2015年08月30日
少し、辛口の評論家きどりの文章など
今回、プリウスG'sを買う事になって、その前の車を皆さん何に乗っていたのかを調べてみたら、なかなか共通点がありました。
国産なら概ねスポーツモデルからの買い替えが多いようです。これも、なかなか不思議な話でプリウスG'sは基本的にアンダーパワーなのですが、それでも、維持費を考えると次の車に、これって決める方が多いように思います。それと、意外と多いのがドイツ車からの買い替え。まあ、これは維持費の高さ(ガソリンは軒並みハイオク指定だしw)と、やっぱり故障の問題でしょうね。
かくいう私もその一人なんですが、当時のBMWもGOLFも年式がいくと結構故障してました。BMWでは、オイルの滲みはお約束で、まあ、高回転タイプのエンジンは熱変形するのかなと諦めていましたが、いろいろ治しましたね。5年目に足回りを純正にリプレースしましたが、それ以外にも、モニターやらエアコンやら燃料ポンプやら随分修理費にお金を使いました。燃費も7km/Lくらいでまこと金食い虫だったんですが、これも、22年前の車の部品をBMW本社はきっちり持っているということで驚きでした。で、ここの整備が優秀なのは、一度壊れた部分は、次は壊れないということだと思います。点検に出してその後、すぐに壊れるというのは皆無でしたし、エンジンストップの前にはやっぱり前兆があって、トラブルの対処がしやすい車でした。まあ、路側帯に寄せるくらいの猶予はあったって事ですw。
で、GOLFなんですが、あくまで昔のGOLF IIIの時代の話です。GOLF IVにMC前の固体で生産ラインも安定していたはずなんですが、いやぁ、これも5年越えてからトラブル続発w。一番グレードの低い(要は本国仕様に一番近い)のを選んで買いましたが3年目にATトラブルで高速で3段に固定しヒヤッとしましたし、5年以降は、お約束の窓オチ、車検直後にいきなりエンジンストールおこしたりというのが続発。で、GOLFだけかと思ったら、もう少し後に買った妹のVW車も(形式忘れたw)、高速で一定速度で巡航中にいきなりエンジンストールで後続車に追突されそうになったりで、やっぱり故障率が高いなぁと思います。ちなみに妹の代車がVW のpoloでこいつが土砂降りの中、エンジンストールしたので妹が激怒りしてましたw どうもICの基盤がいきなりとぶようで予測不可能と、メカニックは言ってました。まあ、GOLFは向こうでは大衆車だしw、製品の問題か日本での整備性の問題か不明ですがね。
ただ、GOLFの低速での加速はやっぱり好きだし、ボディ剛性はがっちりしてますので、あのサイズの国産車を代車で借りたりすると怖くて仕方なかったです。ハンドリングもアンダー抑えてたし、新車の頃は段差もピッチもがしっと抑えてましたしね。そういう意味では、なんとなくプリウスG'sは試乗したときに、GOLF IIIを思い出しました。多分、車のトラブルはいやだけどボディ剛性の高い車がお好きな方が選んでるのかなぁという気がします。てか、剛性感で選ぶ時点でエンスーな方が多いかと。
で、本家のGOLF VIIもでて随分悩んだんですけどねw できはいいのはわかっているし乗って楽しいのは重々知っているのですが、以前のトラウマがねぇw。GOLF IVのときにみたエンジンルームの再生プラスチック感が半端なかった記憶があるので、ターボ付のVII、その耐久性が日本の暑い夏でどうなのか、ちょっと心配だったのもあったので見送りました。まあ、杞憂なんでしょうけどw
ということで、ノリ味としては、トルクの出方も実用車として面白い味付けをプリウスにしてるなぁと思いました。多分、このあたりは車がある程度好きな人の(維持費以外での)感想かと。福野さんの本読んでるとプリウスのパッケージング(というかプラットホーム)を絶賛してますね。エンジンレイアウトなどはGOLFをお手本にされているとか。
と、ここまでは「いい車」としてのプリウスの売れ方をちょっと考えてみたんですが、カローラを撃墜してしまったプリウスの訴求力は、車好き以外の人にもあるんじゃないか、次のエントリーはそんな四方山話を書いてみたいと思います。
Posted at 2015/08/30 12:59:00 | |
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