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にゃんこおっさんのブログ一覧

2019年11月10日 イイね!

夏のリベンジ ーその3;ニュウ〜登山口ー

夏のリベンジ ーその3;ニュウ〜登山口ー今回同行しなかった息子への報告も兼ね、再訪時への備えとして細かく記録してきたけれど、記憶を辿るのに少々疲れた。
そろそろ終わらせて読書の秋に戻らねば。冬が来る前に.....


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ニュウからの下りは、登山道を下るというよりも森の中を下るという表現の方が合っていると感じる。
各々の歩きやすいルートを歩いた結果なのか、どの踏み跡を辿るべきなのか悩むことが多くあった。
岩が顔を出しているヵ所や、長く続くわけではないが急斜面もあったりで、ニュウまでの登山道とは様相が異なる。
鉄棒にぶら下る要領で岩と岩の間に身体を入れ、両手で岩を掴んで岩の間に身体を降してゆくような場面もあったりで歩き難い。
中山の崖下りを逆に登るのもきつそうだが、この森の斜面はできれば登りたくない。
この斜面ではピンクテープが結わえ付けてあるから、これを目印にすれば道迷いすることもないのだろうけれど、足下にばかり注意して下っているとついつい見落としてしまう。
もう少々下に結わえてあればいいのだろうけれど.....。
そう言えば、踏み跡を辿って進んでいたら何かおかしい! 向かう先には低木が密集しているから、雉撃ちに向かう踏み跡だったのだろう。

30分ほど下れば道標が三つも立っている分岐点に到着し、ここを左に折れて白駒池に向かう。
この先は歩きやすい平坦な道になってくるが、途中にトウヒだと思うが大木が何本か根こそぎ倒れていた。
翌日、BS・NHKの山番組(富士山登山)でちょうど同じような状況の場面が登場した時に、ガイドさんが言うには、火山灰が降り積もってできた台地では、火山灰が固いために地中深く根を張れないんだとか。
倒れている大木の根が浅いと感じたのはそういうことだったのか。
さらに先へ進むと白駒湿原に到着する。

時期的なものだろう、湿原という感じはまったくしないし、予想していたよりに狭かった。

湿原に流れ込む水路には氷が張っているし、体感気温より遥かに気温が低いのだろう。
厳しい冬が直ぐそこまでやってきているようだ。
ちなみに青苔荘の屋外寒暖計は摂氏4度を示していたが、最後まで無風で山歩きには最適な気候だった
湿原を過ぎるとほどなくして白駒池湖畔に到着する。
夏には時計回りに湖畔を巡ったので、今回は反時計回りで進んでみる。

11月の「もののけの森」は、瑞々しさが失われた苔に覆われた森になっていて薄気味悪さを感じる。寒さによるものなのか乾燥によるものなのかはわからないが、

夏はこんなにも瑞々しく薄気味悪さはなかったのに。
「もののけの森」を通り抜け青苔荘に到着すると、自然と喫煙所に足が向く。
五時間ぶりの一服はなんて美味いんだ!
喫煙所を借りるだけでは申訳ないので恒例のお土産を買い求めることにする。

この図柄、どこかで見たと思ったら

この景色がモチーフに違いない。
青苔荘を後にして少し進めばお気に入りの倒木が待っている。

<今回の倒木写真:スマートフォン>

<前回、夏の倒木写真:一眼>
描写力の違いがあるとは言え、この季節の苔は哀れを感じさせる。
倒木を後にすると直ぐに登山道を横切る小動物が目に留まる。
なんだろうと目を凝らしたら日本リスだった。
頬っぺたが膨らんでいたところを見ると、間もなくやってくる冬に備えて食べ物を集めている最中だったに違いない。

以上で五時間半の山歩きは幕を下ろしたのだった。


総距離9.6kmに対して歩行時間が4時間2分の割に、体力的にも肉体的にもそうはキツくなかった。
帰りの運転で睡魔と戦わずとも済むのなら、ぶらっと山歩きに行くのには良いところかも知れない。
ただ、樹林帯が好きな方には楽しめるコースだろうけれど、変化に乏しい樹林帯はどうも.....


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<雑記>

◆秋山登山
高い山でなくとも、10月末から11月初旬で山小屋や登山バスの営業を終えたり、道路が冬季閉鎖されたりで、秋山登山は10月20日頃を目処に計画を立てた方が良さそう。

◆携帯食;スポーツヨウカン
4本持って行き、昼食にありつけ無かったこともあり食べ尽くした。
これは自分に合っているかも。

◆最後のコンビニ
Aコープを過ぎて右手のセブンイレブンが最後のコンビニ。
この先にもう一店あったはずと通り過ぎたら、誤った思い込みだった。


2019年11月10日 イイね!

