おはよう⏰ 3時ですよ〜〜
予定通りに起床し外に目をやると相変わらず霧深く雨足も強い😭
1時間ほどうだうだしつつも気象情報をチェックしていると回復の兆し(と言っても弱まるだけですが)が見えて来ましたので予定より1時間半遅れの5時過ぎに出発です。
みくりが池温泉からミドリが池を経由し室堂山荘を経て一ノ越へ向かうコースを選択しました。
<帰りの写真:ミドリガ池>
<帰りの写真:みくりが池>
室堂ターミナル方面に戻る方が距離は短いように思うのですが、宿を出て直ぐの階段の下り上りは出だしから体に堪えそうでしたから😅
日の出前の霧の中、足元を照らすヘッドライトの光がよく映えます。
まったく人気のない白いベールの中を進むこと15分ほどで室堂山荘へ到着。
室堂山荘を過ぎると「ここから登山道」の看板が目に入り身の引き締まる思いです。
ガイドブックによると一ノ越までは整備された歩きやすい登山道とあります。
石畳の登山道で、敷き詰められた平らな石の隙間をコンクリートで埋められていますから、石がぐらつくこともなく安心して歩を進めることができるのですが、私には何故か歩き難い道でした。特に帰りがとても歩き難い道と感じてしまいました。
よく整備されているのに何故だろう?
しばらくは緩やかな傾斜が続きますので、晴れていれば雄大な景色に目を奪われながらハイキング気分で歩を進めることができたでしょう。
<帰りの写真:せめてこのくらいだとよかったのに>
相も変わらずの雨と霧の中を黙々と進み、その昔、下界と神の世界の境界とされた場所の祓堂で小休止です。
ここから先は勾配が急になるとガイドブックにかいてありましたから(笑)
つづら折りにさしかかるとガイドブック通り勾配がきつくなり、ヒーヒー、ゼイゼイ言いながらもほぼ標準タイムの1時間ほどで一ノ越に到着です。
ここまでは中年夫婦一組を追い抜いただけで人恋しくなるほどでしたが、一ノ越にはツアー客なのでしょうか大勢の登山者が準備万端スタンバっていました。
私と息子は山荘の軒下を借り雨を凌いで朝食タイムです。
朝食と言ってもみくりが池で手に入れた菓子パンと一ノ越山荘でいただいたインスタントコーヒーだけですが。
気圧が低いんでしょうねぇ、パンの袋がパンパンに膨らんでいました。パンだけに😅
ツアー登山者の皆さんは白いベールの中に消えましたし、チップ制のトイレも拝借したし、さて我々も出発しましょう。
一ノ越を境に一気に険しくなります。
こんな大小の石が混在する急坂のガレ場を、時には両手両脚を使い這いつくばるように登っていきます。
踏み跡がいく筋かあり、どのルートを辿れば安全に登れるのか初心者には不安がよぎりますが、要所要所にペンキマークがありますから見落とさなければ大きな過ちを起こすことは無さそうです。
それから意外だったのが急登にも関わらず息が上がらなかったこと。一歩一歩着実に歩を進めたからでしょうか。
ただ、息はあがらないものの着実に脚にきているようで時々右にふらつきます。なんか変😱
右に倒れたら場所によっては、谷底に向かって転げ落ちそうなヶ所もありますから、ここでやめといた方がいいのか?と思うことが何度か....
もっとも濃い霧が幸いしてか、奈落の底までは見えず恐怖心が薄らいだのは幸いでした。
右側から誰かに引っ張られるようにふらってくるんです😅 私って体のバランスが悪いんですかね? それとも誰かが呼んでいる?😱
それに時より吹き付ける西寄りの強風、こいつにも要注意です。マッチ棒のような体型の私は風に煽られ易いものですからww
富山県の小中学校の行事で立山登山が行われているそうですが、こんなにも岩ゴロゴロの急登が学校行事だなんて凄いものです。
危険も伴いますから賛否両論あるのでしょうが富山県の小中校生は凄い❣️尊敬です。
ガイドブックには初中級コースとありますがなかなかどうして....😅
行きはヨイヨイ帰りは怖いじゃないですけど、なんとか登れはするものの帰りが不安。ここ本当に下りれんの⁉️😱と
一時間ほど登ったでしょうか、霧の中から突如建物が現れ第一目的地の雄山に到着です。
雄山頂上には雄山神社峰本社があり、ここからは360度の展望で、遠く富士山、御嶽山、そして黒部川の源流と富山湾を一望できるのだそうです。これを楽しみにやってきたのに😭
2018/9/18 8:00撮影
このような天候なら最高なのに、雄山に到着した時刻はこの状況。
2018/9/16 8:00撮影
<
JR9VQライブカメラの過去画像より>

天候が悪いために社務所の中でお祓いをしていただき、次は大汝山、富士ノ折立(立山とはこの三山を総称しての呼び名だそうです)回って大走りから雷鳥沢に下ります。計画では。
しかし、霧がはれる気配は無く、ときおり強い風が吹き付けるのも変わらずで、初心者には危険と判断し勇気(ビビリとも言うww)ある撤退です。
雄山で追いついたツアー登山者にこそっとくっついて行く手もありましたがスタートが遅かったですから帰りの時間がねぇ....😂
数少ないですけれどこれまでの経験では下りの方が「えっ!😱 こんな急なところを登って来たの?」と思うことが多かったのですが、この度は下ってみると急坂だってことを感じられなかったのは意外です。
上りと下りのルートが分けられていたのですが、下りは急であることを感じさせないルート設定なのかもしれません。
とは言え、下り坂では前科者ですから、一歩一歩、膝と会話しながら小幅で下ってきました。
おかげで余分な回転運動をすることなく無事に一ノ越まで戻って来ることができました。
ここで気を抜くことなく荷物を預かってもらっているみくりが池温泉に戻ります。
みくりが池温泉には10時半頃に到着しましたが、濡れた物を乾燥室で乾かしている間に、温泉で汗を流し、ビールを飲みながら美味しいラーメンをお昼にいただきます。
天候は残念でしたが満足して、にゃんこ達が首を長くして待っているであろう家路についたのでした。
雄山まではなんとかなりそうだから、よし、再チャレンジして今度こそ縦走するぞ❣️
交通費が大変だけどww
(写真は息子のスマートフォンで撮ってもらいました)