ドアスタビライザー取付（の、ミス）

写真で分かるでしょうか。トルクスなめました。

なぜなめたのか。
それは、使う工具を間違えたからです。

T40を指定されているボルトでしたが、T30を使いました。

トルクスは高トルクをかけてもなめにくいと言われています。だから、高トルクで締め付けるこの部分にはトルクスを採用しているんだと思います。

言い換えると、ボルトと工具の遊びが少ないわけです。

説明書をすみずみまで読んでいればこんなことにはなりませんでした。

が、慢心とは怖いもので、工具くらい説明書見なくたって、実際当ててみれば分かるでしょ、と選定したわけです。

T40→入らない、違うな。
T30→入った、これだ。

で、小さい工具を使ったんですね。

上述したとおり、トルクスは遊びが少ない。T40は「入らない」のではなく「入りにくかった」だけで、ちゃんと合わせて入れればシンデレラフィットなのです。

T30で、正規の23N･mをかけました。

あとはご覧の通りです。

下のボルトは運良く？T30でもなめずに正規のトルクが掛かりました。が、よく見ると少し削れています。
上は完全にアウトです。それ以上締まりません。
たぶん、20N･mくらいでは締まっていると思います。

当然、このまま使うわけにはいきません。

ボルトなんて類似品は山ほどありますが、ボルト１本、大事な部品です。迷わず純正部品を購入しました。

品番は「90148-80066」です。
モノタロウで１個50円。下もなめかかっているので２本とも交換します。
ちなみにこれは運転席側ですが、助手席側は間違いに気付いた後なので正規の工具で正規のトルクを掛けてしっかり取付できてます。

ちゃんと純正トルクスボルト。

締める時になめたので、外す方向の溝はかろうじて生きていました。工具の掛かりが浅いので、ハンマで工具を叩き込んでから緩めました。

外れてよかったー…😩

叩き込んだとはいえ、よく外れてくれました。

交換完了。

なめた時と、工具の間違いに気づいた時は青くなりました。

ちゃんと説明書を読み込んで、正しい手順、正しい工具、正しい方法で作業する事が大事だと、改めて身に染みました。

こんなミスをする人はあまりいないでしょうが、間違いにはお気をつけください。