夏のリベンジ ーその2;中山展望台〜ニュウー

夏のリベンジ  ーその2;中山展望台〜ニュウーラストチャンスだったのだろうか?
14日から冬季閉鎖になるメルヘン街道、何の気なしに駐車場に設置されているライブカメラにアクセスしてみたら、11日-14:15の静止画が張り付けてある。
料金徴収の方が待機するボックスは閉じられているようだし、10日で営業を終えたのだろう。
しかも、薄着で山歩き出来た前日とは打って変わり、駐車場周辺はモノクロームの世界に変身している。これでは冬タイヤでなければ、峠の行き来はできないだろう。
一泊二日で計画していたら、ルーテシアを白駒池駐車場へ置き去りにしなければならなかった。

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愛らしい眼をしたホシガラスが飛び去った場所から中山展望台までは目と鼻の先で、平坦な登山道を抜ければ目の前が一気に開ける。

中山展望台は岩だらけの開けた場所で、高見石からの眺望が浅間山が見える北東方向だったのに対して、中山展望台では北から南までの大パノラマを望むことができる。
展望台には点々と10組ほどの老若男女がそれぞれの眺望を楽しんでいた。

遠くに見えるは北アルプス、右手前は形からして蓼科山と北横岳だろうか? 
初心者にはまだまだ見分けが付かない。
そんな中、先の写真に写り込んでいる女性二人連れに、高齢の方が山の名を解説してあげ盛りあがっている。実に愉しそうだ。
山に詳しくなれば、歳の差や性別に関係なく一期一会の出逢いを楽しむことができるのだろうか。ならば山名くらいは覚える努力をしよう。
「正面のとんがっているのが槍ヶ岳、あれは噴火のあった御岳山・・・」と解説は続く。
北アルプスは殆ど登ったそうだから、仲間に入れてもらって「燕岳はどれですか?」と尋ねようと思ったけれど、せっかくの盛り上がりに水を差すのもどうかと思いズームアップで探してみることにした。

槍は一目で識別できるけれども、右手前から常念、大天井、そして燕? やはり識別不能な私。

こちらは中央アルプスこと木曽山脈のはず。

そして中央に頭を出しているのが御岳山に違いない。名古屋市内から見える形とも、木曽駒ケ岳から見えた御岳山とも形状が異なるので自信は無いが。


こんな青空の下でビールをぐいっと飲み干し、豆腐のような岩に横たわって昼寝をしたいほどだったが、高見石で時間を使いすぎたため10分ほど楽しんで展望台を後にする。
道標の中山・天狗岳方面を確認し、再び木々の間のほぼ平坦な道を進む。
五分ほど進むとまたもや視界が開ける。それもそのはずで、断崖とまでは言えないものの崖下りと言ってもいいような下りが待っていたのだから。ただ、足元のしっかりした岩ばかりなので、岩に手を添えながら足の置き場を見極めて下れば危険というほどでもない。もっとも一歩誤れば大けがは必至だろうから、安全を期すためにヘルメットは常に持参すべきと反省させられる下りだった。
崖を二、三十メートル下れば平坦になりほどなく分岐点に差し掛かる。
直進すれば中山峠・天狗岳方面へ、左に折れればニュウに向かう。
提出した登山届には、直進して黒百合ヒュッテで昼食を摂ってから戻ってくる行程を記載してきたが、高見石、外国の方とのコミュニケーション、ホシガラスとの出逢い他と、計画以上の時間を割いてしまったため黒百合ヒュッテのビーフシチューは断念する。
分岐点からニュウまではダラダラと下りが続くが、予想に反してこのルートも樹林帯の中を通るものだった。
山地図からは、登山道に沿って右手は切れ落ちた崖が続いているように読み取れたので、右手は見通しが利くだろうと想定していた。

明るく写っている先が切れ落ちているようで、この際までがシラビソの生息域のようだ。
台風の影響なのか倒木も目立つが、世代交代の若いシラビソも数多く育っている。

このような大木も折れている。これも暴風の影響だろうか。

ニュウに近づくと切れ落ちた崖のすぐ横を通ることになるが、踏み跡が崖に向かっていくつかあり、ロープが張ってある箇所もあった。霧深い時などは踏み外して崖下に真っ逆さまということもありうるのだろう。

