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若翁のブログ一覧

2015年11月06日 イイね!

欧州潤滑油ブランドの “online oil advisor” 、どの会社もよく似ているのはなぜ?

欧州潤滑油ブランドの “online oil advisor” 、どの会社もよく似ているのはなぜ?最近 “online oil advisor” にはまっています。メーカー名、モデル名、タイプ名を指定するとオイルのリストを吐き出してくれる、アレです。

私の知る限りすべての欧州・潤滑油ブランドが web で “online oil advisor” のサービスを提供しています。

しかも、どの会社も入力インターフェースをはじめ、結果の表示までがよく似ていると感じます。IT業界の方がみれば一発で判定できそうですが、私はIT業界には無縁なので常々疑問を感じていました。

昨日の記事にも登場した TOTAL Nordic LubAdvisor を注意深く見てみると『© Olyslager 2015 All rights reserved.』の表記を見つけました。ははぁ〜、そういうことだったのかと合点がいきました。


Olyslager はどういう事業者なのかググってみると概要が見つかりました。以下原文のまま引用します。

  OLYSLAGER ORGANISATION B.V
  Olyslager is the world's leading supplier in lubricant data for the
  oil industry. Our data helps customers answer the question
  "which oil is right for my vehicle?". Websites, apps, mobile
  viewers or printed publications, Olyslager can do it all. With our
  data going back to the Ford T-model (1908!) our customers are
  guaranteed of correct and up-to-date data. With our international
  team, we strive to deliver the best solution for every customer and
  continue to develop new solutions to enhance user experience.



公式web を覗いてみます。








契約プランは数種類あるようですが、WebソリューションのブランドにはPETRONAS、LIQUI MORY、FUCHS等の名があがっていますし、facebookでは TOTAL Nordic、TOTAL UK/Ireland、Castrol 等の名が見つかります。

また、YACCO は Custom Publication の契約を結んでいるようです。


TOTAL Nordic のように『© Olyslager 2015 All rights reserved.』という著作権表記をしている会社はまれなので、あくまで推測ですが、欧州・潤滑油ブランドの多くはOlyslager のソリューションと関わりがありそうです。
Posted at 2015/11/06 21:07:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | ルブリカンツ ■ 総合 | 日記
2015年10月24日 イイね!

エンジンオイルについての4つの疑問 - シロウトの素朴な疑問

エンジンオイルについての4つの疑問 - シロウトの素朴な疑問ブログカテゴリー[ルブリカンツ]の記事が、いつの間にやら6本に達していました。このカテゴリー以外でもエンジンオイルネタを2本、ここ1週間の間にアップしているので、マイブーム(言葉がチト古いか)というわけです。

私はエンジンオイルについてのこだわりは無きに等しいですし、技術情報にも明るくありません。そんな私がエンジンオイルについての記事をなぜ書き続けているのか?

それは、シロウトの素朴な疑問がきっかけです。


■ 疑問その1: 新車と車齢を重ねたクルマのエンジンオイルは同じでよいのか? 潤滑油ブランド各社の “online oil advisor” はこういった点にも配慮したアドバイスをしているのか? また、ブランドによってアプローチは異なるのか?

■ 疑問その2:欧州自動車メーカーの新開発・過給ダウンサイジングエンジンは専用エンジンオイルと同時に開発されているのか? もしそうであるなら、その専用エンジンオイルの特性からエンジンの特性も見えてくるのでは?

■ 疑問その3:ACEA規格のAシーケンスとCシーケンス、互換性はどうなのか? 自動車メーカーによってCシーケンスをガソリンエンジン搭載モデルの指定とする場合としない場合があるのはなぜか?

■ 疑問その4:欧州自動車メーカー各社の認証規格(アプルーバル)、優劣の開きはどのくらいあるのか? 


現在、少しずつですが上記の疑問が解けてきました。

尻切れとんぼのようで、訪問いただいた方には申し訳ありませんが、本日のブログは、ここまでとします。

これらの疑問に対する私なりのアプローチをまだまだ数回くらい重ねていく予定です。
Posted at 2015/10/24 09:55:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | ルブリカンツ ■ 総合 | 日記
2015年10月17日 イイね!

