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2018年05月29日 イイね!

後方ドラレコの応用

後方ドラレコの採用という記事を一つ前に挙げたが、
安物系ドラレコは特にそうだと感じるが

「夜間撮影対応」

を無理からにでも謳うために、
一般的な安価撮像素子(量産性や制御性からCMOSイメージャ)の分光特性が
紫外方向(波長で概ね360nm以下)よりも赤外方向(波長で概ね800nm以上)に
余裕があることもあり、
赤外補助光LEDを数個盛った製品が多い。

現実的には、一眼レフに装着する大層な別体ストロボライトと
スマホの現実的な撮影距離では役に立たない白色LED灯との差のように、
あんなチンケな赤外LED2,3個で
後続車まで10mオーダーの距離が賄えるわけもなく、
(もし反射光測距とかの機能があれば、そういうのには使えるよ。
でも、あれが撮影光源になると思えるセンスは生活知識として足りなすぎ)
事実上LED補助光はセールストーク以外の価値はないことなんて
誰が見ても買う前に分かるだろ?ってハナシだな(笑)。


ところが、である。

撮像素子の周波数特性は

「さもありなん」

なのである。
つまり、光源が外部にあればそれなりにちゃんと写る。

ってんで、厳密には「応用」ではないのだが、
後続車を撮影した画像を見ると、色々おもしろいことに気づく。
今回はまず、

「自動ブレーキ測距器のメーカー差」

である。


まあ、冒頭自己引用記事の通り、
SAライフに後方ドラレコを設置してから間もないので
そんなに多数のサンプルを得ているわけではないが、
例えば、5/25の夕刻、
助手席ドア枠の水漏れ対策に出したライフを引き取って帰ってくる道中
R165大和高田から香芝の路上で後ろについたマツダ・アクセラかな?



から分かるように、はっきりくっきり赤外線のビーコンを出して
障害物探知機が可動している様子が分かる。
大体のビーコン周期は0.7~0.8Hz程。

※赤外光なので肉眼では見えていない。撮像した動画を見て初めてわかる。

光源はレーザーなんだろうが、
光源から出た時点ではコヒーレンス性が担保されても
空気中の気体分子や浮遊物の拡散を受けるだろうから
幾分かはサイドローブも出るし、
そもそも光学ポインタじゃないんだから
一定の立体角方向に球面進行するようにレンズでビーム整形されているだろう、
ある程度の測定範囲(上下左右幅)が見て取れる。

この左右幅がマツダの場合は案外シビアなんだなあと思った。

この映像タイミングはビーコンの谷間ではなく、
前後の映像から本来はビーコン光源全開発光のタイミングのものだが、
全く探知光が見えない。

進路が数度右にずれたら赤外探査の範囲外である、ということだ。
まあ、障害物は路肩方向にやや偏在するものなのかも知れないが、
右側でこんな挟角でいいのかな?と素人考えには感じてしまった。

※左側(左緩曲線)で頃合いビーコンタイミングの画像フレームがなかった。


また、探知範囲が想像以上に遠方重視なのではないか?と感じたのがこれ。


比較的ゆったり車間距離をとって停まった後続車のビーコンは
最初に挙げた走行中の車間距離で得た画像のビーコン輝度より
目に見えて低い。

これが、停止時に出力を下げている、という感覚ではなく、
ある一定の距離からすすっと減衰するような感じで
そういうビーム形成を意図的にやっているように思えた。

サンプル画像としては不覚にも消してしまったのだが、
「シティブレーキアクティブ」なる本田技研の同様機構では
一定「以上」距離が離れると赤外ビーコンが「ピタッ」と途絶える様子が伺え、
こちらは意図的に発光自体を止めているのではないかと想像される。
ホンダの場合ほんとに見えなくなる際のカットオフが切り立っていて
理想的なレーザー光は確かにそう振る舞う
(レンジ境界できっぱり見えなくなる)とも思えるのだが、
マツダの光源の振る舞いを見ていると
実大気中環境であそこまで急峻なのはないんじゃないかなとか、
いろいろ考察できて面白かったりする。

※ホンダさんは完全停止後にもビーコン発光を切っていたと思う。
 省エネ?(笑)
 赤外レーザーの商品電力より
 その断続制御プロセスを動かすECUの消費のほうがでかかったりして?