この写真は、その危険な踏み跡に沿って五、六歩先の際から腰が引けた状態で撮ったもの。

ニュウへは写真の切り立った崖を登るわけはなく、左側に登り易いルートがちゃんとあるから誰でも登ることができる。
ニュウへの取り付き口が今一つ分からないでいると、どこからともなく現れたこの子。

こちらを向いて「そこから登ればいいんだよ」と教えてくれているようだ。
中山展望台の手前で出逢ったホシガラスが先回りして待っていてくれたのだろう。
取り付き口を教えるとサッと飛び去ってしまったため、露出補正をする間もなくこの一枚しか撮れなかったのは実に残念である。
ここでは、中山展望台からは望めなかった南南東から北北西にかけての眺望が開けている。




高見石、中山展望台、ニュウを回り、ほぼ360度の眺望を得たところで、夏の宿題を漸く終えることができた。後は安全に下山するのみ。






2019年11月10日 イイね!

夏のリベンジ ーその1:登山口〜中山展望台ー

夏のリベンジ   ーその1:登山口〜中山展望台ー露出合わせが間に合わず、黒つぶれ気味なこの鳥さんはなんでしょう?
答えは後ほど😅

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記憶を辿る上で、まずはヤマレコのGPSログをヤマケイオンラインで取り込んだデータをアップしておく。

それと、Androidのスクリーンショットの取り方を忘れたのでiPadで撮ったヤマレコのデータと。

GPS機能の精度の問題か不思議な動きをしている歩行データ、記録として信頼していいものか不安が残る。
ポイントポイントでメモした時刻をヤマケイオンラインに手入力したものはこちら。

歩行距離、累積標高共に大きな差異、そんなにふらついて歩いていたのだろうか?

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苔の森へ足を踏み入れ10分もかからずに白駒分岐に差し掛かる。
前回は直進し白駒荘の先から高見石を目指したが、そこそこ体力を消費するルートのため、今回は出だしの体力温存を図るために右に折れる。

駐車場は風の通り道になるのか、北風が吹き抜け体感温度が下がり薄ら寒くソフトシェルを羽織って歩き始めたが、森の中は無風状態でうっすらと汗ばんできた。

踏み跡の無いところでは霜柱がとけずに成長し土を盛り上げるほどだから、気温は高くとも5,6度といったところだろう。
寒さは感じられないのでソフトシェルを脱ぎ、半袖のドライレイヤー、長袖薄手のベースレイヤーの上はTシャツ姿になり再スタートする。
夏に訪れた時はサンダル履きの観光客が登っていたほどのなだらかさの登山道で、足元も良くついついペースアップしそうだが、ここは意識してスローペースで高見石を目指す。
老夫婦を追い越させてもらい中盤に差し掛かると、若い二人連れの女性が下ってきた。
「随分と早い下山だこと」と思ったが、4、50ℓはあろうザックを背負っていたところを見ると小屋泊だったのだろう。晴天続きの週末で充分満喫できたのではないだろうか。

登り切りこの分岐を左に折れると、ものの数分で高見石に到着する。
白駒分岐から35分ほどかけて到着したが、普通のペースなら30分かからないのではないだろうか。
それにこれと言った危険なヵ所もなく、ハイキング気分でで雄大な景色を拝むには適したルートだと思う。
孫が5,6歳になったら是非連れて来たいものだ。それまで私が元気で居られればの話だが。

ザックをデポし大きな岩群を登って高見石に立つ。
前回は雲が邪魔して眺望は臨めなかったが、今回はご覧のとおりの眺望。

実に雄大な大自然が眼前に広がっている。
北東の佐久方面を臨んでいるはずだから遠くに見えるは浅間山なのだろうか?

うっすらと噴煙が立ち上っているところを見るとやはり浅間山に違いない。

後ろを振り返れば、遠くの山並みは木曽山脈だろうか?
高見石小屋のトイレを借用しただけで次のポイントへと先を急ぐ。と言っても30分強も滞在してしまっていたが。


中山・天狗岳方面に歩を進めるが、これから先は初めてのルート。事前の情報収集不足もあってか少々緊張する。
樹林帯の中、緩やかな下り坂をしばらく進む。
ふと気が付けば、鳥の囀り、無風なのはありがたいが木々のざわめきさえ耳に届いてこない。
人工物から発せられる騒音は勿論の事、音という音が一切聞こえてこない。
聞こえてくるのは自分の息遣いと靴音だけ。
無音の世界に紛れ込んでしまった。
「無音の世界に放り込まれると、人間は確実に狂気の世界に導かれる」と聞いたことがあるが、狂気の世界に導かれないまでも得も言われぬ恐怖感が沸いてくる。
人気はまったく感じられず、ふと熊との遭遇が頭をよぎり余計に不安になってきた。
一帯は針葉樹の森だから、熊のエサは無く住み着いていなだろうとは思うけれども無音の世界が恐怖心を助長するのだろう。

