
なんとなく1月も1週間が過ぎ、正月ムードも消えかかっております。
こんばんは。
正直、正月はあまり好きではありません。
子供のころの家庭環境のせいか、世間一般的な正月は迎えた事がありませんでした。家業が宿泊施設を営んでいたため、年末年始はかき入れ時なので大忙しでした。物心付いたときからそんな感じだったので、気にもしてなかったのですが、あることがキッカケで世界観が変わりました。
父の死です。
当時は中学の3年生でした。ワタクシは長男なので本来はそこの跡継ぎとならなければならなかったのでしょうが、諸般の理由で、残された母親とワタクシ、弟の3人で母親の実家のある現在住んでいる場所に移りました。
そこで過ごす生まれて初めての仕事をしなくて良いノンビリとした年末年始…
不思議な気分でした。
しかしそこは観光立県の長野県です。ましてや県内でも最北の辺境地、観光に関わらない仕事を探すのは至難の業です。
案の定、学生を終えてから最初に勤めたのはスキーメーカーでした。メーカーだから、休みはちゃんとあるだろうと思っていたら、冬季は直営のレンタルショップに出向でした。
ま、ヨメと知り合ったのはこの頃なのですがその話題は後ほど…
当然、年末年始はかき入れ時…
あぁ…やっぱりオレは、まともな正月は迎えられ無いんだな…
などと感傷に浸るヒマも無く数年が経った時、一念発起し何故かまるで別の業種に転職…
ま、今のところその業種が1番長かったのですが、最初の会社では冬の仕事は観光関連の子会社に出向…
結局、ここに住んでいる限りは逃れられない無限ループ…
そんなこんなで、バブルは崩壊し、リーマンはショックし、その業種も不景気になり、経営者はテコ入れの積もりで打ち出した人事でワタクシは部門のトップに…
固く固辞したのですが押し切られ、就任したのはいいのですが元々リーダーシップなど在るわけも無く、程なく精神崩壊…トホホ…
当然、業務など遂行出来るわけ無く降参、つまり退職です。
ところが捨てる神あれば拾う神ありで、同業種の他社から技術者だけとしての約束でお誘いがあり、拾われました。
この会社は住まいとは、別の市町村だったので、
まともな正月らしきものを過ごしていたのはこの時期だけだったような気がします。
ワタクシには、はっきり言ってマネージメント能力はありません。一人でチマチマと仕事をするのが性に合っているようです。
ところが、この会社でも数年勤めたころ、気乗りせずに受けた業界の認定資格の上位試験に合格してしまい、経営者の気が変わってしまいました…
変質関係…もとい、品質管理関係の仕事をしていたのですが、またまた管理職への打診、というか強制ですね。
で、二度目の精神崩壊…
しばしの療養期間を経て、今の戸別配送の仕事をしてます。
一人でトラックに乗って仕事をしているので性に合っているようです。
前向きがめちゃくちゃ長くなりましたが、ワタクシが正月が好きでは無い理由の一端を紹介させていただきました。
ま、そればっかりでも無いんですけどね。
家族全員が揃わなくても、行事はしなくちゃいけないとか、面倒くさいことが嫌いなだけです。
閑話休題!
年末の雪下ろしの後、久しぶりに料理をしました。

台所は、婆様(母親です)が正月料理作りでとても入れそうに無いのでダイニングで調理しました。

料理なんてほどのものじゃありません。
チャーシューです。
正確に言うと煮豚ですね(焼いて無いので…)
子供たちが小さい頃から、気に入ってくれてました。
材料は、
豚バラ肉のブロック
長ネギの青い部分、ショウガ、ニンニクなどの香味野菜
醤油2、日本酒、ミリン各1を混ぜた漬け汁
(我が家では、これは使い回しているので秘伝のタレのようになってます)
豚バラ肉ブロックは適当にカットし、肉売り場に置いてある網で包みます。

さっきの材料と香味野菜などを圧力鍋に入れ、臭み消しに醤油を適量入れ、圧力鍋の最大容量まで水を入れます。

沸騰して、調圧弁から蒸気が出たら、弱火で約10分火にかけます。
今回はカセットコンロを使ったので立ち上がりの火力アップにアルミホイルで周囲を覆って熱効率を上げてみました。
くれぐれもボンベの過熱にご注意を!
画像を忘れましたが、火から下ろしたら、発泡スチロールの容器で保温調理です。保温時間はまあ1時間くらいかな?
適当です
ヾ(≧∇≦)

ここで婆様(母親です)から「まな板開いたよ~」との声が!
ありがたい、ワタクシの現在の主食?キャベツの千切りをせねば!

