moto('91)のブログ一覧

　雨の祝日、昼食を食べながらビデオ(ベストモータリング)を鑑賞していると、家の電話が鳴りました。
以下にやり取りを示します。「＿」は、一瞬の”間”。

相手「○○(私の下の名前)＿さん＿でいらっしゃいますでしょうか？」
私「はい」
「私＿、□□(相手の社名)の＿△△(相手の名前)と＿申しまして、_本日は＿○○様に＿厚生年金保険と＿**(忘れた)の＿還付金の＿運用について＿お電話＿させて＿いただきました。」

この喋り方の時点で悪質なセールス電話とわかり、切りモードに移行しました。

私「これから出かけるので、また今度(当たり前だけど、「今度」はないよ)。」
相手「あれ？＿○○様＿、本日は＿お休みではなかったのでしょうか？」
私「(休みだからといって、聞きたくもない話を聞くほどヒマではないと思いながら)今すぐ出かけるので。」
相手「では＿、いつでしたら＿よろしいでしょうか？」
私「これから出かけるのでわかりませんね」

と、相手はまだ何か言っているようですが、電話を切ってしまいました。私としては、これでも長話に付き合ってあげた方です。関西ではいろいろ「凄む」方もいると聞きますが、あとに述べる話を聞いたことがあるので、ただ切るだけにしています。

　そもそも、電話で悪質（？）セールスをする会社は、1000件電話をかけて2件も成約するだけで利益が出ると聞きいたことがあります。初期の「架空請求電話詐欺」もそうでしたが、こういう話に乗ってしまう人がいるから、いつまでたってもセールス電話や電話詐欺が減らないのですよね。引っかかってしまう癖がある方は、
「世の中に儲け話はない」
と、肝に銘じてください。

　電話の受け答えの件です。以前、電車通勤中にこの手の業者に努めていると思われる若者二人の会話を聞いたことがあります。

「横柄な態度をされるとさあ、そのあといたずら電話をかけたくなるよね」
「そうだよね。そういう態度をする人も、そんなことされるとは知らずに横柄な態度をとっているんだろうね」

まったく、世の中のゴミです。こういう会社は、経営者も従業員も、「世間の役に立つことをして、そこから少々利益を頂戴しよう」という感覚は皆無なんだろうなあ。なお、その二人はスーツ姿ではありましたが見た目に清潔感はありませんでした。

　そうそう、上の会話の中にわざわざ「＿」を入れましたが、この種の電話はやたらと「間」を長く取るんですよね。しかも、言葉一つ一つはゆっくりで丁寧なのですが、普通の電話会話と比較すると、過剰に丁寧な感じがします。明らかに時間稼ぎをしていますね。しかも、「ズバリ本題」を言わない。

聞くところによると、電話の相手の上司が、全てないしは一部をモニターし、受け答えが社内の詐欺マニュアルに法っているか、調べているようです。もしくは、電話時間を一件一件の出来高制給与で、短時間で相手に切られてしまうと報酬にならないとか、あるいはペナルティにされるとも聞いたことがあります。

まとめとしては、
「この種の電話は、相手に付き合わずにさっさと切ることが、世のため人のため、あるいは電話をかけている人の将来のため」
になるということです。こんな会社にいつまでも勤めていたら、その人の人生ロクなものになりません。