
〜〜つづき〜〜
< href='https://minkara.carview.co.jp/userid/2461725/blog/40426746/' target='_blank'>網膜剥離手術とちょっと痛い話 その1
その1より間が空いたのは、目ん玉閉じて安静にしてろゴルァ💢と嫁にスマホ禁止令が出たからです(T_T)ごもっとも
手術より1週間
眼帯も外れ退院の日も近づいて来ました
ようやくその1から続きです
(※痛いかもしれない表現がありますのでご注意下さい)
主治医と執刀医の二人でオペにあたる
若い男の先生が今回僕の担当のM医師、
執刀医は前回の手術でもお世話になったベテラン眼科医のT女医
「Rautaさん、心配せんでよかけんね!2時間くらい我慢しとってね!」
T女医はチャキチャキの元気な長崎っ娘だ
ちょっと安心する(´∀`; )
M医師
「えー只今より、強膜バックリング手術における〜ナントカカントカ〜を始めます」
強膜バックリング手術、これはもっぱら局所麻酔で行われる
点眼の麻酔と注射の麻酔を行うわけだが、はっきり言って効いてるのか効いてないのかよく分からない
麻酔をされてもボンヤリと視界はあるし耳だってバッチリ聴こえるのだ
しかも時折痛い
そして最初に針の麻酔を刺す場所はやっぱり
眼 球
の裏だ。
(~_~;)?
この様に曲がった針の注射器で目玉の裏に針が届く‥‥らしい
T女医(コテコテの長崎弁)
「今から麻酔ば刺すけんね〜 ちょ〜っと痛かばってん我慢せんばよ〜。ハイ、刺すよ〜右上の方ばよーっと見とかんねね〜」
先生、それ、言う必要ある??(T_T)
悲しい事にまだこの時点の視界はクリアだ
視界の思いっきり右上を見るが
左下に曲がった針らしき物が迫るのが見える
息を止める、ゴクリ
僅かな鈍いチクリとともに、何かがジュワーっと注入される感触
物理的痛みは、ほとんど無い
メンタルには、、、かなりくる
もう、どうにでもなれ‥‥ヽ(;▽;)ノ
ようやく覚悟を決める
M医師と助手
「はい、じゃあ切開しま〜す♪」
「ストレートナイフ?うん、ゴニョゴニョ‥、焼いちゃう?」
「いいんじゃない?あ、ホニャララ使う?」
会話は常にクリアに聴こえる
よく分からない専門用語と普通に分かる単語が飛び交う
それらが全く深刻な様子で無く、まるでクッキング教室にて数人で楽しく料理でも作ってるかのようなノリの会話なのだ
その不釣合いな軽いノリと行ってる事のギャップが不思議
が、先生方にとってはいつものよくある手術なのだろう
そう考えると安心‥‥なのかな‥‥?
目に水のような液体を何度も掛けられる
瞬きはできないが、しなくても何故か平気だ
眼球は閉じないように、治具でガッツリ固定されている
おそらく、リング状の治具か何かで押さえ込まれ、眼球を押し出してるのだろう
客観的に拝みたくは無い光景だ
眩しい光が当てられ
何かの冷たい金属質が目の表面を舐める
数回程繰り返すと、徐々に視界は失われ
光がだんだん小さくなり‥‥
やがてそれも見えなくなる‥‥
このあたり、不思議と全く痛みは無い
こうやって目玉のカラ割り作業は淡々と進む
どうせカラ割りするならCCFLイカリングでも仕込んで貰えないだろうか
赤いLEDでもいいや
ターミネーターになれそう(´・∀◉`)
その後、視界はほぼ真っ暗となるが、両耳は変わらずハッキリと聴こえている
いっそ寝てしまうか、耳を塞ぎたいが、それも出来ない
途中、先生方が
「あれ?」
とか
「んん?」
とか言われるたびに、めちゃくちゃドキっ❗️とする:(;゙゚'ω゚'):
やめてくれ〜(T_T)
すんなりいってくれ〜
かと思えば、
T女医
「あ、ほら、上手くいった!」
M医師
「あ、ホントだ」
T女医
「でしょ〜?自画自賛よ♪」
M医師
「さすがっすね〜」
のような会話が入る(。-_-。)
なんだか、最先端の手術といっても、結局は人間が人間を触ってるんだと言うことをいたく実感する
それはともかく先生方、どうか全部上手くやって下さいね(T_T)
手術開始より1時間程過ぎ、いよいよ目玉にハチマキを潜り込ませる佳境に迫ったのか
痛い作業が増えてくる
グイグイ
痛い痛い(~_~;)
グイ〜〜
痛たたたた(><)💦
これ麻酔効いてんの?
