今朝の散歩途中でポメラニアンを抱く女性の姿を拝見しました。
その姿を見て思わず昔知った不思議なお話しを思い出してしまいました。
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私がまだ高校生だった頃、近所の友人の所にポメラニアンがいたんです。
男の子で4歳の「テラ」という名前のワンコでした。
テラはコロコロした人懐っこくて元気なワンコで私も友人も大好きでした。
テラは家族全員から愛されて幸せに暮らしていました。
ある時期、その友人の家系に連続して不幸な事が起こったそうです。
身内の仕事の破たん、別の身内の死など。
そして友人のお母さんは知り合いのある人に相談に行ったそうです。
その知り合いは友人の説明では「霊感の強い人」という方でした。(ここでは「Aさん」としときます。)
霊媒師とかそのような職業ではなく、何処の宗教団体にも属して無く
一般のサラリーマンの方だったそうです。
友人のご家族は不幸な出来事があるとその人に相談したりしていました。
私がまだその友人と出会う前の話ですが、友人のお母さんのお兄さんが亡くなられた時に、
そのAさんに相談に行ったそうです。
玄関で出迎えてくれたAさんはいきなり「今日はお兄さんも一緒に来られてるんですね」と言ったそうです。
お母さんはビックリしてお兄さんが亡くなった事を伝えたのですが、
Aさん曰く、ずっと家から妹であるお母さんを見守ってついてきてくれていたそうです。
また「除霊などの必要はなく、時間がくれば成仏される」とも言われたそうです。
友人の周囲で不幸が続いた時期にAさんに相談に行った時のこと。
その時はお母さん、友人の2人とテラも一緒に行ったそうです。
お母さんは今起こってる不幸の内容をAさんに説明しました。
Aさんが言うには「次はあなたのご家族の順番でした。」と。
お母さんは「『・・・でした』とはどういう事ですか?」と聞くと
「近々来るはずの大きな不幸はそこのテラ君が全部かぶってくれます。」
続けてAさんは「テラ君はその不幸を背負って1週間前後で亡くなられますので、
亡くなるまでの数日、幸せにしてあげてください」と言われたそうです。
当然お母さんはAさんに「テラに止めるように言ってください」とお願いしたそうですが、
Aさんは「動物と話せる」とかそんなことは出来ません。
人には見えないものが見えるだけという方です。
ただAさんは最後に「テラ君が『あなた達を守る』という決意をしてるのでどうしようも出来ない」といったそうです。
次の日、友人は私にその話をし、テラに会ってやって欲しいと真面目な顔で言ってきました。
当然私もテラに会いに行き思いっきりヨシヨシしてあげ、オヤツも上げて一緒に遊んであげました。
最後の別れの言葉は言えませんでしたし、言う気持ちにもなれませんでした。
元気で走りまわっていたし、まだ幼さの残る4歳でしたから。
私自身テラが亡くなるなんて信じる事が出来ませんでした。
そして10日後の朝、突然テラは亡くなりました。
家族が朝起きるといつものベッドで亡くなっていたそうです。
もちろん友人一家には小さな不幸さえも起きなかったそうです。
一族の不幸もピタリと止まったそうです。
ウソ臭いでしょ?私も自分で書いてて「ウソ臭いと思われても仕方が無いな」と思います。
でもテラが病気も無いのに若くして突然亡くなったのは事実です。
そしてその死を予言されていたのも事実です。
私は動物には不思議な力があると信じてます。
もし私と同じようにそんな力を信じる人がいて、そのあなたの足元にあなたを見上げるカワイイ目が2つあったらその子を今まで以上に大事にしてあげてください。
その子はたぶんあなたがその子を愛する以上に、あなたの事を好きでいてくれてますよ。
私はたまにこの話を思い出すとタンポポとメイプルに「テラみたいに頑張らなくてイイよ」と言ってますが。
Posted at 2010/09/15 17:18:02 | |
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愛犬 | 日記