定年ポルシェ、オイルと保証の関係

　先日、サービスの方とオイルの話しになりました。

　９９６、９９７前期で、ネットで話題になっている故障で、シリンダーの傷と、ＩＭＳがあります。
　もし、あがりのポルシェに、９９６，９９７前期を視野に入れているのであれば、注意が必要です。



わかりやすく、症状から説明します。

↓これが、シリンダーの傷です。



↓これが、ピストン側の傷です。


　シリンダーの傷の場合は、使っているエンジンオイルが問題になるそうです。
　やはり、ポルシェセンターは指定のエンジンオイルでないと保証しないとなり、ユーザーはグレードが一致していればよい、との平行線になるそうです。

　ただ、ポルシェの場合、水平対向エンジンという事もあり、クラッシックオイルとか、かなりオイルにこだわっています。
　保証の条件とかにも記載があるので、たぶん、ユーザーが泣いているのがほとんどだと思います。

　考え方の問題なので、ユーザーが判断することになりますが、このブログを読んでいる方は、保証で安心を買おうという考えだと思います。
　であれば、保証の条件であるメーカー指定のオイルを、ちょっと高いがディーラーで交換して、キッチリと、ディーラーの点検を受けて記録を残しておくのをお薦めします。

　ここまでやれば、「できる事はやった」という状況になります。
　しかし、クルマ屋さんは、クルマ屋さんなので、問題が起きるときは、問題が起きると思いますが。



↓これが、ＩＭＳベアリングです。ここが焼き付いてしまうそうです。


　ＩＭＳはオイルが循環する場所にないので、オイルは関係ありませんが、サービスキャンペーンの対象になっていますので、ディーラーに確認して、購入することをお薦めします。


　契約書への記載が難しい部分は、しっかりと、やりとりを残しておく事をお薦めします。
　スマホでも簡単に録画できますので、いつ、だれと、どう話したかを録画しておく等でも、良いと思います。

　営業の方の言い間違いもあると思いますので、隠れて録画、録音するのではなく、確認事項、録音する事項を明確にして、了解の上で録画、録音したほうが良いと思います。
　ウソでなければ、営業さんもダメとは言わないと思いますので。
　少なくとも、言った／言わないの話しでは、勝てると思います。