前回こんなに痛く無かったんだけど‥‥
グイを数回は我慢したのだが、たまらず声をあげる
僕「先生、痛いっす〜」
T女医
「Rautaさん痛い?じゃあ痛み止め痛み止め!」
痛み止めあるんかい‼️💢
我慢して損した!(><)
目に何かぶっ掛けられる
しかしそれでもあまり変わらず痛い(><)?
相変わらずグイグイx3‥‥
そして痛い痛い痛い‥‥
これが、本当のバックリング手術か、、
もう二度とゴメンだ、、、
背中が汗ビッショリになってイタリア製2000万円の手術台を濡らす
ランボルギーニの助手席で時速350kmを体感したと思えば出てくる汗と同じ対価か
もはや自分でも何を考えてるのかよく分からない‥‥
T女医
「どうやろか?これでよかかしら?」
M医師
「うん、まあ◯△※□があるから□◯※△でしょ」
僕 ※精神的ライフはすでにゼロ
(とにかく早く終わってくれ〜〜)
( ;´Д`)
M医師
「はい、もう直ぐ終わりますからね〜」
痛い作業も過ぎ去り、傷口を塞ぐ作業に入ると、徐々に光を感じ、先生方の影が視界に見え始める
最後に、切開した目玉の表面?を糸で縫って閉じるらしい
ふうん( ´_ゝ`)
もはや言ってる事が異次元過ぎて理解する事を脳が拒む
よく分からないが全く痛く無かったからいいや
そうこうしているうちに、ようやく手術は終わり、顔の布と両腕の機器が取り払われる
左目にガーゼを当てられ、顔の固定パッドが取り除かれ、看護師に背中を押され棺桶台から起こされる
プハ〜〜✨
シャバの空気は美味ええ!(ノД`)=3
そんな感想が口をついて出そうになるほどの解放感だ
T女医
「痛かったですね!お疲れ様!」
M医師
「無事に終わりましたよ」
(´;ω;`)ウウウ
僕にはもう、先生方が人間の域を超えた、超人では無いかとすら思えてくる✨
ありがとうございます
ありがとうございます
m(_ _)m
やっぱりお医者さんって凄いです
高いクルマ乗る価値あります
むしろぜひ乗って下さい
絶対乗るべきです
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
妻が待つ病室へ、車椅子で運ばれる
前回の手術の時はものすごく心配そうにしていたが、2度目なので彼女も余裕なのだろう
「どうだった?」ニコニコして聞いてくる
無理もない
僕も手術前は余裕かましてたのだから、、
僕「ムチャクチャ痛かった、、」
妻「ほよよ〜」
アラレちゃんか❗️
その晩は痛み止めを飲んで寝ました
翌日もまだ眼球を動かすと痛かったけど、その後徐々に痛みも引いてきました
そして手術から1週間
視野も少しづつ回復して来ました
早く退院したい‥‥
ところですが、意外と病院生活も快適です
看護師さんとの会話も楽しい(*´ω`*)テヘ
まあこれは変な意味では無く、献身的な彼女らの仕事ぶりには本当に頭が下がるばかりです
自分や家族が入院するたびに思うのは、超人的な医師への尊敬、献身的な看護師への敬服
命を預かるという尊い仕事
仕事と言ってしまえばそれまでですが、彼ら彼女らの仕事と患者への向き合い方は、今更ながら僕自らの行動指針に少なからず影響を与えてくれる良い経験となります
くれぐれも皆さん、目と体は大切に
長く、ちょっと痛い文章にお付き合い下さりありがとうございました
m(_ _)m
〜〜おわり〜〜