2019年10月24日
2014年9月15日のこと。
あの日、電車で愛知県北部のとある町まで行き、落札したセリカの納車と相成った。
オズさんの仲介により、オズさん懇意の中古車屋さんが落札してくださった。
前オーナーは高知の人で、事前に渡されていた写真を見る限りとても綺麗に乗られていた。
その中古車屋さんの駐車場でしばらく待つと、
中古車屋さんがセリカに乗って来た。
黒く、光り輝くセリカが目の前にその姿を颯爽と現した。
磨かれた光るボディに、感動した私の顔が反射していたことだろう。
諸々の手続きを済ませ、中古車屋さんにお礼を言ってその町を去った。
名古屋と一宮を繋ぐあの国道を、名古屋方面に走る。
とはいえ、セリカの前のオデッセイやライフはオートマだったので、マニュアル車は教習所以来。
ひどく緊張したドライブだったのを覚えている。
ちょうど昼だったので、スシローに立ち寄り昼食にした。
友達に納車の喜びを電話で伝えたかも。
とりあえず両親に電話で喜びを伝え、これまでの感謝も伝えた。無事に社会人になり、なんとかお金を貯めて、なんとか車を購入できた。
それまで、実家所有のライフを通勤車として貸してくれたり、色々助けてもらっていた。
晴れた日だった。スシローではいつものように光り物を好んで食したのだろう。
あの頃のセリカはまだカーナビを入れておらず、
ケンウッドのCDプレイヤーとラジオが聴けるお洒落なアンティーク風オーディオが付いていた。
zip fm を聴きながら、ゆったりと帰ったのだろう。
今でもあの名古屋と一宮を繋ぐあの国道を走ると、納車した日のウキウキ感が蘇る。
セリカを譲渡した今日。
昔を思い出す。
Posted at 2019/10/24 21:39:07 | |
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2019年10月24日
くもり。少しだけ強い風。
キンモクセイの香り。
私のセリカは今日。次のオーナーさんの元へ行きます。
丸5年と9日か。
ありがとう。
寂しさはある。
しかし、セリカを後ろから追いかけるツーリングもそのうちできると思うので、
寂しさ6割、楽しみ4割といった複雑な感情。
ありがとう。ほんとうに。
これからのセリカdayは見学組だなあ笑
Posted at 2019/10/24 09:30:18 | |
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2019年10月12日
3年ほど前の秋のこと。
学生の頃からずっと仲の良い後輩2人と富士急で遊ぶことになり、現地駐車場に集合という段取りになった。私は愛知から富士急へ。後輩2人は都内から富士急へ。
たしかに富士急は楽しいのだが、ただ会って遊んで…というだけでは面白みに欠ける。私はサプライズを企画した。
これまた後輩2人と仲の良い、我が親友マサルを呼び出し、当日突然合流して2人を驚かせようとした。
夜に愛知を出発し、小田急線の新松田駅まで向かった。新松田駅に終電が付いて1時間くらい経過したくらいの頃合いで、私はマサルと合流した。
まだまだ深夜であり、大変肌寒い。新松田駅から富士急まではそんなに距離はなかったはず。
とにかく夜中だった。
マニュアルで免許取ったから、ちょっと運転させてくれ、とマサルが言うので、代わってやったら、数メートル走ってエンストしたので、すぐにまた代わった。
富士吉田の街に行けば、24時間営業の飲食店くらいあると予想して、我々は走った。
朝方…と言ってもまだ暗かった。富士吉田についた我々は呆然とした。24時間営業の飲食店はいっこうに見当たらなかったのだ。都市部では24時間営業が当たり前のチェーン店が、この街ではしっかり深夜は休んでいた。
まあ、時代は変わり最近は24時間営業が見直されてきてはいるが…
後輩達との合流時間までかなりあった。俺たちは富士急の駐車場がオープンしたらほぼ一番乗りであの広い駐車場に滑り込んだ。
とにかく寒かったが、気合いで仮眠した記憶がぼんやりとある。
合流時間になった。マサルをセリカのトランクに隠れさせた。
後輩と合流し、再会を喜び合う。
目ざとい1人が、後部座席に置かれたマサルの鞄を発見した。
サマー先輩、これ…マサルさんのですか??