欧州自動車メーカー3社のオイル認証規格、パフォーマンスを視覚化してみた

欧州自動車メーカー3社のオイル認証規格、パフォーマンスを視覚化してみたMEGANE II Owners Club のフォーラム(www.meganeownersclub.co.uk/forum)から、ちょっと便利なツールを見つけました。

AlexB さんのとあるスレッド(2014年5月28日に投稿)に、エンジンオイルの認証規格のパフォーマンスを視覚化するツール へのリンクが貼られていました。リンクアドレスは “The Lubrizol Corpolation” の公式webではありませんが、怪しいサイトではないようです。⬅︎2016年8月7日現在、リンク先のサイトが見つかりません。

The Lubrizol Corpolation” は米国の独立系自動車エンジンオイル添加剤メーカーで、米国、英国、日本などに研究拠点があるようです。また、“ACEA”、“oil” をキーワードにググると比較的上位にヒットします。

今回の記事では、このツールを使って メーカー3社のエンジンオイル認証規格及び “ACEA Cシーケンス” のパフォーマンスを視覚化してみました。使い方は簡単ですので、いつものような手順画面はなしです。

2015年10月12日の記事では5社の認証規格をとりあげましたが。このツールではPSA及びFIATが選べないため、3社となってしまったことをお断りしておきます。⬅︎2016年8月7日現在、PSAが選べるように改善されています(FIATは選べません)。


VW50400(2004) vs RN0710 vs M2C948B

Fuel economy 以外はVW50400(2004)の圧勝です。ここだけはM2C948B(Ford) 及び RN0710(RENAULT)のほうがパフォーマンスはよいようです。


VW50400(2004) vs C3-04 vs C3-07 vs C3-08

VW50400(2004) は ACEA C3規格よりさらに厳しい条件をクリアしている』という話をよく耳にしますが、このダイアグラムを見た限りでは、本当のようです。


C1-10 vs C2-10 vs C3-10

 “ACEA Cシーケンス” 同士では、数字の大きい規格のほうがパフォーマンスが高いという認識でいましたが、このダイアグラムでは、逆の結果が読み取れます。実際のところはどうなんでしょうか?


ちょっと便利で興味深いツールですが、正確かつ公正な評価をプロットしているのかどうかは確信が持てません。もし、ご存知の方がいらしたらご教示ください。


尚、“The Lubrizol Corpolation” の公式webにもこのツールの紹介ページがありますが、操作方法がわかりません。⬅︎2016年8月7日現在、迷うことなく操作できるように改善されています。

Home > Engine Oil Additives > ACEA > Relative Performance Tool

Posted at 2015/10/17 10:29:22 | コメント(1) | トラックバック(0) | ルブリカンツ ■ 総合 | 日記
2015年10月16日 イイね!

欧州自動車メーカー5社の指定オイル、代表性状を調べてみた

欧州自動車メーカー5社の指定オイル、代表性状を調べてみた2015年10月12日の記事では、欧州自動車メーカー5社の過給ダウンサイジングエンジン用指定オイルについて書きました。

今回は指定オイル5製品のプロダクトシート(pdfファイル)から代表性状の4項目を調べて表にまとめました。

表中の順番は動粘度の数値が小さい製品から並べたものです。


流動点】試験管中の油剤を徐々に冷却していき、2.5℃刻みで試験油の流動性を観察し、結果は固まった温度の2.5℃上の温度を流動点とする。数値が小さい(低い)ほど低温(特に始動時の外気温)に強いといえる。

動粘度】液体が重力の作用で流動するときの抵抗の大小を表す。数値が大きいほど「硬いオイル」といえる。「40℃での動粘度」はSAE分類では指定されていない。「100℃での動粘度」はSAE分類でも指定されている。

粘度指数】潤滑油の温度による粘度の変化の度合いのことで40℃と100℃の動粘度から計算により算出する。数値が大きいほど温度による粘度変化の小さいことを示し、「粘度特性に優れる」といえる。


う〜ん・・・SAE粘度からすれば「硬いオイル」の順番はある程度想像できましたが、“TOTAL QUARTZ INEO FIRST 0W30” の「粘度指数」は突出していますネ。また、“SELENIA K PURE ENERGY 5W-40” が「40℃での動粘度」を公開していないのは気になります(技術情報に詳しい方なら計算で導きだせるのかもしれませんが・・・)。



尚、自動車用エンジンオイルの “劣化と交換”、“物性(性状)試験項目” 等については、“日興産業株式会社 潤滑油の基礎知識” がオススメです。

ホーム > 潤滑油の基礎知識 > 自動車用潤滑油について




※ 表中の “TOTAL QUARTZ INEO FIRST 0W30” の ACEA 欄を『C1, C2』→『C1-10 & C2-10』と改めました(2015/10/20 20:20) 。
Posted at 2015/10/16 07:36:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | ルブリカンツ ■ 総合 | 日記
2015年10月15日 イイね!

