その3から
さて、今回の旅の重要な目的の一つは、釧路に入院している、親戚のお見舞いでした。
この日は、時間が遅くなったので、お見舞いは翌日にすることにしました。
釧路についた時点で16時過ぎ。この日の宿泊地は中標津の親戚の家。
中標津までは、1時間半くらいかかるので、このあたりで晩御飯です。
嫁から、厚岸の道の駅に行きたいとの提案が。
厚岸まではそれほど遠くない上に、そちらの方から中標津に向かうこともできるので、二つ返事でOK。
厚岸は牡蠣で有名です。道の駅でのおいしいグルメに期待を膨らませます。
道の駅に着くと、今度は、野生のエゾシカが。
人をあまり怖がらないんですよね。あちこちの農作物や花壇が食い荒らされる被害が年々増えています。
斑点が見えるので、まだ若いシカでしょうか。
道の駅からは、厚岸の町や海岸線を一望できます。
お土産を買うために売店を見ていると、お手頃に牡蠣を食べることができる、スタンドバー的なところが閉まってしまいました。どうやら、17時で終わりだったようです。
2階の食堂街へ。
はじめは、洋食の店を選ぼうとしていたのですが、奥の方へ行くと、炉端焼きのできる店が!焼くものを自分で選べるようです。
バケツ牡蠣、10個入って1500円!これは魅力!!
他にも、色々なものが選べます。
生食用のブランド牡蠣「カキえもん」もチョイス。
肉も食べたかったので、海藻ポークなるものを選択。
子どもたちはソーセージに焼きおにぎり。
そして、肉厚な生シイタケ。アスパラ。
店に入ると、いい雰囲気。炭火はよいですねー。
生食のカキえもん最高!
蒸したバケツ牡蠣もうまい!!
子どもたちも大満足。
そして、予想以上においしかったのが、海藻ポーク!
海藻を食べて育てた豚らしいのですが、くせがなく、うまみが濃いというか…。また食べたくなる、不思議な味でした。
お酒が飲めないのが本当に残念!!
ここだけを車中泊で目的地にしてもよいと思える道の駅でした。
晩御飯も済んだので、中標津へ向かいます。
しかし、親戚の帰りが遅くなるということなので、隣の浜中町をまわることにします。
ジブリの映画「思い出のマーニー」の舞台の参考としたのではないかという、藻散布沼を見に行くためです。
藻散布沼についたことには、すでに日没。
うーん…。舞台と言われれば、そんなような、ちょっと違うような。
映画を見て、私が考えていたイメージとは少し違いました。
むしろ、以前に道東に来た時に見た、標茶町の塘路湖やシラルトロ湖がマーニーの世界観のイメージに近いような気がしました。
浜中からは、山道を通り中標津へ。昨晩、キャンプをしたのでお風呂に入りに行きます。
向かったのは、養老牛温泉。以前釧路に先輩からおすすめされ、今回、親戚からもおすすめされた温泉です。否応なしにも、期待が高まります。
日帰り入浴をしたのは、湯宿だいいち。
夜の日帰り入浴は、19時から21時まで受け付けています。到着したのは、20時過ぎ。
露天風呂は湯舟がたくさんあり、お湯もとても良いです。
露天風呂のすぐ向かいは川。その奥は、森です。そこから「ボー…ボー…」という声が定期的に聞こえてきます。
なんと、シマフクロウです。
シマフクロウは、絶滅危惧種で、140羽ほどしかいないといわれています。
この湯宿だいいちは、シマフクロウが見られる宿としても有名なのです。
なんとか、姿が見えないかと粘りましたが、姿は見えず。
風呂からあがり、ロビーへ行くと、お食事処の方に人だかりが。
シマフクロウがいる!!
川の向こうにうっすらとですが、シマフクロウがいます。まさか、野生のシマフクロウが見られるとは思っていませんでした。ラッキーです。
さて、シマフクロウを見ていたので、すっかり遅くなりました。だいいちを出たのは、21時半もまわったころ。中標津市街へ向かいます。道は真っ暗です。シカが飛び出してこないかと、ドキドキします。
エゾシカにぶつかったら、車が大破しますからねぇ…。軽自動だとシカよりも乗っている方の命にかかわります。
ぶつかれば、デリカといえども、タダではすみません。
シカの飛び出しには会いませんでした。ふぅ。
しかし、キツネの飛び出しが!!
…一瞬、目が合いましたよ。
砂利道だったので、すぐに止まることが出来ず、はねたかと思いました。
でも、その痕跡はなく、お互いに助かったようです。
中標津の親戚の家に着いたのは、22時半ごろ。雨も降ってきました。
車中泊やキャンプもよいですが、家で布団で寝れるって、やっぱり良いです。
軽く飲んで、話をして、次の日の朝までゆっくり休みました。
その5へ続きます。
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2017/10/09 15:34:44