あー…いや…もらったんだ…
若干ツメが甘かったので、これ以上バレる前に、バラしてしまおうと思った。
再会を祝してプレゼントがあるから
トランクを開けてくれ!
と言って鍵を渡した。
開けると中からマサルが出てきて
サプラーイズ!
などと声を張り上げた。
その時の2人の驚きようときたら、
それはそれは面白かった。
Posted at 2019/10/12 05:22:20 | |
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2019年10月12日
初めてトミカを買ってもらった時のことは、今でも断片的に覚えている。
小学校低学年の時分だったか。当時はポケモン赤緑が世に出て、巷の小学生は熱狂したものだ。
故郷の中心街にあるデパートだったか。そこで初めてトミカを買ってもらった覚えがある。
箱に入ってるタイプだった。
色んな車がある中で、当時の私の琴線に触れた一台。流れるようなボディラインに、幼い子供ながら惹かれていたのだ。
S13シルビア。今となってはかなり昔の車になってしまったが、仮に今新車として発売されたとしても、古臭さは感じない。
薄緑色のシルビアだった。そのシルビアに乗って、空想の世界をどこまでもドライブしたものだ。
畳を走らせれば、そこはもう だだっ広い田んぼの真っ只中で、
ソファーを走らせれば、そこは急峻な峠道。
シルビアは空だって自由自在に飛べたのだ。
そのトミカでよく遊んだ。いつしかタイヤが曲がり、真っ直ぐ走らなくなった。しかしそんなこと御構い無しに、無限の道を走り続けた。
つい最近、トミカプレミアムでS13シルビアが発売されたようだ。その内 入手するのも楽しかろう。
幼い頃の愛車、シルビア。
現在は、実家のミニカーショーケースに入庫。
タイヤは曲がり、塗装もボロボロなのだが、なぜだろう、そのシルビアはいつでも輝いて見える。
Posted at 2019/10/12 04:54:47 | |
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2019年10月09日
夏の終わりだと言うのに、その日は朝から刺すような日光が照りつけていた。
出勤して、席に着く前、自販機の前でオズさんに呼び止められた。
(このオズさんこそ、セリカとの出会いの仲介人と言って差し支えない方である。
オズさんのご友人が中古車屋を営んでおり、その方が業者オークションでセリカを探してくださっていた。当時の同じ部署の先輩。今は部署も違うし、勤める事務所も違う)
オズさん曰く
「いいタマが出た。予算内にも収まるし、これで勝負してみるかい?」
情報によると、低走行距離のMT、色は黒のフルノーマル。またとない邂逅に思い、予算を数万オーバーしても買いたい意志を伝え、この額まで勝負してほしいと伝えた。
業者オークションの仕組みにはてんで門外漢であり、結果は夕刻まで分からぬと聞き、そんなに時間がかかるものかと思った。
その日の自分の仕事ぶりはどうだっただろう。
それは覚えていないが、オークションが気になり続けていたことは覚えている。
そしてその夜は会社の同期との飲み会があり、名駅の金時計に夜7時半に集まることになっていた。
そこだけはやけに覚えている。
何しろ、その時間帯、ちょうど飲み会参加者がちらほら集まりかけていたその時に、
セリカ落札の一報が入ったのだ。
それはそれは嬉しかった。
飲み会の席で、これが俺の愛車になる!と騒ぎ立てたものだ。
後は必要書類をサクサク集め、納車を待つばかりとなる。
故郷を出た時からずっと世話になってきたホンダ ライフともその頃合いにお別れした。故郷まで乗って帰り、新幹線で愛知へ戻った。
…しかし、車通勤なので、通勤時に車が無い!という記憶がない。
ということは、あの納車する日の前日に一度故郷に帰っていることになる。
今、カレンダーを見たら、あの日は月曜だった。
つまりその前の土日でライフと共に故郷へ帰り、
その直後の月曜にセリカをキャッチしたのだ。
そうか。その月曜はおそらく休日出勤の振替休日をもらっていたと見える…。
納車した日の話は…
まあ特段興味深いものではないかもしれないが、
また別の機会に書き起こしたい。
Posted at 2019/10/09 22:50:58 | |
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