「勇気出せってオイ!」
これは昨日、生まれて初めてのサーキット走行にチャレンジする
『知人T』に投げかけた言葉。
いや、ちょうど1年前は自分に言い聞かせた言葉でもあるんです。
知人Tは休日を割いてまで付き添うワタシを前に
「ねぇ・・・やめにしない?」
「1日かけて洗車デーにしようか」
「やっぱり帰る」
とか、好意を踏みにじるような発言を繰り返します。
「そんなヤツァとっとと死んでしまえ!」の言葉が喉まで出かかります。
・・・実際しっかり言いましたし。
でも気持ちは分かるんですよね。
ワタシも「走る!」と決めてから下見するだけで
2回もそのまま帰ってしまった経験がありますから・・・。
彼は人間的に極めて小さい男なので
1.「めちゃくちゃ遅かったらどうしよう。」
2.「スピンとかすると恥ずかしくないかなぁ」
3.「もし事故ったらどうしよう。」
などなどスモーリーな人間にありがちな悩みを持っていたよう。
「クルマの剛性が下がるのがイヤだな・・・。」
と、表面上は取りつくろっておりましたが、それはあくまで言い訳にすぎません。
これもまた
「タイヤが減らないなら走るよ!」
と、言っていた自分と重なりすぎてイヤですが・・・。
さてと、一応、一応ですよ
“1年だけ先輩”であるワタシから言わせてもらいます。
「1」や「2」の答え。
そんことは誰も見てませんし、知ったこっちゃありません。
みんな自分のことで精一杯。人がどうだろうと知ったこっちゃないんです。
第一【アルファロメオ】のような【遅いに決まってるじゃん】のレッテルを貼られているクルマなんですから、その点の心配は皆無。国産君たちは「壊れる」「遅い」「パーツ高い」の3拍子が揃っているアルファなんか興味すらありませんから。
今思えば、ランエボやフェラーリなんかに乗ってなくて良かった。
ランエボで18インチなんか履いて極太マフラーなんかつけていたら
“いやがおうにも”目立ってしまいますし。
とにかく人の目は気にしなくたっていいんです。
自分の人生なんですから楽しまなくちゃソンソン。
運転もできなくなるジジイになってからじゃ遅いですぞ!
しかし「3」の事故に関しては話は別。大破したら確実に損します。大破じゃなくたって板金を要する軽い事故でも5~20万ぐらいはあっさり飛ぶでしょう。ここは人それぞれの金銭事情と相談するしかありません。
ワタシは慎重な男なので、もしも廃車になってしまった時のことを考えたりしてます。
現在156・V6は2000年式なら80~120万ぐらい。エンジン以外のパーツは全部自分で交換できるのでその金額がそのまま必要。エンジンも含めると150万ぐらいは消し飛ぶ考えです。
150万。
普通に考えれば大金もいいとこ。でも人生を狂わすまでの金額だとは思いません。
しかし「痛すぎる」レベル。でもねソレぐらいのリスクを背負っているから楽しいんです。あまり人の財布事情を言うのははばかられますが、150万が借金になって人生をボロボロに変えてしまいそうな危険性がある人はサーキット走行は絶対やめた方がいい。もちろん145の中古などを買えばその150万は小さくなり50万ぐらいのリスクに変わります。
逆に大富豪からすれば150万程度は“あぶく銭”。リスクが小さすぎて『156』程度のクルマでは面白くもありません。「痛すぎる」が「イテッ」の蚊に刺されたぐらいになります。そんな富豪たちはリスクを“逆に求めて”ポルシェにでもはしります。
人間ってその辺の緊張感が面白さにつながるみたいですね。
話が収拾つかなくなってしまいましたが(つ~か長文乙)今度のラテンフェスタ。アルファカップが新設されたことにより、今までの【アルファフリーラン】は気軽なクラスとして生まれ変わっています。まだ参加台数も少ないことですし、エントリーは間に合うハズ。アルファサウンドを心ゆくまで楽しめるサーキット走行を是非オススメしたいです。
ワタシは逆にこんなイベントがあるだけでもありがたいと今では思いました。
参加費も手頃ですしね^^; 興味があるならやってみなくっちゃ!
あ~~~別に主催者側じゃないすからねアタシ。
※受付では手まで震えていた情けない知人Tは初心者とは思えないタイムを叩きだし「これは楽しすぎる!」とすっかり180度変わりました。写真はタイヤの空気圧をチェックしている所。知識だけはあるんだよなヤツァ。歌うことがキライな人が一度歌ったら最後、マイクを離さないヤツとか、ジェットコースターが嫌いだったのに今では乗りまくるヤツなんぞと同じ。知人Tに限らず男は子供のままです。
Posted at 2007/05/07 03:09:49 | |
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