ニッサン　R90CK

1990年のルマン、予選でスペシャルエンジンを積んだニッサンR90CKのマーク・ブランデルが驚異的なタイムで日本車初のポールポジションを獲得しました。当時は非常に衝撃的な出来事でした。日本車で初めてルマンで結果を残した車両ではないでしょうか。（優勝ではありませんが）







日産ワークスチームは欧州のNME（ニッサン・モータースポーツ・ヨーロッパ）、米国のNPTI（ニッサン・パフォーマンス・テクノロジー）から2台ずつ4台と、日本のNISMO　R90CP　1台計5台の必勝体制で挑みました。




しかし、予選スペシャルエンジンを投入した欧州チームに対し米国チームが憤慨しスタッフが殴り合いを始めるほど、チームは分裂してしまったそうです。






結局、決勝ではNISMOの5位が最高で日本車初のル・マン制覇はなりませんでした。
日本車としては翌年、皆様御存知、あのメーカーの、あのマシンで初制覇し、それ以降日本メーカーは勝てていません。