天井内装の張替

欧州車の持病ともいわれる天井の内装剥がれの手当てをしました。
写真はすでに内装ボードを取り外した後の車内です。

生地を上手にボードに貼りなおす技術には自信がないので取外しと取付のみ自分でやって、張替作業そのものは内装業者にお願いしました。

取り外した天井のボードです。
取外し作業は、A～Cまでのピラーの内装を外し、アシストグリップやサンバイザー、ルームランプが留まっているトルクスねじを外せばハッチバックから取り出しました。時間にして２時間ほどかかりました。
この後、ルームライトなどを取り外して業者に預けました。

取付けは、取外しの逆に作業をすればいいのですが、手こずったのがこのパーツ。
アシストグリップやサンバイザーを留めるトルクスねじのナット側がこの部品。これがボディの取り付け部にある四角い穴にはめ込んであるのですが、新品の時にはねじ穴の切ってあるプレートが土台の上側に爪で固定されていて、一度取付けてねじが締められると爪を折り曲げながら下に下がってきて、溝にはまってロックされる…という仕組み。
再使用して付けようとするとこのプレートが幅が広がった下の部分に降りていて、固定されてないので逃げたり、傾いたり、最悪は下に落ちてきたり…
ボードの裏側になるので締めこむときには「見えない」という状態でこれにねじを締めるのに大苦戦。

最終的には、パーツの土台をボディ側から外して、取付前のボード側に軽く締め込んでおいてから土台ごと取付用の穴に固定する（叩き込む）方法で取付けました。

なんとか納まりました。
あのナット側の処理に手間取って５時間くらい取り付け作業にかかってしまいました。
最初から「先にねじを付けてボディに叩き込む」方式でやっていたら半分くらいの時間でできたと思います。