多いことからデフオイルの劣化も早い。
中~上級者向けであり使いこなすにはそれなりの技術が必要となる。


4.電気LSD、油圧LSD
デフ内に複数のクラッチディスクがケースと車軸側に交互に装着されているのは基本的に機械式LSDと変わらない。
しかしLSDの効果を得るために電磁石や油圧を使いLSDの効果を得ている。
メリットとしては任意で簡単に効きを調整できる、またコンピューター制御により自動化が可能である。
デメリットとしては唐突な効きになったり、逆に効きが悪かったり安定しない。
またメンテナンスしだいで効き方がかなり変わってしまったり壊れやすいことがある。
万人向けのデフである。


以上、今回も素人ドライバーの戯言でした。
皆様の意見お待ちしてます。
2007年10月15日 イイね!

【チューニングの難しさ】 駆動系編3

前回は駆動系編としてデファレンシャルギヤの効果を簡単に書きました。
しかしデフメリットもあればスポーツ走行には不向きというデメリットもあったりします。
そこで今回はLSDについて少し触れてみたいと思います。


【LSDの役目】
前回お話した通り、デフは片方のタイヤが空転してしまうと全ての駆動力がそこに逃げてしまいグリップしている方に駆動力がなくなるという特性(デメリット)があります。
それを解消するためのものがLSD(リミテッド・スリップ・デファレンシャルギヤ)になります。
これはクラッチ機構などを用い、タイヤが空転した場合クラッチが接続され駆動が逃げずに反対側のグリップしているタイヤにも駆動力を伝えるものです。
主に滑りやすい路面ではそのパワーを有効に使うことができます。
またアスファルトのような路面でも十分にその効果を発揮することができ、アクセルONで加速時に無駄なく駆動力をタイヤに伝えることができます。
また、パワーのある車ではアクセルコントロールでパワースライドに持ち込んでわざと滑らせた状態でもコントロールが容易になるというメリットもあります。

しかしその反面、性能維持のためのメンテナンスが必要であったり機械式では初期トルクのセッティング(LSDが効果を発揮する前にどれだけ滑らないようにするか)などより複雑になり、またアクセルでパワースライドも可能になるということからコントロールの難しさもおきます。
また基本的に内輪差をなくすための機能を制限するわけですから、内輪差を吸収できなくなるため原則アンダーな車になります。
これは初期トルクの設定や、LSD自体1WAY、1.5WAY、2WAYと種類もありますのでそれによって特性も異なりますが、原則アンダーというのは変わらないと考えたほうが良いと思います。

AWDの場合はフロント、センター、リヤとありますのでこれらのセッティングでかなり乗り味もFF的なものからFR的なものまでいろいろと特性を選択できるようになります。
FFであればフロントのみですが、これによりターン後の立ち上がりでパワーロスが少なくなるというメリットもありますし、FRであればリヤのみですがハンドルは曲がるためのきっかけに使うだけでアクセルで車を曲げるということもできるようになったりします。

ほかにも色々とメリットデメリットはありますので次回からはAWDに絞ってもう少しお話をしたいと思います。


以上、今回の戯言も素人ドライバーでした。
皆様のご意見・ご要望お待ちしております。
2007年10月13日 イイね!

【チューニングの難しさ】 ドライビング復習編

【チューニングの難しさ】 ドライビング復習編今回はいつもと違って私もメンバーの親父’s運動会が近づいてますので、ドライビングの復習編でも書いてみます。








ドラテク向上の秘訣

1.プロローグ

2.チューニングは命がけ

3.ドライビングポジション

4.ドラポジからのインフォメーション

5.センサーを磨こう

6.センサーを有効活用

7.左足を鍛えよう

8.戯言に対する思い

9.センサーを磨こう

10.サイドターン

11.モータースポーツの進め


以上が復習編です。
最後におまけでこんな動画も♪

おまけ1
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おまけ2
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以上、素人でも頑張ればここまで出来るんだという見本です。
みんなも頑張って練習しましょう♪


以上、今回の戯言をまとめたのも素人ドライバーでした(笑)
皆さん楽しんでドライブしましょう♪


この記事は、覚え方 について書いています。
2007年10月12日 イイね!

【チューニングの難しさ】 駆動系編2

前回は駆動系としてクラッチのお話をしましたので今日はデフのお話でも。




【デファレンシャルギヤの必要性】
皆さんデフの意味って考えたことありますか?
これは簡単な原理ですね。
車はコーナリング時に内側と外側の回転差を吸収するものです。
日本語で言うと’差動歯車’だっけ?

ようは左右でタイヤの回転差が発生した場合、一緒に回ろうとする力があるとタイヤが変にグリップしてしまい動きがギクシャクしてしまうので、これを自由に動くようにして回転差をなくすものです。
またAWDなんかだと前後でも差が出ますのでこれを吸収する仕組みになってます。

しかしこの優れた機能にも限界があるのです。
それは自由がありすぎるため、タイヤが空転した場合にもその回転差を吸収しようとするため、グリップしている方は回転が止まりスリップしている方のみ回転してしまう弱点があります。

それでも普通に道路を走っている分には問題はないのですが、雪道などですとスリップして進まないなどの症状が出てしまいます。

そこで考えられたのがlSDうと’差動制限歯車’と言うものです。
これはある程度自由に回転してしまう物をクラッチディスクのようなものである程度の回転差が出来たら制限をかけて左右を直結してしまおうと言うものです。

LSDにもいろいろ種類はあり、油の粘着性を利用したビスカスデフ、機械的にロックをする機械式デフ、ギヤに仕掛けを組み込んで処理するヘリカルデフやトルセンデフ、最近では油圧や電気的にコンピューターで制御するものもあります。

今回は初回ですので大まかなお話とさせていただきますが、AWDではフロント、センター、リヤと3つのデフを使っていますのでその辺をもう少し詳しく書いていきたいと思います。


では今回の戯言も素人ドライバーがお送りいたしました。
皆様のご意見お待ちしてます♪

プロフィール

「【ZC6】愛車と出会って4年! http://cvw.jp/b/242917/44353071/
何シテル?   09/03 06:37
スバル暦20年以上のおじさん?です。 BRZ&フォレスターと2台のスバル車に囲まれてます♪ 隠れてXVもあるとかないとか?
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