2020年11月20日
それは数日前の事でした。
夜も明けない時間から納品の仕事をしとるんですが、
1件目の場所に着いて癖の有る坂の駐車場をバックで登りながらトラックを停めて、
荷台から品物の入った台車を降ろして作業してたんすよ。
そしたら、
何処からともなく、
・・・・・・・・・・・・・・
「ガラガラガラ」
と乾いた転がる様な音が聞こえてきたのです。
( ゚д゚)?
「おや?いつもの違う業者さんがきたのかな?」
「にしては、1時間くらい早いけど?」
その乾いた音はだんだん大きく響き、
それが荷物を運ぶ手押し台車の音ではないことに気が付きました・・・・・
いくらなんでもゴムの車輪でそんな大きな音はしない。
軽く固い樹脂の跳ねる音だと気が付くのに時間は掛かりませんでした。
( ; ゚Д゚) 「え、何?誰か来るのか?」
と胸の内で焦りと恐怖が沸き上がろうとしてくるのを感じ、
その音の方へ視線を向けると、
施設の停めてる車の間から、
照明に照らされた異様な影が、
明らかに坂を登ってくるのが映し出されてました・・・・・・・・・
と同時に車の影から現れたのは、
補助カートを押した見たこともない、
高齢の男性・・・・・・爺さんだった。
( Д ) ゚ ゚
まだ夜も明けない真っ暗な駐車場に
俺ら1人だけ(愕然)
その爺さんは「ガラガラ」と喧しい音を立てながら近づいて来て、
その手に持っていた・・・・・・・・・
「紙切れ」を差し出し、
「渡してくれぇぇぇぇぇ~~~~!!」
と、のたまったのです
( ; ゚皿゚) え?え?え?
少しずつ近づいてくる爺さんに、
「俺らには解りませぇ~ん!!」と連呼しながら
かつて無いダッシュで!!ww
施設のドアの暗証キーを連打し、
ドアを開け、
怒涛の如く重い品物の台車を中に入れ、
ドアを固く閉じたのであった。
ヾ(;゚;Д;゚;)ノ゙ハァハァハァハァハァハァ~~~(怖)
((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
恐怖に震える自分を宥めつつ、外に視線を向けると
その爺さんがドア越しからドンドンと叩きながら、
「渡してくれぇぇぇぇ~、渡してくれぇぇぇぇ~!!」
と叫び続けているではないか(愕然)
((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
俺らも軽くパニクりながら、
「解りませぇ~ん、解りませぇ~ん!!」
と叫びに似た声で連呼したのだった。
施設の方に警察を呼んでもらおうかと
思ったが見当たらない。
少し落ち着きを取り戻した俺らは、
作業を始めようと台車を押すと、
施設の管理人さんとバッタリ(汗
先程の事情を話すと、
「何日か前から暗い時間の今頃に現れる、近所の痴呆気味の人だよ。」
と教えてくれました。
トラックの荷物が心配になり、
恐る恐る素とへ出ると、
そのガラガラの翁の姿は、
影も形も見当たらず消え失せたように、
居なくなってました。
((( ;゚Д゚)))
((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
な、何だったんだ今のは・・・・・
とりあえず無事に作業を終え、
次の納品先に向かいましたが、
もし、あの時、
あの翁の手に持っているものが
紙切れではなく、
キラリと光る物だったら・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
そりゃ仕事ほっぽり出して、
全力で逃げるに決まっとるでしょ。
スマホ持ってれば警察に電話しとりますわ。
マジで恐かった~~~~~~!!(涙)
誰も居ない暗い駐車場で俺ら1人。
そこに得たいの知れない爺さんが、
たぶん、5本の指に入る位の、
久しぶりの恐怖な?体験でした(笑)
これ、脚色はしてますけど、
実話です。
・・・・・・・・・・・・・・(マジで。
(ーー;)
Posted at 2020/11/20 19:33:49 | |
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