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2015年12月08日 イイね!

タイヤ産業の現況を知るには “JATMA” が毎年更新する情報がオススメ

タイヤ産業の現況を知るには “JATMA” が毎年更新する情報がオススメタイヤ業界に詳しい方なら良くご存知かもしれませんが、“一般社団法人日本自動車タイヤ協会(略称:JATMA)” が 「日本のタイヤ産業」という資料を毎年作成し、webでpdfファイルとして公開しています。最新版は「日本のタイヤ産業 2015」です。

名前を裏切らない内容で販売統計データが含まれた資料です。私的には、強くオススメです。ただし、会員企業5社(データによっては会員企業4社)に関する統計数字が基本らしい点には注意が必要です。その一部を引用しアップすることにします。



組織の概要
■ 設立
 1947年9月26日 日本自動車タイヤ 協会(任意団体)を設立
 1968年12月 社団法人に改組
 2011年4月 一般社団法人へ移行

■ 会員企業
 株式会社ブリヂストン
 住友ゴム工業株式会社
 横浜ゴム株式会社
 東洋ゴム工業株式会社
 日本ミシュランタイヤ株式会社


新車用タイヤ(OE市場向け)販売動向


市販用タイヤ(RE市場向け)販売動向





輸出用タイヤ販売動向



タイヤ販売構成比の推移


タイヤの流通経路



地域別輸出/輸入実績(財務省通関ベース)




最後に一言 多言
乗用車用タイヤに限ってみれば、2014年は新車用(OE市場向け)が37,752,000本、市販用(RE市場向け)が53,956,000本という販売実績でした。比率でいえば4対6です。

市販用タイヤが新車用タイヤを上回るのは日本、欧米諸国をはじめとする自動車先進国に共通する市場動向のようです。これに対し、新興国ではほぼ同じくらいの割合のようです。

また、市販用タイヤの夏用・冬用の比率をみると、乗用車用タイヤでは夏用:64.8%に対して冬用:35.2%となっています。

さらに、地域別輸入実績も大変興味深い数字です。財務省の通関ベースなので、会員企業のみならず、会員企業以外をも含んだ数字のはずです。アジアからの乗用車用タイヤは18,659,000本、欧州からの乗用車用タイヤは2,002,000本という実績でした。

《12/09 7:00 追記。12/12 8:27 訂正》もうひとつ、これは戯れ言にすぎませんが、【タイヤの流通経路】を見て思うことがあります。2015年12月5日の記事では「日本市場での旨味は TOYOTA 及び LEXSUS にOE採用されることといっても過言ではない・・・」と書きましたが、この図を見てあらためて強く感じます。

LEXUSの主戦場は北米市場で、生産は日本の工場のみです。 生産の大半は日本の国内工場です(
海外生産はカナダ工場と米ケンタッキー工場でありますが、ごく一部にすぎません)。実現の可能性は未知数ですが、日本グッドイヤーのプレミアム銘柄が LEXUS に採用され、OE市場での実績が上がれば、ブランド価値の向上やRE市場での販売網の拡大も、シナジー効果が期待できるのではないでしょうか。

ちなみに、
LEXUS の国内向け車両の一部では “DUNLOP SP SPORT MAXX シリーズ” の採用がみられます。これは住友ゴム工業の営業力の賜物だと思います。果たして、100%外資となった日本グッドイヤーが同じ土俵に立てるでしょうか・・・。《追記及び訂正ここまで》

尚、関連情報URLは「日本のタイヤ産業 2015(pdfファイル)」のリンク先です。

※ 【タイヤの流通経路】を追加しました。(2015/12/09 5:50)

2015年12月06日 イイね!

