キャブレター脱着① ガソリンタンク編

初期型Γのキャブレター調整をしました。

整備性が悪く非常に面倒なのは分かっていたんですが完調な状態にしたくなりやってみました。

折角チャンバーを替えたのでセッティングのし直しです。

外し方と気になった点を挙げてみました。


まずはガソリンタンクを取り外します。

タンク内のガソリンは抜いておきます。

灯油ポンプで上から抜いて、全部抜くためにキャブレター のドレンを緩めて下からも抜きます。

なぜタンクからガソリンを抜くかというと、画像のように燃料ホースがサブフレームをまたいでいる為にガソリンタンクを脱着するにはホースを外す必要があるからです。

キャブレターへつなぐホースとリザーブのホースを外します。

右側がリザーブのホースです。

燃料コックをOFFにしただけではタンクが外せないところがまさにΓです。

タンクキャップを開けるとこの様になっています。

オイルタンクインレットを外します。

リムーバーか何かでこじると簡単に抜けます。

マイナスでも良いですが、タンクを傷つけないようにウェスを敷いたほうがいいでしょう。

インレットは蛇腹のホースにつながっているのでホースが伸びて上に上がって来ます。

クリップで留まっていますがそのままでインレットは抜けると思います。

インレットを取り付ける時はクリップが開きにくいので少々面倒です。

このクリップがキチンとインレットにはまっていないとオイルで滑ってインレットが抜けて飛び出してしまうので注意です。

そして、燃料コックをフレームから外します。

ビス2本で留まっています。

燃料コックをフリーにするとガソリンタンクが少し持ち上がります。

少し隙間が出来たところで、さっきのキャブレターへ行くホースとリザーブのホースを抜きます。

そうすると、だいぶガソリンタンクが持ち上がるので、最後にオイルタンクを外します。

オイルタンクはガソリンタンクの裏にボルトで固定されています。

ガソリンタンクを持ち上げながらボルトを外します。

ボルトを外すとガソリンタンクとオイルタンクを分離出来ます。

ボルトは10mmが3カ所です。


これでやっとガソリンタンクが外せます。

非常に大変ですがもっと面倒なのはキャブレター外しです。

でも、スズ菌に侵された人ならこれらの作業は快感かもしれませんね。

注意点が1つ。

ガソリンタンク取り付け時の最後の最後、前側のフレームへの差し込み時です。

クーラントのリザーバータンクから出ているホースをオイルタンクの凹みに合わせないと、ガソリンタンクがハマりません。

ガソリンタンクの固定ボルトが後ろに2カ所あるんですが、中々穴が合わなかったので、よく見たらこういう事でした。