平坦な登山道が終わると、今度は岩だらけの上り坂が待っていた。
高見石小屋前の案内板には「だらだらな坂」とあったが”長く続く”という点ではだらだらと言えるが、急登とまでではいかないものの決してゆるやかではないと思う。
こんな岩だらけのだらだらな登りで休憩がてら


写真を撮っていると、何やら動物の気配を遥か上の方に感じる。
逆光ではっきりとは見えなかったが、木々の間から黒い大きな物体が下ってくるのが目に留まる。
まさか、熊? いや大柄な人間だった。高見石に別れを告げて初めて出会えた人間。
恐怖心から一瞬熊かと思ったが、大型の三脚を括り付けたザックを背負った長身の外国の方だった。
音もなく人気もない山中で、人に出逢えることがこんなにもホッとできるとは思いもよらなかった。
「展望台に出れば絶景が待っている」と言葉を残して去って行ったこの方が、本日口をきいた最初の人になろうとは。
岩だらけでだらだらな坂を上り尾根に出ると

立ち枯れた木々の向こうに山並みが見え、さらに進むと開けた場所になる。
ここまで来ると、女性の感嘆の声が聞こえてくる。中山展望台は直ぐ先のなのだろう。
先を急ごうとすると、何やらバサバサと羽音が聞こえてくる。
やはり音のある世界はホッとする、
羽音の正体は、なんと雷鳥に次いで逢いたかったホシガラスではないか。
飛び去る姿は遠目で目撃したことはあったが、こんな間近でしかもしばし留まってくれているのだから、こんなに嬉しいことはない。



もっと小さいのかと思っていたら意外と大きく、鳩より少しい大きい30cmほどの体長だろうか。
山用に高倍率ズームを買い求めてよかった~と思う瞬間。
7,8分は傍に留まっていてくれただろうか。
ホシガラスに逢えるなどとは念頭になかったのでこの上ない幸せを感じる。
ここで下山し帰宅してもいいかなと思うほどの偶然の出逢いだった。




2019年11月10日 イイね!

夏のリベンジ ー プロローグ

夏のリベンジ  ー プロローグ毎回の事ですが、一応断っておきます。
私の日記は自分の記憶の整理ですから細かい事が多くだらだら長いだけで、ここに足を運んでくださる皆様にとってははどうでも良い事が殆どです。
特に今日の日記は顕著に表れていますのでご容赦ください。


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11月に入ってからは快晴の日が多く、野駆けには恰好の日和が続いている。
文化の日を挟んだ三連休ともなればいずこも人と車で溢れかえるであろうから、混雑嫌い故に自宅に籠り自堕落な時間を過ごしてしまった。
混雑を避ける上でも金曜に野駆けに出掛け、翌日は衣類や靴などの汚れを落としてからたっぷりと昼寝をすることを理想とするが、折悪しく週初めに発生したトラブルの後始末に追われてしまい、職場放棄の機会を逸してしまった。
ならば今週にはと思い、野駆け先を、乗鞍岳(もしくは上高地乗鞍スーパー林道・野麦峠)、伊吹山(もしくは伊吹山ドライブウェイ)、木曽駒ケ岳、北八ヶ岳方面に絞り込み、これらの何れかとすることにした。
考えあぐねた末、