アライアンス解消後の住友ゴム工業の “新生・FALKEN” ブランド

アライアンス解消後の住友ゴム工業の “新生・FALKEN” ブランドここ数日間の私のブログは、タイヤに関する記事が続いています。

本年タイヤ業界では、ビッグニュースが二つ流れました。ひとつは「中国化工集団(ケムチャイナ)がピレリを71億ユーロ(約9,300億円)で買収」、二つめは「住友ゴム工業(SRI)とグッドイヤーのアライアンス契約および合弁事業の解消」です。

タイトル画像は 米Tire Business誌から拝借しました。


欧州市場での各ブランドの格付け
欧州市場でプレミアムブランドと呼ばれているのは、Bridgestone、Continental、Dunlop、Goodyear、Michelin、Pirelli の6つ(アルファベット順)です。

一方で、BFGoodrich、Falken、Firestone、Hankook、Kumho、Nexen、Toyo、Uniroyal、Yokohama 等はミッドレンジブランドという格付けです。ブリヂストン以外の日系3社及び韓国の3社はこのポジションです。

さらに、Achilles、Federal、Maxxis、Nankang、Nitto 等はエコノミーブランドという格付けです。


ブリヂストンと住友ゴム工業 ー 明暗を分けたのは
ブリヂストンが業界トップの売上高を誇ることはよく知られていても、米国発祥の Firestone を掌中に収めていることを知る方は少ないかもしれません。余談ですが、BFGoodrich と Uniroyal はミシュランの傘下です。

業界通の方の話では、「ブリヂストンによる 米FIRESTONE の買収は1984年の住友ゴム工業の DUNLOP 買収に刺激を受け、危機意識から生じた。ブリヂストンは危機感をバネに1988年に買収に乗り出し、買収後におきた数々の苦難を乗り越えた末、業界トップの座をつかんだ」というのです。

一方「住友ゴム工業がDUNLOPを買収した数年後には、工場等への投資負担等によって財務状況の悪化を招いていた。この苦難を乗り越えていれば、欧州での主導権をグッドイヤーに渡すこともなく、業界地図は塗り変わっていたかもしれない」というのです。


欧州市場での FALKEN ブランド
私がタイヤについての情報を知るのに役立てているのは英国の www.tyrereviews.co.uk です。

ここから欧州市場で流通する FALKEN ブランドのラインアップを知ることができます。


※ 上記画像はラインアップの一部です。

日本市場での現行ラインアップにみられる銘柄も見つかります。

  Max Performance Summer
   FK453

  Premium Touring Summer
   ZE914

※ “ZE914” は “ADAC 2015 European Tyre Test 205/55 R16” で11位の評価を得ています。ちなみにこのテストでの他の日系及びアジア系ブランドでは“Bridgestone Turanza T001”が6位、“Hankook Ventus Prime2”が8位、“Bridgestone Ecopia EP001S”が13位、“Hankook K425 Kinergy Eco”が16位、“Kumho Solus HS51 Harmony Sports”が17位、“Nankang Green Sport Eco 2”が19位でした。

住友ゴム工業は2010年にドイツのオッフェンバッハに Falken Tyre Europe GmbH を設立し、補修タイヤ市場へのマーケティング及び販売を行っています。


日本での FALKEN ブランドの舵取りが変わる。その裏にあるのは・・・
2015年7月23日の CarWatch の記事によれば、7月22日に開催された新生「ファルケン」ブランド発表会で、取締役常務執行役員 タイヤ国内リプレイス営業本部長は次のように述べています。

  「欧州市場で要求される、高い機能と品質を有する商品ラインアップを整えて、品質
  基準の厳しい欧州車メーカーへの新車用タイヤの納入、ヨーロッパ最大の自動車連盟
   “ADAC(ドイツ自動車連盟)” での高い性能評価など、海外で磨かれて着実に実績
  を積み上げてきている」

  「2015 ニュルブルクリンク24時間耐久レースではFALKEN Motorsports
  チームの“ポルシェ 911 GT3 R”(SP9 GT3クラス)が総合3位に入賞した。この成績
  はサーキットという過酷なフィールドを開発の現場として捉え、ファルケンタイヤの開
  発力を磨き、技術力を鍛えてきた結果だと思っている」

