イイ天気ですねぇ
連続の
“オタク”ネタ。
でも今度は
『推測』じゃなく『実戦テスト』なので割と自信あったりして・・・。
例によって阿呆みたく長文なので、じっくり閲覧又は1秒スルーのどちらかをオススメします。
昨日、愛知県の「スパ西浦モーターパーク」にてタイヤショップ主催の走行会がありました。料金は2万円とそこそこ値は張るのですが、1日中、午前9時から午後4時まで7時間ものあいだ
“走りたいだけ走ってよし!”という驚くほど気前のよい話。セッティングを煮詰めるにはこれ以上ないシチュエーションで、試したいことを存分にやり遂げました。なお参加車は国産中心に30台。ランエボが4台もいたり、インテ・シビックのホンダ勢など相手にとって不足なしです。
450mのストレートを疾走するTメ156。非力ながら国産相手に頑張っておりました!
ホントは
「ボディ補強によるタイムの違い」を考えていたのですが、誰もタワーバーを貸し出ししてくれなかったので(←マジだったバカ者^^;)、タイトル通り「車高と減衰力」が中心です。しかしいくら走り放題といっても“やみくも”では仕方ないので5本に区切っての走行にしました。
ではでは
走行開始~~!
【1本目】なにも変更なし。
関東第2Rを走ったそのまま。『余は満足じゃセット(?)』です。コースは久しぶりだったけど、自分なりに満足な走行ができました(15周回)。フィーリングとしてはまずまずですが、1月に出した0秒9に比べコンマ8秒落ちています。ただ気温を考えれば妥当で、とりあえずこのタイムを基準とします。
●ベストタイム 1分1秒71
【2本目】F減衰力ダウン
自分の中では課題となっている『フロントの減衰力不足』。これを逆手に取ってあえて減衰力を下げたらどうなるの? と思いフロントのみ最弱設定にしてみました。ところが走ってみると予想に反し扱いやすいのなんの! 私レベルがコーナー中も自由自在にアクセルコントロールできます。こりゃあイイ!こりゃあ楽しい! そしてラインも完璧に乗せることができたので「相当速いんじゃね?」と思ったのですが、残念ながら蓋をあけてみてガックリ。。。扱いやすかった理由が単純に「コーナリングスピードが遅かったから」と判明します。そしてラップ表を見てもベストが遅いだけじゃなく全周回【遅く安定】。いくら走りやすくてもこれはダメだな。
●ベストタイム 1分1秒83
☆この結果で減衰力に関しては「フロント不足」がおおむね判明しましたから、続いて車高の方をやります。とりあえず
『上げる』か
『下げる』か迷いましたが、国産車勢の手前カッコを重視して(?)下げることにしました。これでどうなるのか? 車高ダウンは
『重心が下がる』メリットの反面
『ロールセンターも一緒に下がってしまう』など弊害もあります。スバル車のように補正するアダプターがあれば良いのですが、156はナックルの構造上ロールセンターの変更はお手軽にできません。まぁこの車高ダウンの結果がどちらに転ぶにしろ大きな変化を期待したいです。
やりだしました。ほとんど病気。。。
中途半端はイカンと思い5回転。
クリックすると拡大
【3本目】前後車高ダウン
走行直後からクイックに激変したハンドリングに驚きますが、元々薄かったグリップ感がさらに希薄になりました。2本目と比べるとなにしろ運転が難しい。後半になって私が慣れてきたのか挙動は安定してきましたが「せいぜい2本目と同タイムがやっとだろ?」と感じながら走行終了。が驚いたことに大幅タイムアップ!走りに不満の残る前半の周回ですら2本目のベストを上回っています。ちなみに気温はこの頃がもっとも高く、同走していた
すえお選手はベストタイムを落としているので、間違いなくこの車高ダウンがタイムUPに反映されています。
●ベストタイム 1分1秒23
【4本目】リア減衰最強
車高は「これで良し」として減衰を再び調整・・・。今度はもう一度確認するため、中間だったリアの減衰力を最強にしてみました。
リアを最強にすることで相対的に「フロント弱める」ことが狙いです。この走行枠はほぼ同タイムだった赤のランエボと激走したので(しかも後ろから)ベストを出すに有利な条件でしたが、予想通りタイムダウン。やはり現状の減衰バランスが私にはF・Rとも【良い調整幅】とは言えません。
●ベストタイム 1分1秒34
【5本目】リア減衰最弱
そして最後。同じく
相対的に「フロントを強める」意味で、リアの減衰を最も弱くしてみました。またしても走りにくい・・・。しかし扱いにくいということは
自分の手に余る速いクルマだということが、何となくわかってきたので、一生懸命タイムアタック! ・・・すると冬に出した0秒94を僅かに上回る自己ベストが出ました! 条件的には午後3時とまだ暑く文句なしのタイムです。本日は1分切りマシンが居なかったので国産車にまじって最速クラス。こりゃ気分いいわ!(156にしては頑張ってる。しかしレーシングカーもどきにしては情けない話?)
●ベストタイム 1分0秒91
↓こちら一覧表です。
わずかの車高ダウンがタイムに直結することに驚きました。でもさすがにもう低すぎでしょうから、ここらあたりが限界だと思われます。減衰力に関しては「フロントをもっと強く」「リアをもっと弱く」すればタイムアップする可能性が残されます。つまり調整幅をMAXまで使い切っており『もう調整いらず』状態。これでは元の設定バランスが悪いといわざる得ません。(メーカーが見たら「だからさ、お前買ったのストリート用だろ~が!この馬鹿モン!」って言われそう・・・)
どちらにしてもこの走行会で分かったことは『フロントの減衰力をもっと強くしたい』と感じた場合、まず『リアを弱く』して試すことができるってことです。減衰力の変化はなかなか掴みにくいので・・・
○F/R 最強
○F/R 最弱
○F最強 R最弱
○F最弱 R最強
この4つを試せば概ねの方向性はわかります。
ですから細かい『F6・R5』などの煮詰めは最後の最後でいいと思った次第です。
↓こちら気になった車たち。
デルタばりのFフェンダーがすさまじいエボ。立ち上がり加速はまさに飛ぶようです!
完璧に仕上がっているZ33。格好良すぎる。。。
そして34R。サーキット経験が浅い方らしいですが、最終的には1秒台前半をマークしていました。
ペッタンコ仕様になっちゃったいられ156。『いよいよっ』て感じだな・・・。
Posted at 2008/05/18 18:05:44 | |
トラックバック(0) |
サーキット練習 | 日記