オードリー・ヘップバーン主演の映画で有名です。
「ティファニー」という名前も女性には魅力的だし、オードリー・ヘップバーンも清潔感があってどちらかといえば女性に人気なのではないでしょうか。
私も、彼女の可憐さ、可愛らしさには惹かれたりしました。
けれど
「ティファニーで朝食を」
という映画を考えたとき、原作とちょっと違うかな~という感じがします。
私が頭に描いた小説の主人公ホリー・ゴライドリーと彼女が演じたホリーはちょっと違う気がします。
妖精のようなオードリーには演じきれない部分があるのだと思います。
もっと退廃的なもっと世間擦れした雰囲気があったほうがよかった。
こんなことを言うと大反発を食らってしまうかもしれないので、この辺にして...ただ唯一あの映画では彼女が歌う
「MOON RIVER」
のシーンがとてもメランコリックでなぜだか泣けてきてしまうんですよね。
自分が何かイヤなことがあったりして、やさぐれて空を眺めながらついついうたってしまいそうになる曲です...
それで自分に酔いしれてしまいそうな^^;
女性は自分の涙や”不幸な自分”に酔いしれるのが好きなものですよね。
さて本題に戻りまして
「ティファニーで朝食を」の原作は言わずもがな有名なトルーマン・カポーティ。
大好きな作家です。
実は、彼の作品でも評価の高い「冷血」だけは読んだことがありません。
ノンフィクションってあまり興味がないだけなんです。
彼の作品で、大好きなのは
「遠い声 遠い部屋」
それと短編の「夢を売る女」と「ミリアム」です。
殊、後者2作品は秀逸だと思います。
どちらも孤独な一人ぼっちの女性が主人公。
孤独のなかから見えてくる自分自身の別の姿...その姿こそ作家カポーティの真の姿なのかなぁって考えます。
機会があったら、読んでみてくださいませ。
Moon river/ Audrey Hepburn
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Posted at 2008/03/27 12:33:46 | |
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