  「こうして欧米市場で鍛えてきたファルケンを8月に日本にも上陸させ、満を持して日
  本での展開をスタートさせる」

※上記画像は CarWatch からお借りしたものです。

上記の発言の中でキーになる言葉は『欧米市場で鍛えてきた』です。これまでは『欧米市場で鍛えてきた』と呼べる銘柄がDULOP ブランドにも存在しましたが、アライアンス解消後はなくなってしまうわけです。タイヤ国内リプレイス営業本部長としては、DULOP ブランドから離れてしまうユーザーを何とかFALKENブランドで引き止めたいという思いが強いのだ思います。


最後にちょっと
現行の日本市場向け FALKENブランドのラインアップをみると、ニッチなクルマのユーザー層を狙いすぎで、Cセグファミリーカーのユーザー層のニーズまで目を向けているとは思えません。

一例をあげれば、“ZE914 205/55R16” には 欧州でラインアップされる "91V" や "91W" がありません。日本では "94W" のみの展開です。重量級のクルマには向いても比較的軽量なクルマにはオーバースペックです。日本のメーカーのブランドなのに日本市場で選べるサイズが少ないとは・・・。

先の発表会では『20インチ以上』、『オールシーズン』、『4 × 4』が強調されていました。

※上記画像は CarWatch からお借りしたものです。

日本市場で FALKEN ブランドが一般化するのは10年くらい先になるのかもしれません。長い目で見守りたいと思います。
2015年12月05日 イイね!

アライアンス解消後の日本グッドイヤー、グローバル銘柄(Import品)の充実に期待したいのだが・・・

アライアンス解消後の日本グッドイヤー、グローバル銘柄(Import品)の充実に期待したいのだが・・・ここ数日間の私のブログは、タイヤに関する記事が続いています。

本年タイヤ業界では、ビッグニュースが二つ流れました。ひとつは「中国化工集団(ケムチャイナ)がピレリを71億ユーロ(約9,300億円)で買収」、二つめは「住友ゴム工業(SRI)とグッドイヤーのアライアンス契約および合弁事業の解消」です。

タイトル画像は 米Tire Business誌から拝借しました。

GOODYEARブランドのタイヤは日本市場での知名度は低いと言わざるをえません。私を含めて一部の方からは「トヨタ車のベーシックグレードにOE装着されているタイヤだね」とか「DUNLOP と GOODYEAR はタイヤマーキングが異なるだけで中味は同じ」というような認識しかなっかったと思われます。ところが、グローバル市場におけるGOODYEARブランドの評価の高さをよく知る方は少ないのかもしれません。


欧州市場での GOODYEAR ブランド
私がタイヤについての情報を知るのに役立てているのは英国の www.tyrereviews.co.uk です。

ここから欧州市場で流通する GOODYEAR ブランドのラインアップを知ることができます。


※ 上記画像はラインアップの一部です。

日本グッドイヤーのラインアップにみられた銘柄も見つかります。

  Max Performance Summer
   Eagle F1 Asymmetric 2

  Premium Touring Summer
   EfficientGrip Performance

  Premium Touring All Season
   Vector 4Seasons

※ “EfficientGrip Performance” は “ADAC 2015 European Tyre Test 205/55 R16”(2015年07月30日の記事参照)で第2位の評価を得ています。

※ 
 “EfficientGrip Performance” の日本市場でのプレスリリース(2014年8月1日)は関連情報URLからどうぞ。

欧州市場での開発拠点はルクセンブルグにあるようです(間違いであれば、ご指摘ください)。


新生・日本グッドイヤー
2015年10月2日のオートックワンの記事によれば、グッドイヤーのアジアパシフィックリージョン社長は次のように述べています。

 「我々は日本に戻ってきた。今日は歴史的な1日だ。」

また、同記事によれば日本グッドイヤーの代表取締役社長は、今後の活動について次のように述べています。

 「1.補修用タイヤ市場の強化/2.新車装着用タイヤ市場での伸長/3.ブランド価値
 向上/4.市場ニーズに根ざした商品開発」の4つを柱に、今後の戦略を立てるとした。