Castrol の web を見直した!

Castrol の web を見直した!前回の記事を書くために、これまで縁のなかったCastrol のwebをじっくりと見る機会を得ました。

自動車用潤滑油メーカーの公式webから、エンジンオイルについて巷で耳にする話をあらためて確認することができました。

また、あくまで私見ですが、日本市場で自動車用潤滑油の事業を行っている石油メジャー(CastorolはBPの一ブランド)のうち、質、量ともに最も充実した情報提供(ローカライズ情報が主体でありつつもも本国サイトへのポータルにもなっている)がなされていると感じました。

今回の記事では、私が注目した4つのページについてご紹介します。


JAPAN - オイル選びのアドバイス
ホーム > サービス > オイル講座


赤枠で囲ったタブをクリックします。
以下、このページで私が注目した情報を抜粋引用します。太字は私が特に注目した部分です。

  ワンポイント
  メーカー指定の規格や粘度は踏まえた上でオイルをグレードアップ
  すると、プラスアルファの性能が得られます。車の種類はもちろん、
  走り方や使用環境もオイル選びのポイントです。

  自動車メーカーの推奨エンジンオイルというのは、エンジンが新品
  (シリンダーとピストンの隙間が1mm)の時の推奨エンジンオイルです。
  走れば走る程、シリンダーとピストンの隙間が広がるため、自動車
  メーカーの推奨エンジンオイルは合わなくなってきます。

  これを最初の調子のいいエンジンのようにしてあげるには、エンジン
  オイル粘度を少しずつ上げていき、シリンダーとピストンの隙間を
  ちょうどいい具合にしてあげるとエンジン(ピストン)の動きが
  スムーズになります。

この情報は、自動車修理・整備業界の一部のプロから聞こえて来た話ではあったものの、まさか自動車用潤滑油メーカーの公式webで同じ話が見つかるとは思いがけないことでした。


JAPAN - 推奨されるエンジンオイル交換距離
上記画像の緑枠で囲ったタブをクリックします。
以下、ごく一部を引用します。太字は私が特に注目した部分です。

  シビアコンディションとは・・・
  ● 走行距離の30%以上が悪路・山道やけん引
  ● 半年間走行距離が1万Km以上
  ● 1回当たりの走行距離が8Km以下(近距離の移動)
  ● 頻繁な低速走行(渋滞など)

こちらも、私が欧州車乗りだからかもしれませんが、これまで耳にして来た情報よりもイメージしやすい表現になっていると感じます(さらに調べてみるとトヨタ車ディーラーのwebからはもっと具体的な表現が見つかりましたが、別の機会に紹介することにします)。


JAPAN - 製品データシート(SDS & PDS)
ホーム


ホーム画面のナビゲーションメニュー、左から4番目[サービス]をポイントすると階層メニューが現れます。水色枠で囲った[製品データシート]をクリックすると、msdspds.castrol.com に遷移します。このサイトはグローバル対応なので、さまざまな言語と国を選ぶことができます。


製品名がわかっていさえすれば、国の切り替えもできるので、とても重宝すると思います。一般的にはデフォルトでチェックが入っている[製品データシート(PDS)]だけで欲しい情報は足りるはずです。


United Kingdom & Ireland - OIL SELECTOR
United Kingdom & Ireland

JAPANのサイトから検索できるのは日本メーカーのクルマだけなので、欧州メーカーのクルマの適合オイルを検索したい時に使います。


ホーム画面の黄色い枠で囲った部分をクリックすると、oilselector.castrol.com に遷移します。


上の画面のオレンジ色で囲った部分をクリックすると、


ELFのサイトにある LUBE ADVISOR と同等の機能を提供するページが開きます。ロゴメニューの右側の国名をクリックすると国(region)と言語(language)を切り替える画面に遷移しますので、ELFよりwebページの作りも洗練されて使いやすいと感じました。
Posted at 2015/10/15 22:21:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | ルブリカンツ ■ 総合 | 日記

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