VWのニュース以来みんなお馴染みICCTのホワイトペーパー読んでます。
今月からEuro6スタンダードが全面的に開始されたみたいですね。NOxはEuro5の半分未満、とうとう80mg/kmまで規制されることになり、日本と同等水準になったそうです。
でもって、ICCTの
NOx Control Technologies for EURO6 Diesel Passenger Carsという論文の中では、2012年から2014年に販売された32台のディーゼルエンジン搭載乗用自動車をテストしています。32台中BMWはなんと13台を占めております。
論文にはメーカー名とセグメントとエンジン諸元しか載っていないのですが、筆者が勝手に車種を予測しました。それがこちらのリストになります。
番号 セグメント 出力 排気量 予測される車種
No.2 Cセグメント 135kW 1995cm3 X1 xDrive 20d
No.3 Cセグメント 135kW 1995cm3 X1 xDrive 20d
No.8 Dセグメント 120kW 1995cm3 320d E91(No.10の方が成績いいのでこっちはツーリングと見た)
No.9 Dセグメント 135kW 1995cm3 320d F30
No.10 Dセグメント 120kW 1995cm3 320d E90
No.11 Dセグメント 135kW 1995cm3 320d F31(No.9の方が成績いいのでこっちはツーリングと見た)
No.20 Eセグメント 135kW 1995cm 523d
No.21 Eセグメント 135kW 1995cm3 523d Touring (No.20の方が成績いいので)
No.22 Eセグメント 280kW 2993cm3 M550d xDrive
No.23 Eセグメント 190kW 2993cm3 X5 xDrive35d Blue Performance(SCR=AdBlueを使ってるから)
No.28 Fセグメント 190kW 2993cm3 730d
No.29 Fセグメント 180kW 2993cm3 730d
No.30 Fセグメント 280kW 2993cm3 750d xDrive
こんな感じですかねえ。で、結果のグラフはこんな感じ。
左下にいけば行くほど優秀ということですが、緑で塗ったBMW車はかなり優秀。というか他のメーカーがダメ過ぎ… 日本車ではマツダが頑張っていますが、それでもNo.5(CセグはDemio?)とNo.12-15(DセグはAxelaとかCX-5?)は平均ですね。そしてルノー(No.6)、・ボルボ(No.18)・ヒュンダイ(No.24)は「実走行テスト時代になったらもう販売できないくらいモクモクだよ」という烙印くらってます。。。
論文の中でも、BMWは名指しで褒められております。
これでBMWがチートしてたら、もうなんというかいろいろ凄い。つーかもうその結果出せれば普通に環境に優しいクルマだよ。
そして、BMWがここまで頑張っているのに、他のクルマは「クリーンディーゼル」と謳っていても実テストではかなり成績は悪そうな感じも見えてきました。トヨタでもなんでもいいですので、素晴らしい技術革新でディーゼル乗用車の裾野を広げていただきたい、たのんます…
Posted at 2015/09/30 01:32:04 | |
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