私の目から見れば、他のタイヤメーカーと同様、OE市場(新車タイヤ市場)が優先で、RE市場(補修タイヤ市場)は副次的な位置づけにならざるをえないのが現状です。日本のOE市場では少しずつですが、“EfficentGrip Performance” の採用を増やしているようにみえます。《12/6 9:15  追記》ただし、“EfficentGrip Performance” ではなく日本市場向けの“EfficentGrip Eco” に近いパターンデザインのようですが・・・。《追記ここまで》


さらにいえば、日本市場での旨味は TOYOTA 及び LEXSUS にOE採用されることといっても過言ではないと感じています。


日本グッドイヤーの現行グローバル銘柄(Import品)
ユーザー側が望むのは、RE市場(補修タイヤ市場)向けラインアップの充実と入手のしやすさです。しかし、いかんせん取扱店が少なすぎです。販売網の拡大には時間がかかりそうです。

また、現行製品のラインアップと実勢価格の一例(価格コム調べ)を上げると日本ミシュランに比べて競争力があるとは言い難いです。



EAGLE F1 ASYMMETRIC 2 225/45R17 94Y XL
実勢価格(税込)の一例:¥25,620

Pilot Super Sport 225/45ZR17 94Y XL
実勢価格(税込)の一例:¥20,700


EfficientGrip Performance 205/55R16 94W XL
実勢価格(税込)の一例:¥18,500

Primacy 3 205/55R16 91W
実勢価格(税込)の一例 :¥11,210 



実勢価格の比較は日本ミシュランに競合銘柄がないので省きます。


最後に一言
日本グッドイヤーの描く将来像は日本市場における日本ミシュランのような地位だと思われます。5年後の日本市場での地位が楽しみです。
2015年12月04日 イイね!

アライアンス解消後の住友ゴム工業の “DUNLOP SP SPORT MAXX シリーズ”

アライアンス解消後の住友ゴム工業の “DUNLOP SP SPORT MAXX シリーズ” ここ数日間の私のブログは、タイヤに関する記事が続いています。

本年タイヤ業界では、ビッグニュースが二つ流れました。ひとつは「中国化工集団(ケムチャイナ)がピレリを71億ユーロ(約9,300億円)で買収」、二つめは「住友ゴム工業(SRI)とグッドイヤーのアライアンス契約および合弁事業の解消」です。


このうち二つめのニュースについて、みんカラではどなたも話題にされていないので、書かせていただくことにしました。DUNLOP ファンの方以外には関心の薄い話題かもしれませんが・・・。タイトル画像は 米Tire Business誌 から拝借しました。

まずは、タイヤ業界のシェアからみていくことにします。


2014年 世界のタイヤ市場シェア ー Tire Business誌


画像は ブリヂストンの年報 2015(pdf)からお借りしたものです。米Tire Business誌のwebサイトからは最新のものが入手可能ですが、有償となるため入手していません。

2004年と比較した場合上位3社のシェアの落ちが目立ちます。

DUNLOP はブランド名として位置づけなので、グッドイヤーと住友ゴムの2社のシェアに含まれています。


DUNLOP ブランドの所有者の推移
SRIの製造するDUNLOPブランドのタイヤは日本市場でも知名度は十分高いです。これは、日本の自動車メーカーのOE装着タイヤとしての採用がブリヂストンに次ぐ第2位であることが大きいからだと思われます。ところが、グローバル市場で見た時には、DUNLOPブランドの国別事業展開が複雑なことをよく知る方は少ないかもしれません。