マツダ製の光源に関しては
これまた非常にざっくりとした目処ではあるが
たまたま並走する近鉄大阪線の通過車輌があったフレームを見れば
まあまあの距離に届くだけの光束のあるレーザー光源であることは伺える。

30000系ビスタカーⅢは1輌21mちょい切るくらいだが
側方の死角(このドラレコは中心から左右に約35度程の画角がある)を考慮すれば、
2~3輌分くらいのところに車間距離をとった後続車がいる。
性能上、光学センサが賄うのは時速30km辺りが上限なので、
何故停止距離15m程度の範囲を大きく超える領域を主探査レンジにしているのか?
これまた素人考えには伝達遅延などを考えても
せいぜい倍程度の30mそこそこを臨界とする範囲だけ感知できれば十分では?とか
思ってしまうのだが、
どこかの機会でその辺の設計背景が聞けたら面白かろうと思う。


ビーコンの打ち方にもバリエーションが見えて面白い。
通常時は「ビーコン」と表現したとおり間欠投光なのだが、
ある程度以上の減速加速度を伴うと光源が連続点灯状態になる。


まあ、撮像素子が30fps程度の間欠動作なので、
遥かに高速の点滅であれば連続点灯のように見えているだけかもしれないが、
測距制御も加減速Gに依って変えているとまでは思わなかった。
この後、制動動作が完全に終了しても点灯状態を維持し、

再発進後、一定の速度に復帰するまでその状態が続いた。


赤外レーザーを利用しているのは
軽四系安物自動ブレーキ以外では
マツダとトヨタ、日産が知られていると思うので、トヨタの例も。
※スバルと三菱は赤外レーザー手段は不採用。

トヨタは環境光がまだ少し明るい頃合いだが薄暮の始まりで

のマツダと似たような輝度の光源を用いているようだが、
マツダよりレーザー測距の割り切りがはっきりしていて、

この距離では完全にレーザー探査光の照射範囲外になる。
(消えているわけではなく、
動画では距離が離れてビーム外に出るサイドローブ減衰の様子が見える)

一般道の白破線は都市部や見通しの悪い箇所では
主として5m(白線)/5m(間隔)なので
(それ以外の郊外路などでは6m/9mが原則、
 更に80km/h以上の設計道は8m/12mになる)
後続車まで35m~の距離があると見える。
カメラの設置位置が地上高1m程度なので
低いところに移せばまた観測可能に変わるかもしれないが、
障害物の平均的な想定高からも、トヨタは

「赤外レーザー方式では30mも探知できたら十分」

という思想を以て設計しているのではないかと感じられる。


なんか、派生効能に過ぎないのは間違いないが、
こういうのに気づくと、面白くない?


※こういう自動ブレーキ機構をわざわざ備えた車輌を選びながら
 姿勢があからさまに変わる(前後異径ホイール化や差ローダウン)加工している車を見たら
 尚一層「アホ」に見えるよな(嘲)。(=ビームが下向きになれば探知距離が大幅に短くなる)
 何度も書いているが今の車って相関設計の塊だから、
 素人が浅知恵で弄ったらあらゆる箇所への悪影響伝搬があると考えるべきだな。
Posted at 2018/05/29 18:52:02 | コメント(1) | トラックバック(0) | 徒然 | 日記
2018年05月29日 イイね!

