2008年02月01日
昨日の続き...
そうそう...
昨日の島田雅彦氏にお会いした話の続きを忘れていました。
一時期、作家の講演会に出向くことが自分の中で「ブーム」になっていた時期があり、好きな作家の一人である島田氏の講演会に行ったのです。
もちろん会場は、関東です。
確か、今まで2回ほど島田氏の講演会に行きました。
2回目の公演のときのこと...
講演会が終わり、お友達とお茶でもしようかとブラブラしていたら目の前をス~ッと通り抜けていった美形の男性。
紛れもなく、島田氏でした。
「ちょっと~!いるよぉ、歩いてるよぉ!!」
と私。
「You、サインくらいもらっちゃいなよ、チャンスだよ!チャンスッ!!」
と友達。(Youとは言わないですよ、実のところ^^;)
そ、そうかな...
こんな機会二度とないよね、絶対ないよね?!
と友達にしつこくいいつつ、
傍にあった事務所(講演会の会場)に駆け込んで
「サインペン貸してくださいっ!」(私)
「これでいいです...か...○△×」(受付嬢らしき女性)
「ありがとうございますぅ~!!!!」
相手の言葉も終わらないうちに駆け出した。
島田氏は、編集者なのだろうかはたまた母親?!
とにかく年配の女性と二人で優雅に歩いておりました。
「すみません!サインいただけますか?!」
歩いている二人の前に回りこんで声を掛けてみた。
自分にこんな行動ができたなんて...我ながら驚きでした。
顔色ひとつ変えたことがないと勝手に島田氏のイメージを描いていましたが、私をきっかけに人々に取り囲まれることでも危惧したのか
「あ..あの周りに人がいるので」
と少し戸惑った様子。
「ほらっ、ちょうど今人がいない状態なので、すみません...今のうちに!」(私)
こんな言葉が出てくるとは思わなかった...ずうずうしくもはたまた厚かましくも取れる。
私が、手に持っていた文庫本を差し出そうとすると
傍にいた年配の女性が
「それは、先生のご本なのかしら?」
私が持っていた本は
「ルナ」という、島田氏流戯曲とでも言うべき内容でたまたま新幹線の中での時間つぶしのでもと持ってきていた本だった...小さな文庫本だったのだけれど。
「はい。先生の本です!」
とキッパリと言い放って島田雅彦さんに手渡す。
「お名前は?」
名前まで入れてもらった....やけに想像していたより親切な方だった。
後で本を開けて、タイトルが刷ってあるページの裏になんとなく大正時代の本の表紙の飾り文字のような字で
19○○年○月○日
○○みかさんへ
島田雅彦
と書いてあった。
残念ながら、現在この本は手元にはない。
AMAZONで売ってしまったのだ。
お金に困って.....
その当時車を買わなければならない状況に追い込まれて^^;
残っているのは、サインをもらったときの思い出だけ。
今頃になって、後悔......
明石家さんまの歯を目立たなくしたカンジの顔だったっけ...かな?!
機会があれば是非とも
「ロココ町」
「天国が降ってくる」
「彼岸先生」
(最近読んでないので初期の作品しか知らないのですが)
など読んでみてくださいませ。
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Posted at
2008/02/01 17:16:52
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