なぜ、複雑化したかといえば、ブランドの所有者が変わって来たことによります。

ブランドの創世者は英国人で英国籍の企業としてはじまりました。1985年には日本のSRIがタイヤ事業を買収しました。1999年にはSRIがグッドイヤーとDUNLOPブランドについて提携を開始し、2010年には《10/5 9:48 追記》合弁会社(Goodyear Dunlop Tires Europe B.V.)の《追記ここまで》資本比率がSRI:25%、グッドイヤー:75%と逆転するに至りました。《10/5 9:48 追記》現在では、グッドイヤー:100%資本です。《追記ここまで》

かつては欧州市場でも主導権を握っていたSRIは、徐々にその主導権をグッドイヤーに明け渡すことになったのです。2015年10月1日(米国時間)には「グッドイヤーとのアライアンス契約および合弁事業の解消」に関するすべての手続きが完了したようです。

《10/7 21:18 追記》大雑把に整理すると、欧州、北米及び豪州等ではグッドイヤー、日本、中国、ロシア及びアフリカ諸国等ではSRI となり、これまでのような共同開発や技術交流はなくなることになります。つまり2つの異なるDUNLOPブランドの始まりです。《追記ここまで》

現在の欧州でのDUNLOPの拠点はどこかというと、本社(Goodyear Dunlop Tires Europe B.V.)はオランダのアムステルダム、開発拠点は英国のバーミンガム、生産工場はドイツのハーナウらしいです(間違いがあれば、ご指摘ください)。


欧州市場での DUNLOP ブランド
私がタイヤについての情報を知るのに役立てているのは英国の www.tyrereviews.co.uk です。

ここから欧州市場で流通する DUNLOP ブランドのラインアップを知ることができます。



《12月5日 8:38 追記》※ 上記画像はラインアップの一部です。《追記ここまで》

日本のSRI のラインアップにみられた銘柄も見つかります。

 Extreme Performance Summer
   SP SPORT Maxx GT

 Max Performance Summer
   SP SPORT Maxx
   SP SPORT Maxx TT
   SportMaxx RT     ☜ SP SPORT Maxx RT のことらしい 

※ “SP SPORT MAXX TT” は RENAULT MEGANE III RS にOE装着されました。
※ “SP SPORT MAXX RT” は RENAULT CLIO IV RS にOE装着されました。


DUNLOP の看板銘柄 “SP SPORT MAXX シリーズ” の日本市場での動向
私がもっとも残念に感じるのは、欧州ブランドとしてのDUNLOPの新製品は、今後日本で製造・販売されなくなくなってしまうことです。

既存のRE向けプロダクトについては、 “SP SPORT MAXX GT” や “SP SPORT MAXX TT” は公式webから削除されてしまいました。“SP SPORT MAXX TT” は “SP SPORT MAXX” の後継で、生産国はドイツが多かったようですが、日本製のものも流通していたはずです。

ただし、OE向けタイヤについては、既存のプロダクトの生産も継続されるようです。《10/5 10:35 追記》詳細は関連情報URL からご確認ください。《追記ここまで》

 



愛車の MEGANE II には、つい最近まで “SP SPORT MAXX”(日本製。SRIがOE向けに生産したものと思われる)を履かせていました。

現行RE向けプロダクトにある “SP SPORT MAXX 050+” はSRIの独自開発によるもので、欧州市場には流通しない銘柄のようです。

なにも欧州市場向けのタイヤがサイコーという固定観念があるわけではないのです。理由は別のところにあります。

欧州市場向けのタイヤであれば、客観的な性能評価データが豊富で、タイヤ選びの際に有効な判断がしやすいからにほかなりません。


最後に一言
DUNLOP ブランドは欧州車好きの方々からは過小評価されている気がします。

一方、日本の自動車メーカーが “SP SPORT MAXX シリーズ” をOE採用するのは、『DUNLOP  “SP SPORT MAXX シリーズ”  = 欧州プレミアム』というバリューがあるからだと思われます。

私の DUNLOP ブランドへの期待感は薄れましたが、逆に FALKEN ブランドへの期待感が少し出てきました。
2015年12月03日 イイね!

