
きみはその手に花をかかえて
急な坂道をのぼる
僕の手には小さな水おけ
きみのあとにつづく
きみのかあさんが眠っている
ささやかな石のまわり
草をつみながら振り返ると泣き虫のきみがいた
両手をあわせたかたわらで揺れてるれんげ草
あなたの大事な人を僕にまかせてください
「僕にまかせてください」
byグレープ 作詞作曲/さだまさし
こんばんは。
ここ数日は五輪と猛暑で、心身共に熱くなっております。
皆様は体調など崩されてはいませんか?
久しぶりのブログだというのに、
重苦しい出だしで申し訳ありません。
m(_ _)m
誤解の無いように言っときますが、
ワタクシはさだまさしは大好きです。
たまたま、お盆前にお墓の掃除に行ったので、この曲を思い出したのです。
…
今回のブログは多分重苦しい内容になるかと思いますので、
面倒くさい方は、すっ飛ばしてください。
地方では月遅れのお盆なので、8月1日にお墓のお掃除をする所が多いです。
本来ならもっと小まめに行くべきなのでしょうが、
御先祖サマ!
勘弁してください。
…
実は、お墓の二カ所持ちになるかも知れないのです。
(´・_・`)
ワタクシが現在居住している場所は、婆様(母親です)の実家のある所です。
ワタクシが15歳の時に父親が亡くなり、ここに戻って来ました。
ま、同じ長野県内の東信から北信に移動しただけの事なので、どうという事は無いのですが…
一般的にいう先祖代々のお墓というモノは、東信の高原にあります。
ワタクシの父親はそこで宿泊施設を営んでおり、そこそこの財産と莫大な負債も持っておりました。
(-ω-;)
本来ならば嫡男(フツーに長男でいいですね)のワタクシが跡を継ぐのが、日本古来の伝統なのでしょうが、
小さな頃から悪ガキ…では無く、工作好きの小心者でマネージメント能力など皆無…
しかも15歳の小僧っ子にそんな発想は全く無く、
むしろ一つ年下の弟の方が、怖い物知らずで商才が有り、
父も生前は弟に跡継ぎを任せようと想っていたようで、
ワタクシ自身もその方が良いと想っておりました。
父が体調を崩したのは、ワタクシが小学生高学年の頃。
最終的には胃ガンで亡くなったのですが、
亡くなるまでの数年間は、手術や入院等で本人も母も相当苦労したと想います。
父が生きている間は母も頑張れたのでしょうが、亡くなった後は心が折れてしまったようで、実家のある現在のムラに帰る決心をしたようです。
なにせ父は6人兄妹の長男で、直ぐそばに長女の叔母さん夫妻が宿を構えており、よくあるパターンの諸々の事情で、ヨメにきた母はかなり苦労をしたようです。
15歳にもなれば何となくその辺の大人の事情にも気付くのですが、何をどうすれば良いのかまるでわかりませんでした…
とにもかくにも父が亡くなった以上、母がこの地に残る意義は無くなったと想ったのでしょうか、実家に帰る決心をしたようです。
その後は、実家のあるムラで祖父が母のために遺してくれた土地に家を建てて現在に至っております。
因みに、建てたのは母でワタクシは途中からローンを払ったくらいです。
本当に役に立たない長男です…
…
前置きが長くなりましたが、やっとお墓参りの本題です。
上記の通り、現在のワタクシの生活拠点は長野県の北端部の小村です。
先祖代々のお墓は長野県の東信の高原にあるのですが、
コチラにもすでにお墓があります。
…
あれ? 「おとう!」のお父さんは東信の高原のお墓にいるのに何でコチラにもお墓があるの?
ま、そこまで気付いた方はいないと思うので、無理やり説明します。
母は五人兄妹の長女で、二人の弟(ワタクシには伯父さんですね)には跡取りがいません。
20年ほど前に、一番下の伯父さんの連れ合い(叔母さんです)が亡くなり、何処に埋葬するかで兄妹で相談したそうです。
その結果、母と、真ん中の伯父さんと、一番下の伯父さんの三人で地元のムラに共同でお墓を造ると決めたようです。
…ようです、と言うのもワタクシが聞かされた時点では、石材店に発注した後でした…
理由は簡単。ワタクシには子供がいるので、その代までは墓守が出来るということです。
…
なんか釈然としなかったけど、お墓の費用は出してもらったし(本来なら自分の入る墓は自分で建てなきゃと思っていたので…)、まあ、もうけたのかな?…程度に思ってました。
当然、その後はちゃんとコチラのお墓の世話はしてました。
…と、これは今住んでいる所の話。
高原のお墓にはコチラにお墓を造る前は、お盆にお参りだけはしてました。
父の弟(父より一つ年下の叔父さんです)がお墓の世話をしてました。
…がその叔父さんが、昨年亡くなってしまったのです。
叔父さんにも子供(ワタクシの従兄弟です)がいたのですが、2008年の夏に不幸にも山岳事故で亡くなってしまっておりました。
…
あれ?
叔父さんが亡くなってしまったら誰がアッチのお墓の面倒を見るの?
…
実に面倒くさいのですが、父には二人の弟がおりまして、亡くなった叔父さんの下の叔父さんはワタクシと同様の心の病にかかっておりまして役に立たない状態らしいです。
…らしいですと言うのも、ここ数十年会って無かったのです。
今年の春、父の姉の連れ合い(叔父さんですね)が亡くなった時に、本当に数十ぶりに会いました。
…
その時に久しぶりに話をしたのですが、まだワタクシの方が役に立ちそうだな、と感じました。
病人は病人を知る。
こんな言葉があるかどうか知りませんが…
…
うまく伝わったか分かりませんが、そんなわけでコッチのお墓の掃除の後、父の眠るお墓の掃除を思い立ったのです。
…あぁ説明に疲れた。
(*≧Δ≦)
この連休に行けたら行こう! 程度の決心だったのですが、
連休初日は雨も降りそうに無かったので、エルメス号で出掛けました。
…え?
フツーにクルマで行けばいいじゃん?
ごもっとも!
でも、バイクで行きたかったのさ!
ここのところ、本当に休日の度に中途半端に雨が降りやがって、
全然バイクに乗れなかったのですよ!
先日コッチのお墓の掃除をした時の道具を、そのまま後ろに縛り付け…

