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2016年10月02日

ドラマ「キッズウォー」シリーズを検証する1

ドラマ「キッズウォー」シリーズを検証する1  先日、「マイルドヤンキー」を検証するブログを書くことに当たり、「キッズウォー」「ドレミソラ」の名前を出しました。当時の「ヤンママ」などを語るために思い浮かんだだけで、特別な意図はありませんでした。

私は視聴者世代に当たりませんし、当時のインターネットニュースなど大きな影響はありませんでしたが、新聞テレビ欄の読者投稿やインターネット掲示板などで噂になっていたことは知っていました。かなり流行っており、対象となる世代(1970年代後半に産まれ、20歳代前半で出産した世代と、1980年代後半以降に産まれた、現在の「ゆとり世代」)には「重大な影響を及ぼした作品」であるようです。

結果、私は録画して数回程度は見たような気がします。しかし、「もう見たことがあって卒業した作風」「昼ドラマゆえの低予算ないしは緩い展開の風情」が感じられたために、見物程度の視聴でした。後期のシリーズではゴールデンタイムにも放送されたようで、そちらは見たかもしれません。

しかし、当時の世相や「以後の消費者」づくりに影響を及ぼしたようで、検証する必要があると感じました。何しろ、「ゆとり世代」という言葉が出るはるか前に、「ゲーム脳・キッズ脳、すぐにキレる。親はさらに面倒」と言わしめた現象を作った番組なのです。そうそう、当時の子供にも、「将来はヤンママになりたい」とも言われるようなこともありましたっけ。そして大人は「ショムニ」などの、これまた上のものにキレる番組に夢中?でした。今から考えれば、放置すべき状況ではなかったと言えます。お子様は「モンスター」と呼ばれ、現在の「モンスターペアレント」「モンスターカスタマー」の語源となりました。

「キッズウォー」シリーズの時間帯について
 このドラマが放送されたTBS系列午後1時代は、夏休みになると子供が主役級になる作品が放送されていました。1990年代初めには、それまで悪役で鳴らしていた「綿引勝彦」氏が父親を演じる、子だくさん家庭を描く「天までとどけ」シリーズが放送されました。



ハートフルな内容で、広い世代に視聴されたと記憶しています。



その後、同じく子だくさん家庭を描いた「大好き!5つ子」というシリーズにも受け継がれ、古き良き昼ドラマを継承していました。

 このキッズウォーはその裏返しとして、「古き良きホームドラマ」を否定した形で描かれていました。人間もドラマも、「良い子」だけでは成り立たないのですね。うまい作戦です。

シリーズ構成につて
 このシリーズは5シリーズ制作されました。子役の成長に合わせて徐々に内容が変化し、シリーズ2までは「お転婆な子供と大人しい子供、元ヤンキーの母親と常識派の父親」の、子供によって混乱させられる家庭と学校、その親や先生の物語として描かれました。すなわち、「「キッズ」達をなんとか取りまとめる周囲の大人たちの「ウォー」」の物語でした。すなわち、生稲晃子氏を主人公に置いたドラマであったわけです。当時、いや、今でも大人しい感じが特徴の生稲氏がヤンママ役を演じたのですから、昼ドラマとはいえ画期的でした。

 シリーズ3からは井上真央演じる茜を主人公とした恋愛・ミニマム若者群像ものとして描かれました。シリーズ5はマンネリ化を危惧して両親がいなくなり、フリースクールものとして描かれました。周囲の生徒なども、「オヤジ狩り」や「暴力」「妊娠」などと急速に変わりすぎて視聴者を離反?させてしまいました。その結果、「今度は先生がキレる「ドレミソラ」」を経由して、出演者を一新した「新キッズウォー」として再スタートをしましたが、新シリーズは2作目で終了してしまいました。

キッズウォーとそれまでのキッズものについて
 そもそも子供向け30分ドラマの歴史はかなり古く、昭和40年頃の「ケンちゃん」シリーズなどから始まったようです。

「ケンちゃんシリーズ」



 私は、初代ケンちゃんの宮脇康史氏の時代の頃のことは知りません。二代目の岡浩也氏の頃のことしか知りません。高級住宅街となる前の、世田谷区の狛江市寄り(早い話が、国際放映)で、来店型自営業を営む一家を舞台とし、ケンちゃんと妹のチャコちゃん、周囲の友達との毎日を描くドラマでした。基本的には「良い子」ばかりで、制作側も道徳的な意義をもって制作していたことでしょう。ケンちゃんのお父さん(牟田悌三氏など)はいつもケンちゃんを教え諭していました。おじいちゃん(田崎潤氏)は、「戦争の頃は~」などと語り、我々に太平洋戦争を忘れてはならないことを教えてくれました。