非降雪地域での冬用タイヤへの履き替え時期を考える(2015 - 2016 Winter)ー 判断するのに役立てたのは・・・

非降雪地域での冬用タイヤへの履き替え時期を考える(2015 - 2016 Winter)ー 判断するのに役立てたのは・・・非降雪地域では、冬用タイヤが必要かどうか、非降雪地域で選ぶポイントは何か、交換したタイヤの保管をどうするか、履き替える時期はいつか等について、私の考えを2015年11月19日にブログに書きました。ただし、これは昨シーズンの考えです。

今年のウィンターシーズン入りを前に、冬用タイヤについての記事をアップしているうちに、これまでの考えが少しだけ変わりました。



夏タイヤと冬タイヤ、性能差が逆転するのは本当に7℃からなのか?
2015年11月19日の記事 では『夏タイヤと冬タイヤの履き替えを判断する気温は7℃』であることをカナダのタイヤショップのwebからイメージグラフを拝借して掲載しました。このときはたまたまカナダのwebサイトからでしたが、欧州のwebサイトでも同様のものは見つかります。

ところが、日本語のwebサイト(ここではタイヤメーカーに限定)に目をやると、欧州メーカーの一部を除き同様の情報を見つけることができません(私の探し方がまずいのかもしれませんが・・・)。

欧州メーカーの一部とは、Continental と PIRELLI です。そもそも、『7℃…』はいつ、誰がテスト結果とともに発表したのか? 100%確かな情報との確信はありませんが、誰がについては Continental らしいと知りました。そこで、再度 Continental の日本語のwebサイトを覗くと、とても小さな扱いですが、気になるイメージグラフが見つかりました。

Home > 乗用車用タイヤ > ウィンタータイヤ > 気温「7℃」について



このイメージグラフから読み取れる情報を基に私は以下のように推察しました(あくまでシロウトの推察です。間違っているかもしれません)。

■ 気温7℃のテストデータが示されていない。示されているのは気温0℃以下。
  ↓
■『気温が7℃以下になると夏タイヤより冬タイヤがグリップで勝る』という話を耳にするが、2015年の現行プロダクトにはあてはまらないのではないか・・・。現行プロダクトにおいて性能差が逆転するのは7℃ではなく、7℃と0℃の間の気温のように思われる。

■ 気温0℃以下では低くなればなるほど夏タイヤの制動距離は大きく増えてしまうが、冬タイヤの制動距離の増加は小さい。
  ↓
■ 気温0℃以下から低くなればなるほど夏タイヤのゴムは硬化が進むが、冬タイヤのゴムの硬化は緩やか。


また、私が2015年11月22日に書いたトラックバック先のブログ記事 ドイツAutoBild誌のスタッドレスタイヤ50銘柄-制動距離比較 2015 からは、以下のテスト結果を見ることができます。

■ ウエット80km/hからの制動距離(テスト時の外気温は不明)
  1st: Dunlop Winter Response 2     Wet: 36.8
  2nd: Goodyear UltraGrip 9     Wet: 36.9
  参考値: 夏タイヤ     Wet: 37.0
  3rd: Continental WinterContact TS 850     Wet: 39.5

このテスト環境においては、夏タイヤと優秀な冬タイヤとの制動距離の差はないといってよいでしょう。私のシロウト読みではこのテスト時の外気温は7℃程度ではないかと考えます。

以上の2種類のデータ(Continental 及び AutoBild)から私が導いた答えはこうです。夏タイヤと冬タイヤの性能(ドライ路面及びウエット路面でのトラクション性能)が逆転するのは7℃より低く、0℃よりも高い気温 ー すなわち 3℃から4℃あたりではないかと推測します。