なにせ墓地には水道が無いので、アッチの同級生に水を貰うために、地元の有名なお饅頭屋さんでお土産を購入!
で出発!
…が
モウレツな暑さで、途中で水分補給…
直前に連絡して、お墓の掃除のための水を貰った同級生に感謝!
でも、もっとゆっくり出来るように来い!と怒られた…
当然です…
m(_ _)m
近年、お盆のお参りさえしてなかったのに、昨年の叔父さんの納骨で久しぶりに訪れた父の眠るお墓。

我が家の家紋です。
ワタクシの父親が眠っている、ささやか?な石のまわりは思っていたよりは草が伸びて無かった。
アッチの従兄弟達が世話をしてくれてたのかな?
刈り払い機の届かない縁石の際の
草をつみながら振り返ると泣き虫のきみ…
は居なかったのですが、中学校の時の一つ先輩のおば…
…お姉さんが居ました。
実家のお墓の掃除で来ていたのですね。
ヾ(≧∇≦)
「〇〇君だよね~?! 遠くから毎年お掃除に来てるなんてエラいね~!」
…(いえ…たまたま今年は気まぐれで来ただけなんですケド…)
とも言えず、「ご無沙汰してま~す!」
なんて誤魔化したりして…
(;^_^A
お掃除も終わり、駐車場で仕度をしてると…

さっきのおば…お姉さんが、
「バイクで来たの~?今日はもうじき雨降るよ~!」
え?
天気予報ではそんなハズでは…
でも見上げると入道雲が…
地元の人の天気予報は正確です。
「お先に失礼しま~す!」慌てて出発しました。
雨に当たらないように、
涼しい高原から降って来るとモウレツな熱気が…

途中の中野市のシュールな理髪店を通り過ぎ…
暑くてダメだ!
ちょっとだけ山際を走ろう…
山ノ内町に寄り道して、木島平村に抜ける山道を走りました。
木陰は涼しい~!
(//∇//)

木島平村のスキー場付近…

タイトル画像使い回し…
無事に雨にも当たらず、帰宅出来ました。
いつものセルフSSで給油した時に、タンクバッグのベルトに付いた油に気付きました!
「げっ!オイルクーラー?」
エンジン周りを目視で点検。
とりあえず油漏れは無~い。
帰宅してじっくりと点検してみると、

ステアリングステム周りだけに油が…
どうやらモウレツな熱気で、前回交換したステアリングステムにゴテゴテに塗りつけたグリスが溶け出したようです。
(;^_^A
やっぱり、モウレツな暑さの時はバイクに乗っちゃダメだな…
( ノω-、)
…
帰宅して、婆様(母親です)とお墓の件で話をしたのですが、
何となくウヤムヤにされてしまいました…
…
こんな面倒くさい事を…
僕にまかせないでくださ~い!!!
21763.0km
備忘録…