2009年05月04日
知人や友人ではなく、初対面との人の会話で返答に困ったことはありませんか?今回は、過去私が返答に困った会話の例を挙げます。そもそも会話とは、「ちょっとずつ話がずれていって、そのずれによってどんどん進む」ことで盛り上がりが得られます。国語を始めとした各種試験問題の「○○について説明せよ。」とは全く異なるものだと思います。試験問題は聞かれたことについてだけ答えることが基本ですが、会話は「ずれ」がないと進みません。
・寝るのが好き
その昔、学生だった頃の友人にこのようなことを言う人がいました。最近では、女性に増えているような気がします。そりゃ寝るのは本能なので誰しも気持ちが良いものですが、何をするのが楽しいかと聞いて返ってくる答えがこれだと、次の会話へつながりません。同義語に、「ごろ寝が趣味」もあります。
CO2削減にはつながりますが。。。
・それで何を答えればいいの?
当社を辞めた人が良く言っていた言葉です。普段の会話(世間話)で、とりとめもなく世間で起こっていることを話すことがあるかと思います。たとえば、
「フォレスターのCMって、お金が余っている新婚カップルっていう感じがしますよね~。(と同意を求める)」
と聞いたときに、かの人はこのように答えるわけです。私と感想が違えばそれを答えればよいことですし、吉瀬美智子が好きならそれを言えばよいし、ゴルフが好きならそのことを話せばよいのに、このような返答をされると、会話というものの必然性を感じなくなります。
・そうですね
一問一答の会話を会話だと思っている人が少なからずいらっしゃいます。上記フォレスターの問いかけをしたときに、こういう返答が来たら、次はどういうことを話すとよいのでしょうかね?
・マイナス志向思考指向
私も耳が痛いのですが、何もかも批判的(けなし方向)であると、会話が経る方向になりますね。何もかも肯定的でおめでたいのも、人生面という意味では良くないこともありそうですが、世間話の上ではプラス思考でありたいものです。
(でもなあ、やはりドラマには批判的。。。もちろん、会話の中では「こうしたら良くなる」「こうしてほしい」と、改善点も言いますよ。)
ただ、ある一定以上の年齢(?)になった、あるいはある一定年(昭和49年?昭和51年?)より前に生まれた女性は、「あれもつまらないこれもつまらない、○○(趣味などの言葉が入る)なんか、おもしろいですか?」と、もはや死亡以外この世に遣り残したことがない勢いで、否定的にものを見る人がいます。これはただの「性格悪子さん」なのでしょうか?
・そうですね(Ⅱ)、たのしそうですね、すごいですね(で会話を打ち切る)
相づちの一種です。「一見さん」を相手にするようなお仕事(店員さん、エンドユーザー対象営業)をしている人は絶対しない会話様式です。そういう人は、とにかく相手の口を緩ませて、自分の土俵に相手を持ってくるようにしますから、必ず相手が出した話題について聞き返しをします。ところが、内勤の人はそういう経験がないために、自分に関心がわかない内容の会話を、この相づちでさっさと切り上げるようにしてしまうようです。
就職活動中の学生は、よく「営業をやらされる」と、営業を嫌う傾向にあります。でも、営業や対面販売仕事をしないと、「大きな高校生」のまま年をとっちゃうよ。そういう大人、結構います。
Posted at 2009/05/05 20:43:27 | |
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日記 | 日記
2009年05月04日
「BOSS」は、明快でわかりやすいストーリー、そしてそこそこの作りこみであることは先日説明しました。しかし、第三話にもなるとそろそろ飽きを感じてきてしまいます。一般に3ヶ月ものドラマの場合は、一話で派手な演出を、二話でその背景となった説明を、そして第三話から展開を始めていくことが多いです。しかしこのシリーズは、そういった面倒な(?)描写なく、一話完結であることを良いことに、どんどん話を作っているような感じがします。おかげで登場人物の心の葛藤や悩み、怒りなどの深みが全く描かれず、淡々と事件模様を見せられるだけになってしまっています。こうなると、私が挫折する日も近いのではないかと思います。そこで、ざっと改善提案をあげます。
・脇役たちが主役になる回も作る
結構個性がある脇役たちがそろっています。その人たちが主役になる回を作り、ボスをそれを支える位置にたたせてはいかがでしょうか?天海さんがh巣役で主人公だと、そろそろくどいです。太陽にほえろのボスって知っている??
・変なカメラワークはやめる
言葉で説明するのが難しいのですが、移動速度(?)やアップや引き(?)の異動毒度が突然早くなるようなワークないしは加工があります。これは見づらいです。
・プレゼン手法はやめる
事件の背景を説明する捜査会議などに、「パワーポイント」的なとって付けたような説明シーンが多用されています。これをうまく物語中に収めることが監督の腕の見せ所ではなかったでしょうか?われわれ視聴者は、ドラマ説明のプレゼンテーションを見たいのではないのですよ。
・もっと深みを
ストーリーが単純明快どころか、ひねりがありませんよ。
ざっと思いついたのは、このくらいかな?
今回のあらすじ
女性暴行事件が多発する。被害者は、とある雑誌の読者モデルばかりであった。被害者の証言からバーテンダーが特定される。その男は何日か前から行方不明になっていた。捜査は振り出しに戻る。一回目の事件とそれ以降では、手口の違いがあることに気づくボス。再度の捜査で、バーテンダーの後輩が挙がる。証拠が少ないことから、第三の被害者と容疑者を近づける手法をとるボス。果たして容疑者は犯人であり、無事逮捕されるのであった。
ところが場面は突然第三の被害者の仕事場に移る。その不自然な行動から、第三の容疑者こそが容疑者を操っていた黒幕であることを看破する。モデル同士の争いから今回の件を計画したと、ケラケラ笑う彼女。
感想
ひねりが少ないことや心理描写が甘いこと以外は、おおむね良かったかな?第三の被害者が疑わしいことが、最後のシーン意外では全く描かれていないんですよね。まるでとって付けたような最後のシーンでした。
Posted at 2009/05/05 16:50:09 | |
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