バルブクリアランス調整

ヘッドカバーパッキンと合わせて実施しました。

距離が伸びているエンジンだとカチャカチャメカノイズが大きくなっている個体もあると思うので、カムカバーパッキン交換のタイミングがベストかと思います。

調べたところ回しているエンジンだと排気バルブ側のクリアランスが小さくなる傾向があるとの事です。高回転に耐えうるように通常のエンジンと比べてもの凄く分厚いバルブシートの設計になっていますが叩かれるので減ってしまうという事かと思います。

Intake側　0.21-0.25㎜
Exhaust側　0.25-0.28㎜

110,200㎞実施

調整前

調整後

各気筒ごとに上死点に合わせてロックナット緩めて、適切なクリアランスに調整します。

エキゾースト側は非常に調整しやすいですがインテーク側は燃料系の配管が邪魔過ぎて非常にやりにくいです。特に2番、3番のインテーク側

※写真は0.30㎜のシックネスだけど使いません

締め付けトルク20Nmで終了！

こうして言葉で書くと簡単そうですが、まぁ、、、大変です。
シックネスゲージの引きずり感は感覚によるものが大きく誤差が出やすい為、注意が必要です。「羊羹を切る感覚」と教えられてきましたが、適正な感覚は経験が必要です。全神経を集中させて同じ感じに揃えてください(笑)
また、長時間前屈みの姿勢を強いる為、腰のタフネスも要求されます。

実際1度、クリアランスを狭く調整してしまいやり直す羽目になりました、、、

カムカバー戻してエンジン掛けた際アイドル不調になった時の｢やっちまった感｣はそりゃあもう、、、


経験は糧になるので、自分としては良い勉強になりましたがプロに任せた方が良いかもしれません。

110,000㎞走行のエンジン
スラッジ等無し

綺麗な状態で安心しました。

正面から

錆等無し

カムカバー裏部オイル焼け等無し