デジタルルームミラー用リアカメラの配線処理

先日前後ドラレコ機能が付いたデジタルインナーミラー（MAXWIN MDR-C002） を購入しました。MMF2018の2日前に到着し、即席で取り付けていましたが、本日、すこし本気で取り付けました(笑)
フロントカメラは既存のミラーにかぶせるだけで済みますが、リアカメラは結構厄介です。以前取り付けたパーキング用のバックカメラはナンバープレートの上に設置、ケーブルをライセンスランプの横からリアゲート内を介し、ゴムのブーツを通して車内に引き込みましたが、インナーミラー用のカメラは、ナンバープレートの位置では低すぎます。はやり目線の高さに設置したいので、必然的にルーフスポイラーのハイマウントストップランプの近辺となります。

本日、i-MiEVのリア周りを観察し、ここからだと、大丈夫ではなかいと思うところを見つけたので、カメラを引き出しました。
それは、カメラ側から辿ると、
①コードをリアガラスとルーフスポイラーの隙間からルーフスポイラーの裏(リアゲートの上)に回し
②車両とリアゲートの間を通し、下に下ろしてリアゲートの内側に回す
③ゲートと車両間のハーネスを引き込んでいるじゃばらのブーツまで持っていって中に割り込ませ、
④あとはバックカメラの配線と同じ様に車内に引き込みました。

ただ、ルーフスポイラーをいったんとり外す必要があります。
まずは、このナット（両側の二つ）を外します。このネジはルーフスポイラーの樹脂部材にスライドしてはめ込んでいるだけなので、ナットをゴリゴリ回すとネジも一緒にまわてしまい、樹脂が破損するので注意が必要です。ネジの先端をペンチか何かで回らないようにして、ナットだけ緩めます。

後は、リアウイングスポイラーの両端から順に上に外すのですが、結構ファスナーのはめ込みがきつく、かなりエイやと思い切り（と手加減）が必要です。
バキッバキッと外していくと、3か所ほどファスナーが車両側に残りました。

ご覧のハイマウントストップランプのコードを通す穴を発見！　ここがいいんじゃないかと思いきや、あまりにもゴムが小さく、カメラコードのコネクターは通りません。断念します。

下側の写真は、ボディー側に残ったファスナーです（赤丸の3か所）。これをドライバーで無理やりこじいて抜取ります。
上の写真は、取り外したファスナーをスポイラー側に戻した状態です。

リアスポイラーが取り外せたので、一旦カメラ側はお休みして、フロント側からのコードの配線です。
ルームミラーからフロントガラス上部を天井内貼りの中に押し込んで引き回します（写真は省略）
配線経路は、助手席側のピラー内部を通したあと、助手席足元に落とし、サイドシルの上にある樹脂カバーを外してコードを這わせます。（ここも写真なし）

写真は、フロント助手席から、リア側までコードを引き込んだところです。

これは、お手製のコード引き込み冶具です。
腰の強い針金ですが、これで十分です。バックカメラを取り付けた時に作ったものです。結構重宝しています。

リアまで引き込んだコードを、リアゲートのウエザーストリップ（ゴム）を引っ剥がし、さらに内貼りをこじ開けて、写真の所までコードを引き込みます。

コードを車両とリアゲート間の配線しているブーツの中を通します。
バックカメラのコードもここを通しましたが、その時通すのを一度経験しているので、アーマオールを塗って滑りを良くし、難なく通せました。

そのままブーツを通過してもその後リアゲートの中を通してもカメラまで持っていけないので、写真のように、ブーツの外に出します。
そのまま、ゴムとリアゲートの間から出すと、板金のエッジでコードにストレスを与えそうなので、禁断のゴムに切り込みを入れました！　そこからコードを出します。
コードはゴム部材に密着しているようなので、さほど心配はないかと思いますが、一応コーキング剤で埋めました。
あとは、コードをそのまま裏に回してリアゲートの上側に出します。

配線の説明がむずかしいですが、ブーツの切れ目から出したコードは、リアゲートの裏を回し、一旦リアゲートの上に持っていきます。そしてリアゲートの上部に余ったコードをビニールテープで固定して、そのまま、リアスポイラーを元に戻します。
コードの這い廻しは、上の写真の赤線のルートになります。
下の写真は、取り付けた状態です。コードは目立ちませんが、カメラが目立ちすぎ(笑)

常時録画中のステッカーがありましたが、それよりも、この実カメラの方が威力があるかも。

カメラの取り付け状態がいま一ですね。
洗車時に引っ掛けそうです。
リアウイングスポイラーの構造が分かったので、中にカメラを埋め込んむという手がありますね。しばらくこのまま様子をみて、次の課題にしたいと思います。