 その道徳的雰囲気が1980年頃からのお笑いブームによってかき消され、今日では全く語られない作品となってしまいました。1990年頃の「懐かしのアニメ、ドラマ」ですら語られなかったほどです。

「ハレンチ学園」



 1970年放送のギャグドラマです。私は、「懐かしの~」で数シーンしか見ていません。主人公の女の子(児島美ゆき)が学校の塀を乗り越えてパンツだけが塀に引っかかるところです。生徒も魑魅魍魎で、原始人なんかもいたかな!?当時の小学生に「スカートめくり」を大流行させたとか!?当時の子供(昭和30年代半ばまでに産まれた方)の親から、見せたくないテレビ番組に選ばれたそうです。

「あばれはっちゃくシリーズ」



 昔ながらのガキ大将・暴れん坊的雰囲気を持つ主人公の「桜間長太郎」が、これまた世田谷区の狛江市寄り(早い話が、国際放映)付近で自営業を営む一家と学校を舞台とし、いたずらをしながらも大活躍をするお話です。

そのいたずらに対して父親は、「このバッキャロー、てめぇのバカさ加減には、父ちゃん情けなくって涙出てくらぁ!」と毎回怒るのでした。

桜間長太郎は学校の成績は悪かったのですが、基本的には友達思いであり、悪い子ではありませんでした。まあ、「暴れっ子、大活躍」という作風でした。

「うちの子にかぎって」



 1984年放送の作品です。中央線沿線の新興住宅地を舞台とし、大人ぶった小学生を中心とし、振り回される先生(田村正和氏)や、保護者を描いていました。子ども同士のキスシーンを描いたりなど、急速に子供に性の情報が行き渡るきっかけを作った作品です。

「毎度おさわがせしますシリーズ」



 「うちの子に限って」の中学生版とでもいう内容で、性の情報がかなり前面に押し出されました。中山美穂氏のデビュー作でもあり、作品中では特に彼女の言葉遣いが目立ちました。一人称は「俺」とするなど、成長期でホルモンバランスが変動しやすい年代の子をよく描いていました。個人的には、私の地域では大正時代産まれの女性の一人称が「俺」なので、元気が良いというより年寄り臭さを感じてしまい、少しも活発に思えないのでした。

この「毎度おさわがせします」はシリーズ3まで制作され、同時期には様々な亜流ドラマが登場しました。「夏体験物語」などです。が、この流れは中山美穂氏の成長と売り出し方の変化により、「な・ま・い・き盛り」



ではその後のトレンディドラマの片鱗を感じさせる方向へと転進、一時お色気ドラマは途絶えるのでした。

「いちご白書」



 不人気ドラマゆえほとんど語られません。1993年初のテレビ朝日系列の金曜日8時に放送されていたと思います。大黒摩季の「チョット」を主題歌、小田茜、辺見えみり、安室奈美恵ドラマ初主演と、今考えると凄い内容です。内容は「毎度お騒がせします」と概ね似ております。性に関する内容がほとんどでした。今考えれば後の「アムラー」の台頭を示唆していたのかもしれませんね。

「家なき子」
 これはここに入れて論ずる作品ではありませんが、「キッズウォー」の主人公はこの作品における安達祐実氏演じる「すず」と似た部分を感じました。すずは大人たちに「金カネかねのカネゴンだ」「同情するなら金をくれ」と、正論で迫るのでした。


「毎度ゴメンなさぁい、毎度おジャマしまぁす」





 1994年と1995年に放送された作品です。題名から「毎度お騒がせします」を想起させますが、実際には性に関する内容は完全に排除されており、男女隣同士のドタバタものになっています。どちらかというと、小林亜星氏がちゃぶ台をひっくり返す、「寺内貫太郎一家」の近い作風でした。それまで「白鳥麗子シリーズ」で現代的お嬢様を演じていた松雪泰子氏がべらんめぇ口調のセリフを繰り出し、当時の「オヤジギャル」と相まって、元気な女性の時代を感じさせたものです。

なお、当時の番宣番組などでは常盤貴子氏が主役を演じると報じられており、クールな顔立ちでべらんめぇ口調だったらよかったのにな、と悔しく思ったものです。

 そんな系譜を受けて、改めて子供向けドラマとして制作された作品が「キッズウォー」であると考えています。成長期には男女ともホルモンのバランスが崩れるのでして、必ず「おませ、男言葉(現代ではジェンダーフリーの観点から言葉に男も女もありませんが、便宜上こうします。)を使う女子」がいて、元気良く先が楽しみ、と思う人が居る、ということがわかりました。

 少し長くなりましたので、2に続きます。
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Posted at 2016/10/02 22:04:28

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