
車中泊で安眠するには「極力フラットにする」ことと「脚が伸ばせる」の二点が重要となる。
ところがラッシュの通常のシートアレンジでは上記の条件をクリアすることができず、快適な車中泊は厳しい。
後席をダブルフォールディングすると荷室はフラットになるが脚を伸ばして寝られる全長はない。
しかしシングルフォールディングだと荷室の前後に大きな段差が生じるが、脚を伸ばして寝れる全長はギリギリ確保できる。荷室の段差をどうにかしてフラットな状態を作ってしまえば良いだけだ。
以下の方法だと、身長170cmまでであれば足を伸ばして眠ることが可能になる。
用意したもの
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Coleman クーラーボックス エクスカーションクーラー/30QT (\3600)
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アイリスオーヤマ RVBOX 600F (\1600)
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安物の銀マット (\1000)
・ 家に転がってる座布団やクッション

前席は最大限に前までずらし、背もたれを前方に傾斜。
これで荷室長は170cmちょいになる(正確には測っていないので、だいたいの長さ)。
空いたスペースにクーラーボックスを置く。
後席との段差は蓋の上に座布団やクッションなどを重ねて調整。
用いたクーラーボックスのサイズ(cm)は幅46×奥行33×高さ40で、ちょうど良い感じ。あまり小さいものだとグラついたりで不安定になるので、個人的にはこのサイズがベターだと思う。
中に飲料水や食料なども収納できるので無駄がない。
後席は前に倒しただけの状態にする。
倒してできた後ろのスペースの段差は22cmくらい。
そこにRVBOX 600Fを配置すると、まるでオプショングッズであったかのように平らに綺麗に収まる。
600Fのサイズは幅60×奥行37×高さ22。
最後に小さい段差や傾斜、硬軟等の気になる場所を座布団クッションなどで微調整して銀マットを敷けば快適な寝床が完成。
この方法の良いところは二つあって、倒す後席は一つだけで済むという点と、
クーラーボックスもRVBOXも日常でも車中泊でも車内常用で便利に使えるという点。
倒さない方の後席は、もちろん椅子として使えるので、食事等で便利。
クーラーボックスは日常の生鮮品等の買い物で活用できるし、
600Fには車載工具、三角板、牽引ロープ、ブースターケーブル、カイロ、簡易トイレなど必要な道具類を収納。
注意点として、600Fの耐荷重は30kgまでとなっているので、この上に全体重をかけないこと。頭はクーラーボックス上、背面と尻は倒した後席上、600Fには足だけを置くように寝ると問題は生じないと思われる。
ただ、倒した後席も頑丈という感触はないし、人の重さにどれだけ耐えてくれるかは不明なので無理は禁物。ダイエットしましょう。
身長170cm以上であれば後席全て倒して斜めに寝ればOK。
Posted at 2016/01/11 18:56:18 | |
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