燕山荘から見た雲海に浮かぶ八ヶ岳から、逆に北アルプスを愛でるのもよかろう。
万事須らく、物事を一方向から見るだけでは判断を見誤るを信条としているのだから。
湿度が低く晴天続きの今ならきっと叶うはず。
まずは、某ツアー会社から”日帰り登山ができる百名山の一つ”として企画される蓼科山を調べると、確かに日帰りは可能だが山頂の小屋が三連休で小屋仕舞いとのこと。360度の展望が魅力とのことだが、小屋が営業を終了しているのであれば日本百名山暖簾を埋めることは叶わず、それに用足しにも難儀するであろうから来シーズに回す。
ならばと北横岳をと考えてみたが、北横岳に出掛けるのであればついでに回りたいところがあるためにこのプランも今回は見送る。
となれば、残されたプランは一つ。
雷雲の近づく気配が濃厚で撤退したあの地を再び訪れ、当初のプランを完遂するのが道理というものであろう。
快晴の日がこれだけ続くとこの先の天候が気になるところだが、天気の予報と実況を見比べるべく、白駒池駐車場と青苔荘のライブカメラに何気なくアクセスしたところ衝撃の知らせが目に飛び込んできた。
なんとメルヘン街道が14日(木)から冬季通行止めに入るとのこと。これは一大事!。
致し方なく混雑覚悟で今日出掛けたのだった。
実は昨日の土曜に出掛けたかったのだが、前夜の帰りが遅かったこともあり目覚めたのが8時過ぎ。
急いで準備してでかけても現地到着は昼頃になるであろう。日が高い季節ならまだしも、今の季節ではヘッドランプの世話になるのは必至であるから、翌朝の汚れ落としと昼寝は諦め今日出掛けることにしたのだった。
4時45分に目覚め恐る恐るカーテンの隙間から外に目をやると、まだ夜の帳が下りたままながらも、雲は見当たらず今日一日晴天に恵まれる予感がする。
夏の季節には太陽が顔を出している時刻、窓ガラスを伝ってくる冷気も相まって季節の移ろいを感じる。

ルーテシアのヘッドライトがまだ映える5時45分に出発し、現地に到着したのは9時5分と久しぶりの3時間超のロングドライブ。
工事のための片側交互通行ヵ所も含めて一切の渋滞もなく、快調に走りカーボンカスを燃やし切ることができ、ルーテシアも喜んでくれたのではないだろうか。
飯田を過ぎると、右手に赤石山脈がくっきりと見え、雪をいだいている山もある。
北八ヶ岳にも期待が膨らむ。
駒ヶ根ICに差しかかかり左手に見えるは木曽駒ケ岳(実際には見えないが)、山の天辺まで雲一つなく実にクリアで美しい。
透明感があり深みのある写真を撮られる同県在住のお方の作品を観ているようだ。
「よし予定変更。ここで降りて木曽駒に登ろう! そうして、地元の某氏に声をかければ飛んで来てくれるに違いない。」と邪な考えが一瞬よぎったのだが、低速車を追い抜きにかかっていたところで、追い越し車線から出口へ横っ飛びすることは無理な相談だった。
今にして思えば、伊那ICで降りて花街道経由で戻れば呼び出すまでもなかったのに誠に残念である。
期待に膨らむ北八ヶ岳であったが、立ち寄った諏訪SAから北八ヶ岳方面に目をやると
頭上に雲がかかっているではないか。糠喜びに終わってしまうのだろうか。


前回は高速を降りてからの通勤渋滞に巻き込まれてしまったが、今回は渋滞もなく快調にメルヘン街道を駆け上がることができた。
ただ、追いついた先行車三台がウィンカーを出すことなく揃って進行したものだから、後をついていたら街道から逸脱するという凡ミスを犯してしまった。
思い起こせば「あと〇〇メートルを斜め右です」とかなんとか聞こえていたようにも思うけれども、聞く耳もたない性格が災いしたようだ。
ミスを犯した地点は概ね理解しているが、メルヘン街道は左に逸れる箇所はないのに、あの時何故ついて行ってしまったのだろう?
Uターンが嫌いな性格故、感を頼りに騒音をまき散らしながらも、ソロリソロリと別荘地内を通過し無事に街道に戻ることができたが痛恨のタイムロス。
それにしても素敵な別荘の多いこと。時既に遅しだけれど、この蓼科に別荘を持てる身分になってみたいものだ。
この季節は別荘に滞在していないのか、数頭のグループで鹿があちこちで朝食を食んでいるのには驚いた。
燕の時はカモシカ二頭と沢山の猿に遭遇したけれど、蓼科の別荘地帯は鹿の生息域のようだ。
自然の中で野生のシカに出逢ったのは今回が初めてかもしれない。
帰りには街道まで彼らが出ていた。彼らの生活圏を通らせてもらっている思いで運転しなければならない街道であることを知ったのは今回の収穫であった。
凡ミスのせいで計画より5分遅れの九時五分に駐車場に到着すると、SAから見えた雲はすっかり消え去り最高の一日になりそうだ。
登山届けを提出し、いざ行かん。


プロフィール

「@FLAT4 さん、私もお父様と一緒の口😄」
何シテル?   06/16 16:48
にゃんこおっさんです。 購入した車のアクセサリーについて検索していてここのSNSに辿り着きました。 参考になる情報が盛り沢山ですので参加することにしまし...
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