
「ランエボ」の愛称でおなじみのランサーエボリューションは、
たびたび改良型が送り出されてきたが、
10代目にあたる今回でいよいよ最終型が出て“打ち止め”となることになった。
そのプレス試乗会が富士スピードウェイのショートサーキットで行われた。
ランエボは、元を正せばラリーへの出場を前提にしたチューンドカーであり、
いわば究極の高性能車だ。市井にあまたあるスペシャリストの作とは異なり、
単にパーツ交換しただけのクルマではない。メーカーが製作する市販車である以上、
すべての点でキッチリ造られ、最新鋭の技術に裏付けられていることは言うまでもない。
その時点で最高の性能を誇った上で、さらにその発展型として10代目ともなると、
まさに究極の完成度を誇るはずだ。細部まで煮詰めて、欠点難点をつぶしていくと、
性能の追求だけでなく安全性も徹底して考慮されているわけだから、
そうした意味ではランエボは、万人向けの“超安全高性能実用車”的な性格も兼備していることになる。
Posted at 2015/07/23 12:25:47 | |
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