煮上がった豚バラ肉を、タレに漬けます。
タレは継ぎ足し継ぎ足しして使い回しているので、漬け込む前に沸騰させてあります。
落としぶたをして、本当は一晩漬けたいのですが、ま、適当です。
漬け込みが終わった豚バラ肉はそれぞれラップでくるみ、冷蔵庫で保存します。お正月の間の昼食のラーメンの具や、甘辛いタレをかけたチャーシュー丼にしたりします。
…

帰省者三番目のお嬢ちゃんが帰って来ました。
相変わらず色気はナシです。でも我が家の中で唯一、ワタクシのコミック関係のギャグが通じるのはお嬢ちゃんだけなので貴重な存在です。
そのお嬢ちゃんが、我が家のベージュ様の肉球にまたまたイタズラを…

後ろ足の肉球に、またシロクマを!
でもなんか老けっぽい…
文句を言ったら、

今度は前足の肉球にイタズラを…

こっちの方がカワイイですね。
…
で大晦日、ヨメは旅館に出勤。次男も時間差で同じ旅館にバイトで出勤。お嬢ちゃんはコタツでタブレット弄ってるし…
ワタクシの弟は、ハイボールでへべれけになってるし…
なんか、バラバラ…
一応、紅白歌合戦は最後まで見たけど、行く年来る年の前に布団に入りました。
何せ元旦出勤なもので…
平成30年1月1日、仏間でイビキをかいてる弟の横を通り、神棚に御神酒を供え、以前は家族全員でしていた新年のお参りを一人で行い、バイト出勤間際でソワソワしている次男をよそに(ヨメは既に出勤済み)、新年のあいさつをし、神棚に供えた御神酒をオチョコで皆でいただきました。もちろんワタクシは出勤なので、アルコールは無しです。て言うか元々無しです。
で、ワタクシも通常通り出勤致しました。
で、翌日の明け方…
猛烈な悪寒と関節痛に襲われ、半日高熱にさいなまれました。ところが、一時は39度5分まで上がった熱も一汗かいたらあっという間に下がり、37度代まで…
一時はインフルエンザを疑ったのですが、どうやら違うようでした。午後からは動けるようになったのですが、大事をとってずっと寝てました。
で、結局ワタクシの実質的な正月休みの2日と3日は寝て終わりました。
で、4日の早朝4時前に降った雪の片付けをしようと二階から降りると、あれ?居間の灯りか…
お嬢ちゃんが一晩中テレビを観ていたようです。
( ̄△ ̄)
外に出て雪片付けをしていると「ただいま~」?
え?
次男の朝帰りでした。早朝より雪片付けをしているおとうの横をすり抜けさっさと家の中へ…
朝帰りですか…
ま、二十歳ぐらいの自分の事を思い出せば、それくらいのことはしてたか…
雪片付けはそんなに手間はかからなかったので、またまた朝湯に行って来ました。何せ二晩風呂に入って無いもので…
1月4日、サッパリとしてから出勤。
帰宅すると、長男が帰省しておりました。
長男も年末年始は勤務で、しかも大晦日は夜勤だったそうです。
1月5日は休暇を取ってあったので、また屋根の雪下ろしをしようと準備していると、
別に頼んだ訳では無いのに「僕も手伝う~」と長男も準備を始めました。
なんて立派になったんだ
(T^T)
よくよく考えてみたら、彼は雪下ろしデビューでした。
一口に屋根の雪下ろしと言っても、家の形はそれぞれ違うのでやり方は微妙に違います。
でも基本は、張り出した雪庇を踏み抜かない、深く掘りすぎて屋根のトタンを完全に出さない、って所ですかね?
濡れたトタン板はとても滑ります。よって10~20㎝くらいは雪を残して行きます。後は滑り止めのアングルの位置確認も重要です。
そんなこんなをレクチャーしながら、作業にかかります。

常備しているスノーダンプは1台なので、下から1つ引っ張り上げました。
下でロープを結んだのは長男です。さすがは消防士、ロープワークのプロです。下からの介錯綱付きでした。
壁際を伝って屋根の端まで行きます。
最初の足場の確保は説明しながら、ワタクシが実演しました。
この先で頑張っているのが長男です。
ワタクシは玄関前の雪片付けのために先に降りました。

さすが若者!

馬力が、
違う!
あっという間に屋根の雪下ろしが終わってしまいました。
ヾ(≧∇≦)
積雪量自体が少なかった事もありますが、やはり二人でやると全然速い!
…
賑やかだった我が家の正月も、3日に弟が帰り、6日にお嬢ちゃんが帰り、7日に長男と次男が帰ったので、婆様(母親です)とワタクシとヨメの年寄りトリオに戻りました。
…
急に賑やかになったり、あっという間に静かになって、この寂しさが嫌いなんだよな~
( ノω-、)