三菱自動車が生産する軽自動車において燃費試験における不正行為があったことが公表されました。
当社製車両の燃費試験における不正行為について
実際のところ、カタログ燃費は参考程度のものなので正直どうでもいいというのが率直な思いではありますが、該当車種の生産・販売を既に停止しているそうで、かなり大きな問題になっていることは確かです。OEM供給を受ける日産のWebサイトからはデイズとデイズルークスの情報が削除されています。
それで、燃費の不正というのがどの程度のものなのか、ちょっと気になったので簡単に調べてみることにしました。
調査方法
・メーカーのカタログ燃費と
e燃費に登録されている実燃費を比較する
※みんカラの燃費データは複数グレードが混ざっているのでe燃費にしました。
調査対象
・対象メーカーは三菱、日産、スズキ、ダイハツ、ホンダの5社
・各メーカーが販売した軽自動車の中で2015年度の販売上位2車種
・対象車種の中でもFF、CVTのグレードを選択
調査結果
あー、確かに三菱・日産の実燃費は他よりもカタログ燃費の達成率が悪いですね。この差が不正の結果、ということになるのでしょうか。一方でホンダがわりといいスコアを出しています。
まあ、e燃費はユーザの自己申告ですし、今回の調査対象も限定しているので、ここからメーカーの傾向を判断できないとは思いますが。
さてさて、ここまで来て気になるのはやはり我らがABCトリオのデータ。AZ-1、ビート、カプチーノのMT車を対象に同様に結果を整理してみました。

※カプチーノはエンジン型式が変わった後期型
当時は今のJC08ではなく、10.15モードでの測定だったわけですが、なんか、今よりずっとこっちのほうがカタログ燃費と実燃費が近いですね。ビートの98.4%ってw
今ほどの燃費競争がなかったので、カタログを良い数字で飾る強い動機がなかったのかもしれません。
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カーライフ・バイクライフ | 日記
Posted at
2016/04/20 20:37:55