後方ドラレコの採用

昨年末の公道復帰から
運行環境に近代化改修を加えているSAライフ。

旧スマホ再利用の通信/オーディオソースとなるITセンターや
更に古いスマホで前方ドラレコ兼補助GPS速度計など、
車の性能が上がるわけではないが
道具としての総体的な使い勝手は休眠前と比べて大幅に向上した。


しかし、路上環境も18年前とは大きく変わり、
左方すり抜けに突っ込んでくるのが50cc原チャではなく
中途半端にガタイをでかく作った250ccスクーターばかりになったり、
キチガイのように寄せてくるミニバンやプリウスが目に見えて増えたり。


前方ドラレコは上記の通り、第一世代といえるAndroid2.2の
古い古いスマホの再利用で賄っているが、
これは動画撮像がQVGAという解像度止まりであり、
何故かスマホアプリのドラレコは音声記録をしないものが多い。
スマホだから当然マイクロフォンが搭載されている前提なのにね(笑)。

以前耳にしたハナシでは
動画にサントラが付いているか否かで証拠能力に差が出ることもあり得ると。
要はサントラが収録時間の流れをある程度保証してくれるので
画面の動きと音声に同期が取れると
(例えば加減速の様子にエンジン音が合っているとか)、
絵面のつなぎ編集や速度可変などのインチキの可能性指摘を
抑圧できるからだろうな。

なので、音声同時記録のドラレコは必要かも?とか思っていた。

前方画面的にはQVGAも撮れていたら案外十分。
本気で法廷論争になったら画像解析を併用するとかもあり得るし、
特に重大刑事案件だと警察が躍起になって工学的手段を併用してくるので
原画像にQVGAあれば最低限の情報量は保存できる。
何より、保存容量が抑えられて長時間記録ができる(すぐにループで消えない)。
実際、使っているアプリのcodecでは1時間で200MB程度と、
アルトに載せている前後VGA並撮専用機の時間3.6GBの1/20程度。
但し、アルトのドラレコは音声とGPSトラッキング情報の併記も行っているが。


ライフの仕様からも前方記録よりも後方記録のほうが重要かな?と思った。
車重500kgない軽量車体だが最高でも30ps止まりの小さいエンジン。
(30psでるだけ回す(8000rpm~)と「うるそてかなん(=うるさくて困る)」しね(笑))
町中ではやや出足に難があっても以降は普通には走れるが、
一般法定速辺りより上(制限速による超過変更道なんてのは最近多い)では
性能限界は知れているレベル(泣)。
マスターバックのないブレーキだとは言え、
逆にむしろ故意に詰めるような運転を避ける心理になれるよ(笑)。

それよか、旧軽四なんて

「周囲見下し系『オレ様』ドライバ」

の格好の的になるから、後ろは寄ってくる寄ってくる(苦笑)。
ビッタビタに付けて寄せて見下し煽って得られる優越感を欲するドライバなんて
報道に乗った実事故ドライバのような少数派ではない、寧ろマジョリティである。

上述の通り、アルトには前後2眼のドラレコが付いていて、
左側窓と後部窓を通してすり抜けバイクや無理から割り込み車輌も
アプローチから完遂まで一連の動作を捉えることができている。
前方を廃止して後方ドラレコに回すのではなく、
音声トラック併記のドラレコを後方専用に増設するのが、
しかも後方は無処理でもナンバー判別くらいは裸眼で容易にできる
VGAクラスの解像度を担保しておくのが適解と考えた。


考えたのはGW前で、
5/5の福井クラシックカーに出る際に試験運用ができればと企む。
何シテル?で少し触れたが、
連休中に座席とかフロアを剥がして
後方ドラレコ用のUSB電源(信号も可)線を敷設し、
元々はHonda Owner's Dayの鈴鹿サーキット走行映像の後方撮影に
S600のリアバンパーにマウントする目的で買った安モノ3000円ドラレコが
撮像性能的には一応及第点と思われる確認がとれているので、
それをライフに転用・常設することにした。

