みなさんこんにちは、STIです。
8月6日より、2020年東京オートサロンおよび大阪オートメッセに参考出品致しました、
SUBARU BRZ(ZC)用「パフォーマンスマフラー(低背圧) チタン」を全国のSUBARUディーラーならびにSTIパーツ取扱店にて、数量限定発売いたします(A~Dタイプ用、E~Hタイプ用 各25本)。
GDBのSシリーズ以来、STIとしては久々のフルチタンマフラーとなります。
そのため、ノウハウ新しく開発されたマフラーの開発背景やポイントを簡単にまとめてみます。
①チタン加工のむずかしさ
今回のマフラーはステンレス製のSTIパフォーマンスマフラーと同じ形になります。そのため折り紙の様にマフラー内に格納されている隔壁も含めて、すべてチタンで作られています。
一般的にチタンは加工が難しいとされていますが、それは溶接時酸素に触れてしまうと、一気にボロボロに酸化してしまうからです。
そのため”シールドガス”で酸素を含む空気を飛ばし、溶接しなくてはなりません。
この作業は手でなくては難しく、チタンの性質を熟知したサプライヤー様とその経験によって実現しました。
また一般的なチタン製品にみられる、青みがかった虹色の焼きが入ったようなデザインでなく、あえてチタンっぽさを持たせたブラスト(艶消し)加工は、一度下地を整えるためにバフ研磨(磨き)を行ってからブラストをかけています。
一度艶を出してから艶を消すという具合です。
②限定50本
プレス・パイプ加工・取り付けフランジの製作以外は、すべて手作業で生産されるこのマフラーは
大体8割は、人の手によって加工されています。
そのため、量産が非常に難しく今回は作りきりとなります。
③音色について
チタンは異材との溶接が難しく、強度・耐久性を持たせるには、フルチタンで製作する必要があります。結果ステンレス製のものに比べて、40%の重量減は、6.9㎏になり、オートサロンで実際にプロトタイプをお持ちになられたお客様も、びっくりされていましたね。そのため、金属の響きも全く異なります。
さらに一部パイプの厚みを変更するなどして、音のチューニングも施してあります。
④走行性は?
FR車であるBRZの最もリア側に装着される、マフラーの軽量化はもちろん走行性能にも寄与します。STIハンドリングエキスパートの辰己総監督が、テストコースでインプレッションをした結果、
微少ステアリング舵角に対する応答性が確実に上がり、安定性も高まることが感じられるものです。
やはりRrのオーバーハングに4.4㎏の重しは邪魔者以外の何物でもないようです。
タイヤへの入力感は減り、軽快な乗り心地感が強調される気がします。
特別なチタンエギゾーストノートと軽快な走りに、もっと運転が愉しいBRZになることでしょう!
前期・後期25本ずつの合計50本作りきりになります。
以下の期間でディーラーまたは、STIパーツ取扱店にて抽選となりますので、気になる方はお忘れなく!
【抽選申込受付期間:2020年8月6日(木)~8月24日(月)】
※MT限定です。
https://www.sti.jp/news/detail/20200803_01
Posted at 2020/08/07 16:56:08 | |
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