趣味で乗るセカンドカーとしてAZ-1を購入しましたが、他にも試乗させてもらったりして検討していた車種はありました。候補として考えていたのはビートでもカプチーノでもなく、全部新車で買える車種です。正直言って20年以上も前の中古車を買うのは不安でいっぱいでしたので…。
その1:ダイハツ・コペン
2シーターのオープンカーというパッケージングではありますが、中身はいたってふつうの乗用車という印象を受けました。運転席回りのデザインも特にスポーツを演出するような感じではないです。実際に走らせてみると、低速重視の扱いやすい特性。このクルマはオープンカーの雰囲気を楽しむものであり、運転操作を楽しむのとは方向性が違うんだと思います。(なお、試乗車はCVT車でした)
趣味で乗るならもっと刺激が欲しいところですけど、気軽にオープンカーを楽しむのであれば悪くないと思います。広大なトランクスペースを備えた実用性の高さも評価できるポイントです。ボディタイプやカラーのバリエーションが豊富なところも購入する人に取ってはうれしいですね。あと、マフラーから結構いい音が出てます。
その2:マツダ・ロードスター
新型ロードスターは文句なしにかっこいいと思います。最近街で見かけるようになってきましたが、なかなか存在感があります。エンジンをダウンサイジングして軽量化を図っているのも好ましいです。それからエンジンを高回転まで回したときの澄んだ排気音が心地良かったりします。
クルマの方向性としてはコペンに近いと思います。扱いやすく、車内は驚くほど快適。デザインは全体的にエレガントな雰囲気です。このクルマでいろんなところにドライブするのは楽しいでしょうね~。トランクスペースもしっかり確保してありました。
新型ロードスターの発売前、サンクスデイというイベントの抽選に当たって、横浜にあるマツダの事業所に招待していただいたことがあります。実はこのとき、インタビューされて「ロードスター買います」とか口走ってしまったのですが、まあ、それはその場の勢いということで…。将来本当に買うかもしれませんしね。
その3:ホンダ・S660
僕はマツダ車が好きなので買うならAZ-1かロードスターだなと思っていたのですが、意外や意外、S660がめちゃくちゃ面白いじゃないですか!これは完全に運転を楽しむためのクルマなのだと思います。クイックなハンドリングに、せわしなく要求されるシフトチェンジ。クルマを操作することがものすごく楽しい。
ブローオフバルブのプシュー音やメーターが赤くなるスポーツモードなど、演出がやや過剰に感じる部分はあるものの、走りを盛り上げようとする気持ちは伝わってきます。積載性ほとんどゼロという変態仕様もまた魅力的だったりします。ホンダのクルマがこんなに面白いなんて知りませんでした。
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結果的に、S660の試乗がAZ-1購入の後押しとなりました。自分が求めているのはロードスターのような排気量に余裕のあるエレガントなクルマではなく、S660のような忙しないスモールスポーツだったのです。S660がこれだけ面白いのだから、AZ-1も同じように面白いに違いない。そう確信させてくれました。AZ-1を購入したのは、S660を試乗した2日後のことです。
Posted at 2015/12/08 23:54:02 | |
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AZ-1 | 日記