前回の記事を書くために、これまで縁のなかったCastrol のwebをじっくりと見る機会を得ました。
自動車用潤滑油メーカーの公式webから、エンジンオイルについて巷で耳にする話をあらためて確認することができました。
また、あくまで私見ですが、日本市場で自動車用潤滑油の事業を行っている石油メジャー(CastorolはBPの一ブランド)のうち、質、量ともに最も充実した情報提供(ローカライズ情報が主体でありつつもも本国サイトへのポータルにもなっている)がなされていると感じました。
今回の記事では、私が注目した4つのページについてご紹介します。
【
JAPAN - オイル選びのアドバイス】
ホーム > サービス > オイル講座
赤枠で囲ったタブをクリックします。
以下、このページで私が注目した情報を抜粋引用します。太字は私が特に注目した部分です。
ワンポイント
メーカー指定の規格や粘度は踏まえた上でオイルをグレードアップ
すると、プラスアルファの性能が得られます。車の種類はもちろん、
走り方や使用環境もオイル選びのポイントです。
自動車メーカーの推奨エンジンオイルというのは、エンジンが新品
(シリンダーとピストンの隙間が1mm)の時の推奨エンジンオイルです。
走れば走る程、シリンダーとピストンの隙間が広がるため、自動車
メーカーの推奨エンジンオイルは合わなくなってきます。
これを最初の調子のいいエンジンのようにしてあげるには、エンジン
オイル粘度を少しずつ上げていき、シリンダーとピストンの隙間を
ちょうどいい具合にしてあげるとエンジン(ピストン)の動きが
スムーズになります。
この情報は、自動車修理・整備業界の一部のプロから聞こえて来た話ではあったものの、まさか自動車用潤滑油メーカーの公式webで同じ話が見つかるとは思いがけないことでした。
【
JAPAN - 推奨されるエンジンオイル交換距離】
上記画像の
緑枠で囲ったタブをクリックします。
以下、ごく一部を引用します。太字は私が特に注目した部分です。
シビアコンディションとは・・・
● 走行距離の30%以上が悪路・山道やけん引
● 半年間走行距離が1万Km以上
● 1回当たりの走行距離が8Km以下(近距離の移動)
● 頻繁な低速走行(渋滞など)
こちらも、私が欧州車乗りだからかもしれませんが、これまで耳にして来た情報よりもイメージしやすい表現になっていると感じます(さらに調べてみるとトヨタ車ディーラーのwebからはもっと具体的な表現が見つかりましたが、別の機会に紹介することにします)。
【
JAPAN - 製品データシート(SDS & PDS)】
ホーム
ホーム画面のナビゲーションメニュー、左から4番目[サービス]をポイントすると階層メニューが現れます。
水色枠で囲った[製品データシート]をクリックすると、
msdspds.castrol.com に遷移します。このサイトはグローバル対応なので、さまざまな言語と国を選ぶことができます。
製品名がわかっていさえすれば、国の切り替えもできるので、とても重宝すると思います。一般的にはデフォルトでチェックが入っている[製品データシート(PDS)]だけで欲しい情報は足りるはずです。
【
United Kingdom & Ireland - OIL SELECTOR】
United Kingdom & Ireland
JAPANのサイトから検索できるのは日本メーカーのクルマだけなので、欧州メーカーのクルマの適合オイルを検索したい時に使います。
ホーム画面の
黄色い枠で囲った部分をクリックすると、
oilselector.castrol.com に遷移します。
上の画面の
オレンジ色で囲った部分をクリックすると、
ELFのサイトにある
LUBE ADVISOR と同等の機能を提供するページが開きます。ロゴメニューの右側の国名をクリックすると国(region)と言語(language)を切り替える画面に遷移しますので、ELFよりwebページの作りも洗練されて使いやすいと感じました。
Posted at 2015/10/15 22:21:33 | |
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