o2センサー交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
エンジンのミスファイアからエンジンチェックがずっと出ています。エンジンオイルのフラッシングをしてからは絶好調のターボ君ですが、ずっとエンジンチェックが出ているのも気持ちが悪いので直していきます。
2
まずはPIWIS(のそっくりさん)でコードを読み込みます。
P0420(触媒効率低下)とP2231(バンク1触媒前o2センサー故障)が出てますねー。いきなり触媒交換は色々ハードルが高いので、o2センサーを変えて様子を見ることにします!
3
使った工具です。
・プラスドライバー
・13ミリソケット
・13ミリディープソケット
・o2センサーソケット(使えず)
・22ミリレンチ
・トルクス(T15.T25)
写っていないのですが、この他にスロープとパーツクリーナーとマスキングテープも使いました。
4
今回使ったO2センサーです。
997ターボは両バンクに触媒がそれぞれ有り、その上流と下流に一つずつ計4つのセンサーが使われています。
今回は「キャタ前バンク1」にエラーなので上流側を用意しました。部品番号は997 606 128 03です。BOSCH製が届きまして、お値段18000円くらいです。
ちなみに下流側は部品番号 997 606 138 02です。なぜか高い(35000円くらい)です。
ちなみになんですが、車を後ろから見た時に左側のバンクがバンク1(1.2.3.番シリンダ)で右側がバンク2(4.5.6.番シリンダ)です。
(意外に書いている人が少ない)
5
まずは慎重にスロープに載せます。
アストロの物だとどこにも干渉せずそこそこ上げられるのでおすすめですよ。
作業性を上げるために本当はリアタイヤを外すことをおすすめしますが、今回はジャッキやウマなど用意するのが面倒だったので付けたままやります(笑)
6
手始めにボンネットを開け、ネジを4か所外します。その後の作業のためにエアクリの化粧箱は上方向に引き抜いておくと良いですよ。
7
次にライトを外すのですが、真ん中の+ネジのみ外します。上下にある2本のネジはライトのツラを調整しているものになりますので緩めるとめんどくさいことになります。
ネジ一本が外れたら、車体後方側に引きコネクターを露出させます。コネクターが抜ければライトが完全に外せます。
8
ライトが外れたら、青矢印のクリップを外します。トルクスで緩めて、完全に緩んだらクリップリムーバーかなにかで持ち上げます。
赤矢印のネジは触ってはいけません。ツラを調整しているのでまた面倒なことになります。
9
ちょっとわかりにくいのですが、リアタイヤの後方側ホイールハウスのインナーフェンダーです。
位置関係がわかりにくい人は実写を見比べながら確認して下さい。画像一番上のネジはホイール内側に隠れていますのでホイールを外すか車体の下に潜って下から外すのがおすすめです。
インナーフェンダーは必ずしも外す必要はないのですが、o2センサーを外す方だけは絶対に取ったほうが良いです。
10
順番前後します。ネジの位置です。すべて外せたら後方側に引き抜けるようになります。オレンジ色のネジはフェンダーを覗き込んで真上を見ないといけないので少し大変です。タイヤがなければ多分楽勝です。
ナンバープレート灯のコネクターがつながっているので引っ張るのは慎重に!コネクターが抜ければ晴れて完全に外せるようになります。
近くに毛布を敷いておくと傷がつかなくていいです。
11
バンパーが外せたらインタークーラーを外しましょう。青矢印を緩めて外します。U字クリップはマイナスで引っ張ると持ち上がります。
ボルト類は緩めるだけにしておいてもいいかも知れないですね。いきなりインタークーラーが落ちても怖いので。
12
インタークーラー前側です。
青矢印3箇所(一箇所はタイヤの裏)を外します。
13
ターボからインタークーラーにつながるパイピングです。ホースクランプは7mm六角で、クリップはドライバーで起こして引き抜きます。
14
はい、インタークーラーが外れました!
あとは目の前の遮熱板をめくると触媒とセンサー類が見られます!
15
やっと出ました〜!
青矢印が今回のキャタ前o2センサーですね。
はじめセンサー用のレンチを使おうとしたんですが、入りませんでした。
22mmのレンチをかけたらすんなり回りました…本当に良かった…かじってたらどうしようかと…。
16
エンジンルーム左側にひっそりとコネクターが隠れています。ケーブルが青いのですぐわかるでしょう。どこをどう通っているかを記憶しておいたほうがスムーズに作業できます。古いo2センサーを外す前にケーブルがねじれないように外しておくとよいです。
17
新しいセンサーをつけて配線をし直しています。古いセンサーの先端にマスキングテープを貼って、そのまま下まで持ってきます。新しいセンサーに入れ替えてからマスキングテープも新しいセンサーの頭につなげて上に引っ張れば、元通りのワイヤリングになるというわけです。
ただ、無理に引っ張ったりねじったりはご法度です。
あと、センサーの先端も素手で触らないほうが良いです。ネジ山にスレッドコンパウンド塗っておくと次に交換する時に楽です(今回のセンサーはすでに塗ってあって感心しました)。
18
古いセンサーです。
真っ白…かなりの温度にさらされたことが予想されます。テスターでは発電量が他のセンサーに比べかなり乱高下していたので寿命だったのかもしれないですね…。
19
オチも有ります(笑)
エラーコードはP2231がきっちり消えましたが、P0420は再発しました😇
はい、触媒がだめですね。
触媒が駄目になる主な理由の一つに異常高温にさらされるというのがあるんですが、o2センサーの焼け具合で嫌な予感はしてました。異常高温の原因はおそらく去年からのミスファイア…。
997ターボ前期は両バンクの触媒とタイコが一体という鬼仕様なので交換するには痺れる出費を覚悟しなくてはいけません。
もはや車検対応の社外マフラー買ったほうが安上がり説も有ります。
まぁゆっくり考えていきますか…。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク