
仕事の合間を縫って、念願の東京北区飛鳥山にある、渋沢史料館を訪ねてきました。
私は恥ずかしながら一昨年の大河ドラマ「青天を衝け」を視るまで、渋沢栄一を知りませんでした。
例えば戦国時代の歴史ものは興味を持っておりましたが、幕末~明治維新の頃に対する知識は、坂本龍馬が主人公の「竜馬がゆく」、新選組副長土方歳三が主人公の「燃えよ剣」を読破した程度。共に血生臭い描写があったり、武士たるものの心得とは何ぞやとか、希望の未来を思い描く、という主旨の内容でありました。
とは言え小説の中で描かれる竜馬や歳三の活躍には大変感情移入し、自分がさながらその主人公にでもなったかのような錯覚を覚え、強い人間にでもなったかと、勘違いしたりとか(笑)
渋沢栄一は、この二人とは全く違う生き様。農家の出から幕臣、徳川慶喜の腹心を経て、明治政府の役人や日本最初の銀行の頭取、様々な民間企業の設立等、現代社会の構造に深く関わって来た人物。91歳まで天寿を全うし、昭和6年まで激動の時代を生き抜いてきた。
また来年2024年の7月からは、国民全員がお世話になる新一万円札の肖像でもあります。
現代社会を生きる我々とは切っても切れない。偉大な偉人。そんな偉人を最近知った(笑)のですが、知れば知るほどにこの人物の魅力に引き込まれました。
一昨年は深谷のドラマ館を訪れ、先日はこちらの渋沢邸があった飛鳥山にある渋沢史料館を訪ねたのですが、前回は休館日だったため、今回やっと拝観できたわけです。

史料館内部は主に、渋沢の年齢毎にどんな事があったのかを年齢別に詳しく説明がなされていました。入館は有料(¥300)ですが、JAF会員で割引がありました。

男爵から子爵へ任じられたのですね。
史料館内はとても静かで、じっくりと見入ってしまい、殆ど写真を撮り忘れました(;^ω^)
読んで理解する内容が多かったですが、おかげで渋沢栄一の半生をじっくりと学べました!
庭園内に併設されている渋沢栄一ゆかりのある建物も見学。
晩香盧(ばんこうろ)
渋沢栄一の喜寿のお祝いに、世話をしていた清水組(現・清水建設)から寄贈された。

西洋風のとても趣のある建築でした。
もうひとつは青淵文庫(せいえんぶんこ)
渋沢栄一が子爵に昇爵した際に建てられた。
本棚にあった書籍。
ライフワークであった徳川慶喜の伝記。

幕末の幕府対薩長連合の鳥羽伏見の戦いでの、不可解な慶喜の退却による誤解を払拭し、慶喜の名誉回復の為に編纂したと言われている。

シャンデリアやステンドグラスが美しいですね。

この絨毯のシミは当時のままなんでしょうかね。

約100年前からある建物に触れることで、タイムスリップしたような感覚でした。
庭園内にある銅像。
第一銀行頭取男爵渋沢栄一と読めますね。

銅像をじっくりと見ておりましたら、なんか頭に落ちてきた、なんだろ?
う!!!
こいつは・・・
アメリカシロヒトリの幼虫;;
(キモいので写真は自粛)
しかもよく地面を見ると、そこら中にうねうね蠢く毛虫だらけ( ;∀;)
俺この毛虫苦手なんだよな~。子供の頃歩いた道がやはりアメリカシロヒトリの毛虫だらけで、それからトラウマになってるんです。
最近は見なくなったなと思っていましたが、この毛虫がいるということは自然豊かだ、ということなんでしょうかね(;^ω^)
急ぎ脱出し、すぐそばにあった売店に駆け込みました。

渋沢×北区 飛鳥山おみやげ館。
ここも前回は定休日だったのでリベンジ果たせました!

こちらでは青天を衝けグッズと御城印を購入。以前訪れた事のある飛鳥山城、稲付城、品川台場をチョイス。
まだ行ってないのを買ってしまうと後々苦労するので、必要最低限としました。
それとたまたまこちらで配布していたこいつをゲット!

なかなかレア?なマンホールカードですかね。
私が買い物をしている間にも3,4人がこのマンホールカードを求めてきていましたよ。
知れば知るほど渋沢栄一の魅力にドハマりしていくのが分かります。
そのうち難しそうな本とかも読んでしまうかもしれません(笑)
全然関係ない話ですが、私が人生で個人的に最高だと思うドラマベスト3は、白い巨塔、華麗なる一族、青天を衝け、です。
実は渋沢栄一の故郷である深谷市の渋沢栄一記念館は訪れたことが無いのです。いずれは訪ねて、ついでに地元名物の煮ぼうとうを食べてみたいです(^^)
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Posted at
2023/09/01 00:12:21