聴くと・・・やはり良いです。学生時代によく友人の車の中で聴いていた頃を思い出します。奥多摩や軽井沢に行く車中で友人がよく流していたので自然と耳にしていました。Ds.のクラディ・テイトのボーカルが全体の雰囲気を大人な感じに醸し出していてスタンダード・バラッドを日野皓正同様に歌っていました。佐藤さんのストリングス・アレンジも素晴らしく皓正さんのペットをうまくサポートしています。ケニー・カークランドのバッキングも都会的でこれ以上足しても下品だし、弾き過ぎずセンスの良さが光ります。メンバー全体でのバランスが絶妙で、スタンダードナンバーのアルバムとしても出来栄えの良さが光る仕上がりとなっています。
当時は高原の中で聴いていたせいか、どうもフィトンチッドの香りと丸太小屋の木材の香りとコーヒーの香りの入り混じった、ちょっとお洒落な高原喫茶の雰囲気が想像されてしまいます。軽井沢には、旧軽の付近にロシア人の経営する喫茶店がありました。確か・・「ミハエル」と言ったかな?カラマツ林の中にあって、通り沿いにテラス席を設けていて、そこで飲むコーヒーがお気に入りでした。なんだか、特別な感じがしていて・・。チーズケーキも旨かったなあ。何気ない日常会話でしたが、そんな時間を過ごすのがなんとも贅沢な、特別な時を過ごしている気持ちにさせてしまうのでした。軽井沢で過ごすそんな時間を思い出させるアルバムです。
Posted at 2016/03/09 23:53:00 | |
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