露天風呂で汗を流し、駐車場まで下ってゆくと、満車状態だった駐車場に愛車がポツンと待っていた。
ザックを積込み、靴を履き替え、カードキーを差し込むとドアミラーがギュイーンと開くが、助手席側ミラーの見え方が何か変。
ボディーがミラーの半分近くを占めている。内側を向きすぎている。
来る時はこれまで通りだったから何故故このような状態に?
まさか、ミラーに何がしかの力が加わった?
息子が降りてチェックしてくれ、指でこすっていたかと思ったら手招きするではないですか。
降り立って指先に目をやると.....
な、なんと

このようなキズが......(泣)
隣に停まっていたミニバンの関係者がザックでもぶち当て、硬いもので擦ったのだろうか。
10cmはあるだろうか?
このキズはかなり目立つな。ピッカピッカの黒だから余計に目立つ。
いずれはこもようなトラブルに巻き込まれることもあるだろうと覚悟はできていたけれど、半年でこのような目に遭うとは早すぎませんか?
それにしても、黙ってお帰りですか?
ごめんなさいのメモくらい残して行って欲しいもんだよ。まったく!!
さぁ、どう処置しましょ。塗り直し? ターニさんを真似してカーボンシートで隠しますかね。
起きてしまった事をいつまでもクヨクヨしても仕方ありませんし、切り替えて走らないと事故の元です。
得意技の見なかったことにし^ ^、次の目的地に向かっていざ出発。
ルートは25年前の記憶でイメージできていたけれど、到着時刻を把握したくカーナビに目的地をセットした。
いざ、伊那谷のラーメン屋さん。
平湯温泉から、当時は無かった安房トンネルを抜け、ダム湖の梓湖を右折し、野麦峠の入口ー境峠ー藪原、権兵衛峠で中央アルプスを横断し伊那谷に向かうコースです。
時間があれば上高地・乗鞍スーパー林道も走りたいところですが、ここは落葉松の紅葉シーズンまで取っておきましょう。
平湯の温泉街に入ると、カーナビ君は左折しろと言ってきます。
安房トンネルは右折のはずです。案内看板も右、カーナビにもちゃんと表記されているではないですか。
安房トンネルに行く近道を教えてるのかもしれないと思い、カーナビの指示に従い左折すると、安房峠に向かう旧道じゃないですか。
どのような理由で旧道を案内した?
もしかして、カロッツェリアにはAI機能が内蔵しているのかもしれません。
「ほらほら、おっさんはこういう道が好きでしょ。だったら、こっち走んなよ!」
このように判断したに違いありません(笑)
そこまで勧めるのなら受けて立ちましょう。
確か、上高地側に向けて下りになると九十九折、ヘアピンカーブの連続だったと記憶しているけど、登りは楽しい道だったはず。
全体的に狭いけど走り甲斐のある道だったように記憶しているから、登りに入りSportsモード+マニュアルモードに変更。
autoモードでもいいけど、ここまで高回転キープしなくてもいいから、ここは流したいんだからという場合にシフトアップしてくれないし、逆に次のコーナーのためにこのギアのままで行って欲しい時にシフトアップしてしまうことがあるので、今日は徹底してマニュアルモードでいこうと決断したわけです^ ^
前車に追い付き、更にトラックに追いついてしまいましたが、煽ったり、車間を詰めたり、無理に追い越したり私はしません。
目指すは紳士ですから(笑)
道路が少し広いところで、トラックが道を譲ってくれました。
前車が嫌な思いをしないよう車間をしっかり取りついて行きました。
ふとバックミラーに目をやると二台の2輪が追いついて来ました。
広く無い道とは言え、二輪なら充分に抜き去ることができるだろうに、そのような行為には出ずずっとついて来ます。
しばらくこの状態での隊列が続きましたが、京都ナンバーの前車が急に路肩に停車し道を譲ってくれました。
それからは私が二輪を従える格好になりました。
二台の二輪は煽ってくるわけでは訳ではありませんでしたが、楽しみたいだろうと思い、道幅が広くなったところで、二輪に道を譲りました。私ってなんといい奴でしょう(笑)
とは言え、私も楽しみたいので二輪についていきました。
二輪は思いっきり倒してコーナーをクリアして行きます。
ルーテシアを倒して走ることはできませんが、引き離されずについていくことができました。
すると、道幅が狭くなって来てしまい、これ以上は無謀な行為と判断し、マイペースの楽しみにチェンジ^o^
いやー、久しぶりにシフトチェンジを楽しむことができ満足満足。
毎度の超長文で疲れてしまいましたので、最後はお間抜けな話で締めましょう。
トンネルで気づいたのですが、ヘドライトが髄分と明るいんです。
上高地への登り口を過ぎると結構くらいトンネルが続きますが、手前側、10m先くらいまでがやけに明るいんです。
光軸ずれたか?
これじゃぁ、帰りの中央道は怖くて走れないんじゃないか?と心配になってしまうほど。
このことを息子に話すと、俺もこの車明るくていいなあと思っていたけど、確か光軸調整どっかでできたと思うよ。
そんなはずは無いと言い切った私。
プリメーラの時はあったけど、なんでルーテシアに無いんだろうと購入後から思っていましたから。
途中の休憩で取説を二人で読むと、
あっ!あるじゃないですか、ちゃんとハンドル付根の直ぐ右横に0-4まで数字が打ってあるダイヤルスイッチが(^^;;
まったく気づいていませんでした。
言い訳になりますが、私の目の位置からは死角になり全く見えないのです。その隣にもダイヤルスイッチがあり、これを弄ってみると計器類の輝度調整のスイッチではありませんか(苦笑)
自分で弄ったつもりは無いのですが、2に合わせてありました。
0が一番上向きのようなので、取り敢えず0に。
おかげで、帰りは安心して暗い中央道を走ることができましたとさ。
めでたし、めでたし。