
まず最初に。
自分が今の車を選んだワケを書いていくんですが、車って他の生活用品と違って、好みや金銭的な理由や使用環境等の色々な理由を考慮して選ばれるものだと思います。
(欲しいけど家族の人数上無理とか。車高が低い車はダメ。雪が降るから4WDじゃないと、などなど)
ですので、自分が選んだ理由を他の方に参考にして貰おうとは思っておらず、単に「あの頃に あんな理由で選んだよなぁ」と 自分の為にまとめたいと思います。
元々964とゴルフGTI等を所有し、かなり趣味の方向に傾いたカーライフを送っていました。
そんな時、2010年1月からのアメリカ ミシガン州赴任が決定。
そして、「3年間、趣味の車無しに耐えられるだろうか?アメリカでは、車って幾らくらいするの?」と言うところから 車探し的な活動が始まりました。
簡単な調査の結果、最初は「日本よりは安いものの さすがにポルシェは高い。(日本のほぼ半額の) M3のセダンか S4を買って帰って、日本帰国後の家族車にしよう」と考えていました。(964は、引き続き所有するつもり)
アメリカでの生活も落ち着いた頃、GT3の試乗記事などが雑誌やインターネットに掲載され始めました。そして、Youtubeで動画を見たのが誤り。
GT3は、空冷のフラット6とは全く異なる、高回転まで回る音が感動的でした。
元々964に乗り始めたきっかけが、友人の964RSを運転させて貰った事にあり、「いつかはRS系」と言う思いが有った事も思い出してしまいました。
好みから行くと、964RSか993RS。
エアコンも有る事を考えると993RSなのですが、希少価値が高いのは分かるものの、自分には価格が適正とは思えません。
また、両車ともアメリカでは正規では導入されておらず、現実的には入手は不可能。
一方、2009年の12月に996GT3とガヤルド・スーパーレッジェーラ等をサーキットで走らせた事が有り、その時の好印象も手伝って、とある業界のエンジニアの端くれとして「ポルシェは (964や996から)どう進化しているんだろうか?」と探究心が出てきました。
もちろん、最初に調べた時と同様に価格は非常に大きなポイントだったものの、(個人としては)幸いに超円高もGT3購入を後押しする事になりました。
(前オーナーには、日本ではボクスター・スパイダーの新車も買えないような価格を提示し、受け入れて貰いました)
ただ、最初から後期GT3に絞り込んだ訳ではなく、出せる金額の範囲で 前期GT3 RSと後期GT3の2つを候補にしました。
後期RSは、手が出ませんでした・・・。
偶然にも同じ州内に 1台ずつの候補が見つかり、オーナーと連絡を取り、実車を見せて貰ったり、色々な話を聞きました。
全米を探すと 凄い数のGT3/RSがタマが有り、遠く離れたオーナーやディーラーと連絡を取ったり、旅行や出張のついでに 他の州の車両を見に行ったりもしました。
しかし、輸送費などの追加費用を払ってでも どうしても欲しいと思えるものは有りませんでした。
そして、検討した前期RSは 非常に程度が良かったものの、最終的には、すぐにメーカー保証が切れる事や オレンジのボディーカラーを家内が気に入らなかった事などから断念しました。
(レア度の高いグリーンのRSが見つかれば、強く家内を説得したかも?)
元々、白いボディーカラーの車が好きなことや、希望していたオプションが殆ど付いていた事も 今のGT3の決め手でした。
前オーナーは、時間が合えば何回でも見せてくれるものの、試乗については頑なに拒み、「本気で買うつもりで手付金を払った後なら乗せても良い。(何か車に問題が見つかればお金は返す)」と言うスタンスでした。
高額の車の試乗中のトラブルを考えれば それが妥当でしょうし、結果として、オーナーが車を大事にしていると言う事も感じました。
途中、ボクスター・スパイダーやケイマンRも調べみました。
もちろん、GT3より安く買えるものの、エンジンは飽くまでもSの改良版で有る事などを考えると、GT3の方が価格差を超えてリーズナブルに感じ、選択肢には入りませんでした。
文章にしてみると、長いような短いような。
「欲しい」と思ってから、車両探し&嫁説得&価格交渉などを経て購入に至るまでには約1年が掛かりました。
このプロセスも含めて、アメリカでの車趣味生活の一歩が始まったんだなぁと思っています。
ところが、もうアメリカでの生活も折り返し地点を過ぎています。
これからは、ボチボチと日本への輸送,通関,車検取得についての準備も始めないといけません。
春に雪が融けて 再びGT3を楽しめる日と 2013年以降で日本のワインディングなどを走らせる日が待ち遠しいです♪
Posted at 2012/01/15 11:10:17 | |
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