夏タイヤから冬タイヤへ履き替えるときの気温について、日本のタイヤメーカーからは聞こえてこないのはなぜ?
一方、日本のタイヤメーカーの代表である BRIDGESTONE のwebサイトを覗いてみると、『夏タイヤと冬タイヤの履き替えの際、判断する気温は7℃』であることなど一切触れられていません。

これはなにも BRIDGESTONE に限った話ではなく、他社も同様です。日本の気象条件と欧州やカナダの気象条件があまりにも違うからなのでしょうか? あるいは日本市場向けのスタッドレスタイヤは7℃とは異なる気温から優位性が生じる設計なのでしょうか? 私にはわかりません。

さらに余談になってしまいますが、自社製品の新旧比較においてすら、制動距離について具体的な数字を伴う Continental のようなテストデータは一切掲載されていません。

TOP > VRX


この点については、日本では “タイヤの公正競争規約” が望ましい形で機能せず、メーカー側がネガティブに受け止めている節が感じられます。

上記の画像の下部には『上記テスト結果に関する詳細なデータについてはタイヤ公正取引協議会に届けてあります。』との記述がみつかります。そこで、タイヤ公正取引協議会 > タイヤの性能試験データのweb から検索してみました。


上の画像は検索結果の画面キャプチャーです。確かに2種類の性能試験の届け出があります。



今シーズンの履き替えはいつにするか? 判断するのに役立てたのは・・・
私の場合、冬タイヤは自宅保管ではありません。タイヤのプロショップに預けていますので、思い立った日にDIYで履き替えというわけにはいきません。

ここから先は自宅保管の方にとってはあまり参考にならない情報かもしれません。

さて、BRIDGESTONE のwebサイトには、私にとって役立つ情報も見つかります(ただし見つけにくいのが難です)。また他社でも同様(あるいはそれ以上)の情報提供はあるようです。

TOP > BLIZZAK > 冬タイヤの基礎知識 > 冬になったらスタッドレス


2000年までの過去30年間の平均値から、私の住む地域での初雪は1月初旬ということがわかります。雪をターゲットに冬タイヤを履く場合にはこの情報だけで十分かもしれません。しかし、私が一番欲している情報は雪の情報ではなく最低気温と、一日の気温差の情報です。

そこで長期天気予報を提供するサイトを探してみました。複数のサイトが見つかりましたがそのうちのひとつを参考に見て行くことにします。

直接この天気予報サイトにアクセスされたい方は関連情報URLからどうぞ。また予報情報は日々刻々と変わる点にはご注意ください。


1月4日(月)の最高気温は9℃、最低気温は1℃であるとの予報があります(ただし、雪になることはなさそう)。

雪が降るのは0℃以下と思いがちですが、雪が降るための条件は地上の気温と上空の気温との兼ね合いです。極端な例をあげれば、真夏でも遥か上空では雪が降ることもあるらしいのです。地上の気温3℃は、上空の外気温との兼ね合いによりますが、雪が降ってもおかしくない気温ということです。


最低気温が3℃以下になりそうな日が年内に数日ありますが、最高気温は16℃前後となる予報です。

この長期予報から、冬タイヤの使用は年が明けた1月4日(月)をターゲットに、この日までに履き替えておくのが吉と思えます。年末年始は論外として、年内ギリギリではない遅めの候補日を、予約が混み合いそうな土日祝日を避けて考えると12月24日(木)がよさそうです。


結論。私の場合、今シーズンは12月24日(木)に冬タイヤに履き替えることにしました。さっそく冬用タイヤの保管契約をしている “タイヤフィッター横浜都筑店” に予約を入れました。

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「【Nokia がデジタル・ヘルス事業の戦略的オプションの見直しを開始】(2月15日公開)https://www.wareable.com/nokia/nokia-may-pull-the-plug-on-its-wearables-5758 まさか撤退しないよね!!」
何シテル?   02/16 08:47
私にとっての愛車とは、服と同じように “第二の皮膚” であり(Like a Second Skin)、アイデンティティの一部であって欲しいと願っています。 ...
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