S600用には後日別途同等性能と思われるドラレコを
更に安価(2000円未満)で補完しようとして、
その商品が抱えていた複数不良点の一つでは例えば
動画撮影が実時間の2.36分の1の速度で記録される
(つまり、再生時に2.36倍速の早回しになる)といった
とんでもないハズレを引かされることになったのだが(苦笑)。
※返品して別のほぼ同価類似形状モデルを新たに購入したら、
 そっちは一応正常記録はしている。


電源の元配線が助手席足元なので配線が車体左端を這う関係上
福井クラシックカーの時点では車体左側に装備していたのだが、
試験運用の結果
・右画角(車輌における左側)がどうしても浅くなり、
 すり抜け車輌などの写りが悪すぎる
・右ハミ圧力をかけてくるノアやヴォクシー系のオラオラの車輌は
 想像以上によく撮れていたが(撮像左側の画角はかなり広くとられるから)
 右ハンドルのドライバ目線にこっちのカメラが入らないからだろうか
 想像より遥かにカメラハードの存在感による抑止効果が薄い。
・薄暮以降、後続車がヘッドライトを点灯したらホワイトアウトしやすい
 ※ヘッドライトの主光軸は右対向幻惑防止で路肩(左)方向に斜行しているから
などの問題が観測されたので、更に後部窓上端をL字型に延伸して
主運用では車輌右側(後部窓内から見れば左側)に移行。

USBケーブルはトランク内で巻いて長さ調整していたので
左から右に移してもなお余裕があるようにしておいたのが良かった。

窓ガラス越しなのでやや光って見づらいのと
「上り坂では後ろに下がるで!」ってステッカーの方に注意が行くのもあるのか
結果的に期待ほどではないのだが、
左設置時よりは右設置にしてから尚

「あ、撮ってる?」

と思うんだろうな、寄せ詰め車は減った(マジで意識できるくらいに減った)。
実際、撮像しているしね(笑)。
でも、最近はダミー設置が世の中にまあまああるのも知られているのか、
撮られも「だから?」っていうマインドの乗車時無法化人種が
無視できない一定数に増殖しきっているせいか、
先日は「わ」ナンバーのレンタルトラックがキチガイのように寄せてきたり
寄せ詰め確信犯を抑え込むことは最初から無理だけどね。

※あのトラック、運転席もナンバーも写った動画をばっちり保存してるからね(哂)。

32GBのmicroSDHCまで対応で10時間ループくらいのmax保存時間だが、
車輌設置したままUSB線でPCなどに吸い上げられるので、
ライフの行動半径から考えて
1/4容量の8GBくらいで値崩れ甚だしい数百円HCでも十分かも?とは思っている。

まあ、その辺は運用しながらの調節で真の適正値に漸近していくことだろう。


課題はモノが所詮は安物なので光学系が広角ではなく
側方ブラックアウト区間がそれなりにあることがメインかな?
前方ドラレコと並べて再生すれば
左後方から無理に突っ込んできたチャリがやっぱり怖くて
側方でブレーキかけてよろけている危ないところが画像から抜け落ちて、
ツンツンしながらでも意地で前に出た辺りから
前方ドラレコに再度捕捉される、というわけ。
チャリが後ろから来て前に抜けた大枠の動きの連携は見えるのだが、
アルト搭載タイプの2眼一体のようなカバーエリアには遠い。

ま、アルト搭載タイプは光学系も広角だしね。
逆にアルトタイプは室内を通してリア窓経由だから
後続車の運転席やナンバー判別はまず困難だしね。

ライフにも後方向けて「ドラレコ撮影中」のステッカーを貼るべきか?
Posted at 2018/05/29 17:06:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | 徒然 | 日記

プロフィール

「新型(BF1)プレリュード http://cvw.jp/b/2455419/48643317/
何シテル?   09/07 19:46
わ!です。よろしくお願いします。 奔流には流されないようにしていたいですね。 Hello, enjoy yourself.
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